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鎌倉街道・上道(かみつみち)を歩く 第5回 用土~男衾 2022年8月10日 [旧街道を歩く]

鎌倉街道・上道(かみつみち)を歩く 第5回 用土~男衾 2022年8月10日
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畠山重忠公記念公園の重忠像

前回、用土まで歩いたのは、3月30日だった。実は4月2日に二階の廊下でふらつき、とっさにトイレのドアに手をついた。たまたまドアが開いていたので、思いっきりしりもちをつき、結局肋骨に皹が入ることになり、暫く痛くて歩けなかった。
で、実に五か月余ぶりの鎌倉街道歩きだった。一日20㎞前後を無理して歩くので、またぶり返したらとの不安があってなかなか歩けなかった。
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JR用土駅

青梅駅から八高線に乗り継いで、前回の到達地点のJR用土駅に7時50分着。駅を出てすぐ左手に応和年間(961~964年)創建の諏訪神社。
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諏訪大社

国道175号線を突っ切って、四つ目の角を左に行くと高台の大きな家の下に「用土城址」の碑がある。隣接して「用土城懐古」の漢詩石碑も。
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 戻って175号線を南下。八高線の鎌倉街道踏切を渡り、しばらくいくと信号の十字路石垣の上に庚申塔や石塔。八幡神社の入り口に大きな鎌倉街道案内板がある。
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八幡神社と鎌倉街道案内板

 秩父鉄道や国道140号線を突っ切り、荒川の手前の道にホテルMOMAの近く、ヤマダ電機の手前に「於茶々が井戸(おちゃちゃがいど)」がある。鎌倉街道沿いに栄えた茶屋跡で美人の看板娘の名前を採ったとか。この周りはラブホテルが多数。このあたりまで曇り空で歩きやすかった。朝4時半に朝食をとったので、9時半頃お腹がすいて140号線沿いの「道の駅はなぞの」併設にファーミーカフェFARMY CAFEに入り、BBQカレー深谷キャンプセット(りんごジュース)を食べた。
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「道の駅はなぞ」の併設のカレー屋で

国道296号線の突き当りを右折してすぐに大谷石塀に囲まれた室町時代の「川端宝きょう印塔」
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。荒川に架かる花園橋を渡ると右折道で橋下に降りる。八幡塚碑に立ち寄って河原の川越岩、獅子岩を見に行く。
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八幡塚
川に近い道からは、深い藪でなかなか川へ近づけない。古い踏み跡を捜してようやく獅子岩の写真撮影に成功。関越道の手前に「鎌倉街道道標」、河原へ行く道がなんとか確認。
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「鎌倉街道道標」

暑さに耐えきれず、水路の水を浸したタオルを頬かむりにして歩いた。関越道を突っ切って11時半に「畠山重忠公史跡公園」に到着。鎌倉幕府の重臣畠山重忠の父重能(しげよし)が築いた畠山館跡。重忠はここで生まれ、産湯の井戸、愛馬を背負う重忠の像、重忠の墓がある。東屋で靴を脱ぎ、足を休ませ横になった。
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産湯の井戸

600mほど先に平安時代の創建で後に菩提寺となった満福寺、秩父の椋神社を勧請した井椋神社・鶯の瀬碑がある。
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満福寺
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井椋神社

県道81号線で西へ、1200年の歴史ある普光寺へ。山門くぐってすぐ左手に古塔群が。大同4年(809年)開山慈門と読めるものも。
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住職の話によると本殿の裏にあった杉林が旧街道で、危険になったので切り倒したと。鎌倉街道道標があるのみ。ここで住職に麦茶をいただいた。このあたりはすでに疲労困憊で・・・。出雲乃井波比神社に立ち寄り14時25分に東武東上線男衾駅へ。
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伊波比神社

八高線へつながる寄居へ着いたのが、15時。JR八高線の寄居駅発は、なんと16時33分で、90分の待ち時間だ。仕方なく駅ホームの屋根付き待合所のベンチで昼寝して時間待ちをした。約22㎞3万5千歩歩いた。

☆鎌倉街道を歩く 第2回 高崎~山名 https://hide-tabi.blog.ss-blog.jp/2022-02-28
☆「多拠点生活」ADDressを試してみる! https://hide-tabi.blog.ss-blog.jp/2021-10-24
☆過去に旅した印象深い景を描こう!シルクロード、スペイン巡礼を。
 https://hide-tabi.blog.ss-blog.jp/2021-10-03
☆エッセイ温泉夜話 https://hide-tabi.blog.ss-blog.jp/archive/c35629-1
☆スペイン「聖地サンティゴ巡礼」の旅 2012年12月~2013年7月15日の記録
 https://hide-tabi.blog.ss-blog.jp/2017-07-20
☆シルクロード・敦煌の莫高窟、鳴沙山、月牙泉へ。https://hide-tabi.blog.ss-blog.jp/2019-10-22
☆信州・白馬温泉に長期滞在し、ハイキング三昧へ! https://hide-tabi.blog.so-net.ne.jp/2019-06-14
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☆インドネシア滞在の旅 出国審査で「違法滞留」https://hide-tabi.blog.so-net.ne.jp/2018-07-01
☆奄美大島へ友人と古民家探しに行く!http://hide-tabi.blog.so-ne.t.ne.jp/2017-12-28
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☆四国歩き遍路 第1番・霊山寺~第6番・安楽寺http://hide-tabi.blog.so-net.ne.jp/2017-03-25
☆北国街道を歩く 軽井沢追分宿からの挑戦!http://hide-tabi.blog.so-net.ne.jp/2016-08-12
☆旅と温泉の情報室 http://aspa.starfree.jp/
☆マツノヒデマサの旧街道を歩く旅 http://aspa.starfree.jp/tabi/nikko/index.html
★スペイン聖地サンティゴ巡礼を歩く 初日サン・ジャン・ピエ・ド・ポーから
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☆海外温泉入浴珍道中 http://aspa.starfree.jp/junyoku/matsuno.htm
☆旅と温泉の思い出ショップ http://aaspa.web.fc2.com/shop/
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ライフワークのひとつ「旧街道歩き」の負の遺産 [旧街道を歩く]

ライフワークのひとつ「旧街道歩き」の負の遺産

私は見た目には健康そのものとみられているが、実はいろんな病気や後遺症を持っている。特に後遺症について「旧街道歩き」が原因でいまだにその影響を受けている。

〇2001年9月1日~2005年7月27日にかけて、旧中山道六十九次を歩きつないだ。
仕事が忙しかった時期で、定期的には歩くことができなかった。2001年12月15~16日、望月から和田への第9回の時、芦田宿の金丸土屋旅館に泊まり、翌日笠取峠の九十九折の道を下り、藪の近道を降りた時に蔓に左足をひっかけて思いっきり倒れた。両手を開いたまま全体重がかかったまま地面に突いた。その時に、両手両足の第一関節を痛めたらしい。
左ひざはズボンが破れて膝は血がにじんでいた。
 両手両足の第一関節の痛みは、暫く感じなかったが、そのうち寒い時期に痛みを感じ、10年前から力を込める時に痛みを感じた。また、きつい空き缶の蓋を開けられないとか、思い鍋などを長く持っていられないとかの症状を感じ始めた。
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金森 達 画

旧中山道六十九次を歩く第1回~23回 http://aaspa.web.fc2.com/nakasendo/index.htm
第9回 旧中山道六十九次を歩く 望月から和田宿
http://aaspa.web.fc2.com/nakasendo/nakasendo-9.htm

〇2012年6月~スペイン聖地「サンチティアゴ巡礼」の旅
リタイア後、ライフワークの延長で、スペイン聖地「サンチティアゴ巡礼」の旅に出かけた。約800㎞を35日間で歩きとおした。フランスのサン・ジャン・ピエ・ド・ポーからピレネー山脈のイバエスタ峠(標高1450m)を越えるのだが、初日から4日間雨続きだった。
日本で購入した最軽量の傘を持参していたので、初日は豪雨だったのでポンチョを着た上にその傘を差し続けていた。左手のひじの痛みに気が付いたのは2日目の夜だった。それ以降、毎日の洗濯の時に、タオルや洗濯物を絞ることができずに困り、工夫して逆に絞ると痛みがないことに気づいた。帰国してから、整形外科でリハビリに通い、痛みが取れるまで半年かかった。もう一つ気づいたことに、左の足首から下に冷えが感じられ、寒い時期には手を添えていないととても冷たい、寝る時も左足に靴下を履くようになった。整形外科に見てもらうと、足首から下も通常通りに足の体温に異常ないといわれた。35日間毎日25㎞歩き続けたことで、とても負担がかかり、足首から下と脳との間の神経に異常があるのだと思う。精密検査をしたらどうかと言われたが・・・。日常的に今でも冷え性の感覚で、冬には痛いほどの冷たさを感じる時もある。
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スペイン聖地「サンチティアゴ巡礼」筆者撮影

スペイン聖地「サンチティアゴ巡礼」の旅
https://hide-tabi.blog.ss-blog.jp/2017-07-20
スペイン聖地「サンテイィゴ巡礼」の旅 4日間雨続き・・・。
https://hide-tabi.blog.ss-blog.jp/2013-06-21

〇 2013年11月、リタイア後にたまたま家族のもめごとで、家出したことがある。私は購入したばかりのウインドウ8をトランクに詰めて、新幹線で「おんせん県大分」の別府にいった。駅前の公衆浴場の大広間に2泊滞在し、翌日ハローワークと不動産屋へ。すぐに温泉付きの賃貸アパートを借りて大分市に住民票を移し、問題が解決するまで4か月住むことになった。その間に「温泉巡り」と「旧街道歩き」を探り、大分から熊本までの豊後街道(殿さま道)を歩きつないだ。宮地のユースホステルに宿泊し、翌日夜明け前に出発し、前日歩いた到着地点まで戻り、そこから歩いた。暗ければ時間調整できると踏んだ目印のファミレスのジョイフルの開業時間が午前10時からと知り、予定変更を余儀なくされ暗がりの中、二重峠への石畳の道を歩き始めた。前方に白っぽい案内板らしきものを目指して、カメラを構えて前進し、シャッターを押した瞬間、どっと落下した。深さ1.5mほどの小さな川に落ちたのだった。瞬間暗がりの中、手探りで壁に囲まれていることを知り、ようやく這い出した。人と出会うことがないかもしれない石畳の道を歩くのは危険と、遠回りだが車道を予定どうり歩20㎞き続けた。帰宅した翌日、胸部が痛くてベッドで動けなくなった。近くの整形外科で「胸椎圧迫骨折です」と告げられた。幅広のコルセットをつくり24時間1か月ほどつけていた。半年ほど、寝起きに脊椎の痛みが走り、身長が1㎝縮んでしまった。
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第6回豊後街道を歩く 宮地(坂梨宿)かた豊後大津まで
https://hide-tabi.blog.ss-blog.jp/2014-01-18
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筆者撮影

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鎌倉街道・上道(かみつみち)を歩く  第4回 丹荘~用土 2022年3月30日 [旧街道を歩く]

鎌倉街道・上道(かみつみち)を歩く 
第4回 丹荘~用土 2022年3月30日
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八幡神社ー永承年間、奥州征伐に向かう源頼義・義家が戦勝祈願した

前回の地点JR丹荘駅に戻って第4回目の鎌倉街道歩き。
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JR八高線・丹荘駅

今回はほぼ国道254号線沿いに歩くことになる。8時35分に到着し、駅北側の踏切を渡り、西へ向かう。フジマートの信号を左折、道なりに歩く。
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後景には浅間山

 背には浅間山がくっきり。左右は野菜畑が続き、癒されているうちに老人ホームいろりの友を行き過ぎて、熊野神社まで時間を取る羽目に。
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伐られた大木の跡・ご神木だった?

 旧八日市の鎮守。南下して、中興の祖が植えたカヤ(飛龍の榧)の巨木で有名な龍清寺と江戸時代の国学者塙保己一(1746~1821年)旧宅へ。
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しばらく線路沿いに歩き、女堀川の雀の宮橋を渡り、長浜町(北)信号から鉄道を突っ切って、旧宿場へ。
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 明治27年に建てられた養蚕技術に貢献した「競進社模範蚕室」へ立ち寄る。煉瓦積みや高窓など建物に工夫あり。管理人の方に中を見るよう強く勧められたが、ハイキングシューズの紐を解く時間を惜しんで、お話だけを伺った。
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 近くに「久米六の井戸」がある。日蓮上人が流刑されたとき途中で出会い、帰依した児玉時国は、聖人から久米の称を与えられ、その後代々当主は「六右衛門」を引き継いだので久米六と呼ばれた。千年以上の水脈という。 
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 11時20分、児玉駅近くのレストランひら久でかつ重定食・アイスコーヒー付の昼食(880円)をとる。
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 信号「仲町」を前後して、延久2年(1070年)開創の実相寺には、文永2年(1265年)造立の阿弥陀一尊種子板碑がある。
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実相寺の阿弥陀一尊種子板碑
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高札場
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 新田義貞の鎌倉攻めなどで戦死した児玉党を弔うため救世観音を安置したという堂舎だった玉蔵寺。本尊の延命地蔵尊は運慶作と言われる。児玉党の領主・児玉時国が自らの館を廃して建てた日蓮宗の玉蓮寺。
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玉蔵寺
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玉蓮寺

永承6年(1051年)に欧州征伐に向かう源頼義・義家が斎場を築き、戦勝祈願した八幡神社へ。宝暦6年(1756年)築の厳かな髄身門。
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八幡神社の髄身門

 児玉中央病院の前を通過し、小山川沿いのこだま千本桜へ向かう。満開で観光客が続々と来る。
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 見馴川橋から土手を歩きガリガリ君の赤城乳業さくら工場へ出て国道254号。南下してすぐ、かつて樹齢400年の榎があった「広木一里塚榎跡」。文化4年(1807年)の馬頭尊が立つ。
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 そのまま国道を行くと、13時45分、鎌倉街道(上道・かみつみち)の案内板あり。信号のY字路をまっすぐ突っ切る道へ行くと、左にみか神社の大燈籠がある。
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 しばらく行くと志戸川に出るが手前を右折して川沿いに歩くと岩に囲まれた「さらし井戸」へ。
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さらし井戸

 奈良時代、織布を洗い晒すのに使われた井戸で、朝廷に献納された。さらに右手には、天平年間(729~749年)に創建された常福寺。戦国時代に武田氏と小田原北条氏の戦いで焼失。後に北条氏邦が再建。平安時代の阿弥陀如来百体観音で知られる。
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 志戸川に戻り駒衣(西)の信号を国道から離れた国道に並行する道へ。国道の駒衣の信号手前で、庚申塔や石仏群に出る。
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 この先も国道から離れた道へ。信号「天神橋」を左手へ、桜の花の普門寺前の県道175号線を行くとJR八高線・用土駅へ着く。
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 「用土駅入り口」信号についても駅が見つからず、先のセブンイレブンまで行って道を聞き、15時半に戻った。16時24分発の列車で、小一時間待つことに。ガイド本では約18.6㎞だが何度も道を間違えたりして、22㎞は歩いた。
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鎌倉街道・上道(かみつみち)を歩く  第3回 山名~丹荘 2022年3月16日 [旧街道を歩く]

鎌倉街道・上道(かみつみち)を歩く 
第3回 山名~丹荘 2022年3月16日
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旧鎌倉街道の名残・庚申山の鎌倉坂

 前回の到着地、上信電鉄の山名駅まで、八高線、上信電鉄利用で行く。東京・青梅駅を5時28分発という従来にない早い時間。で、山名駅着も8時35分と早い。
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上信電鉄山名駅

 駅を出てすぐの県道30号線を右折。郵便局を左折すると突き当りに高台寺。正慶2年(1333年)一鎮上人が開いた山名氏発祥の地、時宗ゆかりの寺で、本堂手前右手の堂舎に安山岩の一面を平らに加工して地蔵菩薩立像を線刻した石仏が収められている。
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地蔵菩薩立像を線刻した石仏

 寺を出た道を左折して道なりに30号線。鏑川橋を渡って右手に土手道をしばらく行く。
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 正面に平らな形の荒船山が見える。鎌倉街道と離れるが、ここからは古墳群を巡るルートになる。鎌倉武士も古墳とは知らずとも、間地かに見ながら鎌倉へはせ参じたのかもしれない。最初は6世紀後半に造られた石積の石室がみられる伊勢塚古墳。高さが1.2mほどで屈んで出入りに頭を石でゴツン。
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 次はドライブイン七興を目当てに七興山古墳へ。参考地図のローソンは、今はすでにない。全長150m、前方部、後方部の高さ16m、墳丘には五百羅漢が並ぶが、江戸時代に起きた村の争いで首が捥がれている。椿の大木から花が落ちていて感慨深い。墳丘には桜が植えられ、今はほんの一部だけ開花だが、満開時は素晴らしいだろう。
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 皇子塚古墳を左手に見て埋蔵文化財収蔵庫の藤岡歴史館へ。白石古墳群の出土品や埴輪が常設展として無料で展示。最後は5世紀前半に造られた全長155mの白石稲荷山古墳。墳丘は三段で、上段と中段の斜面には、葺き石、各段の平面には埴輪が巡っていた。
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藤岡歴史館
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 周りは広い原っぱでは、園児たちが散歩中だ。頂上部で鏑川橋近くのセブンイレブンで調達した弁当を食べた。このあたりに食事処がないとの情報が役に立った。
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県道30号線に並行して歩き、「吉良上野介陣屋跡井戸」に立ち寄る。江戸時代、この白石地区は吉良家の所領で、吉良上野介義央(よしなか)を生んだ産湯の井戸だ。
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 11時半、般若寺と馬頭観音菩薩10番札所で、ボールペンを紛失した。何度も行き来しても見つからず、代わりのペンを求めて近くの工場・フユーチャーエナギー㈱に駆け込んだ。事情を話したら、気持ちよく創立記念日の立派なボールペンを提供してくれた。感謝です。
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上信越道をくぐる

 30号線を突っ切って、何度も道を聞きながら、千部供養塔へ向かう。上信越道をくぐって、1.5㎞先の千部供養塔にたどり着くまでに迷いに迷って1時間強かかった。目印は緑埜(みどの)クリーンセンター。千部供養塔は、天明3年(1783年)浅間山大噴火の様子と、降灰による凶作で高騰した物価状況を記した供養塔。噴火の9年後の建立だ。
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 鮎川に架かる緑埜橋を渡り、北野神社、茂木歯科医院、白山神社をえて標高189mの庚申山へ。
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北野神社
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庚申山
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 13時53分、峠の前後に鎌倉街道の名残の鎌倉坂が何カ所あるが、繋がっていない。峠を越すと庚申塔、右手に二十二夜塔。
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 右下は自動車教習所。14時12分、県道13号線に出て右折、じきに左折し葵八幡に向かう。途中、美九里小学校を通過するが、実は校庭が旧鎌倉道だとかで、正門すぐのところにその表示板がある。
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 小学校の裏手の神流川に向かったところに葵八幡があった。何人かの人に道を聞いた地元の方も知らなかった。
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社殿の左脇の板碑

 15時8分、相撲の祖である野見宿禰(のみのすくね)を祀り、境内に「土師の辻」と呼ばれる相撲の土俵がある土師神社へ。
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 近くに神流川西岸の河岸段丘を利用して造られた埴輪窯跡がある。昭和18年(1943年)と翌年の発掘で人、馬、家、太刀などの埴輪が出土した。
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 八高線を越して神流川にかかる727mの藤武橋(とうぶばし)を8分かかって渡る。
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片道1.5㎞迂回して藤竹橋を渡る

 「長浜」の信号を右折して、JR八高線丹荘駅へ向かう。かつては神流川を越えるに渡し船を利用したのだろうが、3㎞も迂回することになる。途中で駅への道を農家の方に聞いたら、送るという。歩きつなぐのが本旨なのだが、渡河するのに遠回りしていること、疲れもピークだったのと甘えることに。ブロッコリーの苗を積んだままの軽トラックで送ってくれた。今日は8時間以上、24㎞ほど歩いた。
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JR八高線丹荘駅

☆鎌倉街道を歩く 第2回 高崎~山名 https://hide-tabi.blog.ss-blog.jp/2022-02-28
☆「多拠点生活」ADDressを試してみる! https://hide-tabi.blog.ss-blog.jp/2021-10-24
☆過去に旅した印象深い景を描こう!シルクロード、スペイン巡礼を。
 https://hide-tabi.blog.ss-blog.jp/2021-10-03
☆エッセイ温泉夜話 https://hide-tabi.blog.ss-blog.jp/archive/c35629-1
☆スペイン「聖地サンティゴ巡礼」の旅 2012年12月~2013年7月15日の記録
 https://hide-tabi.blog.ss-blog.jp/2017-07-20
☆シルクロード・敦煌の莫高窟、鳴沙山、月牙泉へ。https://hide-tabi.blog.ss-blog.jp/2019-10-22
☆信州・白馬温泉に長期滞在し、ハイキング三昧へ! https://hide-tabi.blog.so-net.ne.jp/2019-06-14
☆ミャンマー最大の名所・仏教建築群バガンに来た! https://hide-tabi.blog.so-net.ne.jp/2019-02-15
☆インドネシア滞在の旅 出国審査で「違法滞留」https://hide-tabi.blog.so-net.ne.jp/2018-07-01
☆奄美大島へ友人と古民家探しに行く!http://hide-tabi.blog.so-ne.t.ne.jp/2017-12-28
☆危機一髪エッセイ http://hide-tabi.blog.so-net.ne.jp/2017-02-26
☆四国歩き遍路 第1番・霊山寺~第6番・安楽寺http://hide-tabi.blog.so-net.ne.jp/2017-03-25
☆北国街道を歩く 軽井沢追分宿からの挑戦!http://hide-tabi.blog.so-net.ne.jp/2016-08-12
☆旅と温泉の情報室 http://aspa.starfree.jp/
☆マツノヒデマサの旧街道を歩く旅 http://aspa.starfree.jp/tabi/nikko/index.html
★スペイン聖地サンティゴ巡礼を歩く 初日サン・ジャン・ピエ・ド・ポーから
 http://hide-tabi.blog.so-net.ne.jp/2013-06-19
☆海外温泉入浴珍道中 http://aspa.starfree.jp/junyoku/matsuno.htm
☆旅と温泉の思い出ショップ http://aaspa.web.fc2.com/shop/
☆おんせん県おおいたで、生活費1ヶ月6~7万円で過ごせるか挑戦中!第2弾
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鎌倉街道(上道)を歩く 第2回 高崎~山名 2022年2月23日 [旧街道を歩く]

鎌倉街道・上道(かみつみち)を歩く 
第2回 高崎~山名 2022年2月23日
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頼朝の右腕となった山名義範ゆかりの社

前回同様、JR八高線で前回歩いた終点地の高崎駅まで戻る。
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JR高崎駅
 9時10分、駅西口から直進し、「あら町」交差点を左折する。しばらく行って右折して観音通りをいくと興禅寺。
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興禅寺
 境内に梅の香りがする。市内最古の寺で新田義重の開基。元々は高崎城址辺りにあったというが、鎌倉街道に面した「境内古地図」があるというので、寺に所望したが公開していないとか。右手に烏川手前に慶長3年(1598年)、高崎藩初代藩主井伊直政が開いた龍廣寺。
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龍廣寺
 聖橋を渡る。正面に高崎観音が見える。左手川原に弘法大師が腰かけたという伝説の聖石と朱の鳥居が見える。
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聖橋
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聖石と朱の鳥居

 橋を渡るとすぐ左斜めの道へ行くと、平安時代の書物「延喜式」に載る高崎城主が造営した小祝(おぼり)神社。病気平癒や安産の御利益がある。
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 さらに直進して、右手奥には5世紀初めの首長の古墳とされる三島塚古墳。直径60m、高さ5.5mの大きな円墳。春には頂上の桜の花が見事だという。古墳の段下の端には大根が植えられていた。
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三島塚古墳  
 南西へ寺尾中を目指してゆく。手前で回り込んで、烏川沿いに上信電鉄線の踏切手前で砂利道の河原へ。上信電鉄線の陸橋をくぐり、木造りの佐野橋を渡る。
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 正面奥に赤城山、左手には榛名山や浅間山が見える。上越新幹線をくぐり突き当りの右角に文政十年(1827年)建立の万葉の歌碑「佐野舟橋」。
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 昔、烏川を挟んで両岸に朝日長者と夕日長者がいた。両長者の娘と息子は恋仲だが、親の反対で結ばれない。二人は両親が反対しても自分達の中は裂けない、と心中した。また、親が舟橋の橋板を外したことを知らず、恋仲の男女が渡ろうとして溺死したという説も。戻って新幹線沿いに南下して、謡曲「鉢の木」で有名な鎌倉武士の気骨を現す舞台となった常世神社。
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 神木は枯れ、伐られていた。江戸時代中期建立の鎌倉時代の歌人を祭った定家神社に出る。烏川畔の赤石は気づかなかった。
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上信越線「根小屋駅」の先を西へ登って約1㎞ゆくと上野三碑の一つ「金井沢碑」へ。
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金井沢碑(パンフレットから)

 飛鳥・奈良時代に造立された石碑で、日本国内では18例のうち群馬県高崎市域に三例の集中は珍しい。金井沢碑は、奈良時代神亀3年(726年)、三家(みやけ)氏を名乗る氏族が一族繁栄を祈るために造立した。ガラス窓からしか見ることができなく、写真撮影はガラスに反射したりしてよく撮ることができない。県道71号線に戻って、セブンイレブンの先の白髭神社前へ。
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 高崎駅で購入した駅弁「高崎だるま弁当」を食べた。上信電鉄高崎商科大学駅手前で、烏川川原に出て神龍石を見る。
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神龍石
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道祖神

 駅前に戻り、先の宝性寺の境内を突っ切った奥に小さな鹿島神社へ。古代の防人や武士は「鹿島立ち」といい鹿島神社に旅の無事を祈願してから出発した。
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 山名駅手前で右折して西へ約1・5㎞の7世紀に築造された直径15mの山上古墳、上野三碑の一つ山上碑に立ち寄る。
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山上地蔵尊

 山上碑は、天武天皇の時代(681年)に造立され日本最古の石碑。案内表示が少なくこれには迷った。地元の実家に来た
高崎駅近くに住む男性が一緒に案内してくれた。戻る途中に山ノ上地蔵尊、さらに下って山名八幡宮にたどり着いた。
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神門
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陰陽神木

 源氏の一族で、新田氏の祖・義重の子である山名義範が、安元年間(1175~1177年)に大分の宇佐八幡宮を勧請した。本殿の彫刻が素晴らしい。上信越山名駅から高崎駅でJR八高線に乗り換えて帰宅した。今回は約23㎞歩いた。
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上信電鉄山名駅

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2022年1月 鎌倉街道を歩き始める。中道を少し歩いて再検討した! [旧街道を歩く]

2022年1月 鎌倉街道を歩き始める。中道を少し歩いて再検討した!
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2021年11月下旬から、ADDress(定額全国住み放題)に登録し、多拠点生活を始めた。その一つに鎌倉のシェアハウスで一週間過ごして周辺を歩き回った。源氏山の外周を歩くハイキングコース、葛原岡・大仏ハイキングコースも歩いた。鎌倉街道上道の大仏切通を歩いて、鎌倉幕府の堅固な国づくりを想像することができた。
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大仏切通

この機会に「鎌倉街道歩き」をしようと思った。調べてみると鎌倉幕府と関東武士団を結ぶ「鎌倉街道」といっても、関東平野を縦断する主要幹線は、西から上道(かみつみち)、中道(なかつみち)、下道(しもつみち)の三本の道がある。鎌倉時代は800年以上も前の道で「幻の道」で、わずかな遺構しか残っていない。

2022年1月6日、二回目の鎌倉のシェアハウスに泊った時に、中道の鶴岡天満宮を出発して、巨福呂坂(こぶくろさか)、北鎌倉からJR大船駅近くの砂押川まで歩いて戻った。
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二の鳥居
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若宮大路・段葛
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三の鳥居
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大河ドラマ館
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鶴岡八幡宮
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巨福呂坂洞門
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高祖道元禅師顕彰碑
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建長寺
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円覚寺
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北鎌倉駅
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水堰橋碑
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茅葺の成福寺
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富士坂地蔵尊
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大船駅

資料は、平成10年発行の北倉庄一著「中世を歩く」、昭和56年刊は蛾善次郎著「旧鎌倉街道 探索の旅」などを参考にして、神奈川県の25000分の一地図にルートに印をつけてみた。旧道の遺構はほとんど残っていないので、旧道を捜しながら歩くのは、大変だと分かった。
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そこで方針転換!2019年刊、街道歩き委員会・内田晃著「40代からの街道歩き『鎌倉街道編』」
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の上州から鎌倉へ目指す、上道を歩くことに決めた。もうこの年で、旧道を捜しながら歩くのは、非効率的で、しかもブログに発信するには、私ならではの個性的なものにしたいので、ルートがはっきりしていること。歩く地図を見ながら歩けること、それで浮かした時間を歩く以外の興味をもったことに意識を向けられたらいいなと思う。つまり、「楽しく歩くこと」に注力したいのだ。
昔の武士になったつもりで、約248㎞を「すわっ、いざ鎌倉へ!目指すは鶴岡天満宮へ!」

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水戸街道を歩く⑨長岡宿~水戸まで。(最終回) 2021年8月23日 [旧街道を歩く]

水戸街道を歩く⑨長岡宿~水戸まで。(最終回) 2021年8月23日
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薬王院仁王門

長岡宿から水戸の備前橋までの最終回の日程だ。前回、道を間違えたので、すでに歩いた場所から1㎞ほど戻る形になる。青春きっぷを使って、青梅駅を6時09分発、水戸駅着は9時40分。水戸駅北口の関東鉄道バス案内で調べる。10時丁度の出発だが、目印の長岡小学校に近い停留場を運転手は知らない。バスに乗りながら、案内所でいただいたルート表と地図を照らし合わせて、結局「長岡坂下」で下車。
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 近くの家の方に聞いて、「長岡坂下」交差点から脇道を登るルートへ。左手に長岡小学校に位置する旧道で、県道40号線(内原塩崎線)らしい。みくらや衣料品店が、本陣だったらしいが、店の方は知らない。向かいにある「村社高岡神社」がなかなか立派だ。
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 さらに木村家住宅がある。茅葺屋根の木村家住宅は、江戸時代長岡宿の脇本陣で、問屋(人や荷物を輸送)や庄屋を務めていた。脇本陣は、大小名などが休泊した本陣の予備にあたる宿舎。当家は、安政4年(1857)の長岡宿の大火により消失、現在の建物はその後建設されたもの。
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 昔は手広くやっていた元クリーニング店のおばあちゃんと長話になる。曇りの予報に反して日が出てくる。中央線の編み棚に帽子を置き忘れていたので、熱中症対策に弱った。
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大きな門構えの家
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八塚稲荷神社

 八塚稲荷神社から11時17分、長岡十字路へ。この先6号線に合流、いくつかのラーメン屋を過ぎて左手の食堂「ごはんの店泰朋」でメンチ定食(750円)を食べる。
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 北関東自動車道「茨城東IC」を過ぎ、
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教習場の信号「吉沢」を右折して県道180号に旧道へ。
12時半、熱田神社へ。
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 岩沢郵便局で水道を使わせていただいた。これまでもずっと機会を狙っていたが、簡単に許可を得られそうなところを探していたのだ。濡れたタオルを頭からかぶって、鼻と首のところで結ぶ。ちょっと見た目には、怪しい人。昔ならコソ泥のいでたちだ。旧街道歩きで得た私の熱中対策の緊急措置だ。
13時、「吉田小南」信号すぐ左手に、金山稲荷神社。
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 左手に、木造三階建ての「さかなひとすじ魚いちず」。菊池モーターのY字路を左へいくとバス停に「一里塚三差路」の名がある。かつては目印だったのだろうが、今は名残がない。国道235号線を突っ切り、13時25分、薬王院へ到着。
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仁王門
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 静かな佇まいの名刹で、平安時代の大同2年(807年)桓武天皇の勅願によって伝教大師最澄が創建したと伝えられる。入母屋造り、銅板葺きの本堂は、室町時代の大永7年(1527年)に焼失したが、享禄2年(1529年)に再建された。江戸時代の貞享3年(1686年)に水戸藩主の徳川光圀によって大修理が行われた。昭和41年(1966年)6月11日に重要文化財に指定され、昭和43年(1968年)には解体修理が行われた。仁王門は、江戸時代建立・県指定重要文化財。寄棟造り萱葺き八脚門で、仁王像を安置している。松平亀千代丸五輪塔は江戸時代作・水戸市指定重要文化財。幼くして亡くなった水戸初代藩主徳川頼房の二男、松平亀千代丸の供養塔。
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 墓参りの車が時々来るだけで、観光客は皆無。歴史が古いだけに身が引き締まる思いだ。さらに北へ行くと日本武尊が東征の際にこの地(朝日山/三角山)で兵を休ませたといわれる吉田神社がある。
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 桜並木の高台からは、市街が一望できる。ここでタオルの二回目の水浴びをお願いする。
石段のすぐ下の三差路が旧道で、水戸街道の出入り口だった備前堀のたまげ橋へ行く。
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 江戸へ行く者たちを見送った場所だ。備前堀は、慶長15年(1610年)、湿地帯だったこの地と千波湖の氾濫を解決するために関東郡代伊奈備前守忠次が堀を開いた。たまげ橋を渡り水戸街道の執着地である右手の本町へ。かつてはここに二軒の問屋場と本陣が置かれていた。今は水辺公園として整備され、柳並木が優雅な風情を醸し出している。
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JR水戸駅

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旧街道歩きの履歴・これまで歩いた旧街道の目次 [旧街道を歩く]

旧街道歩きの履歴・これまで歩いた旧街道の目次

1999年4月下旬、カタクリの花で知られる奥多摩・御前山へ登った。若いころから登山を子、一応「百名山」を目指していた。バス停のところから二時間歩いた時、足が上がらなくなりショックで戻ることにした。もうすぐ50歳になるところで、足が衰えたことを思い知らされた。しばらく歩くのをやめた時、目覚めると左の手指が痺れたので、すぐに整形外科に行った。レントゲン写真を撮り、頚椎損傷だと診断。かなり前からだと知った。登山でいくらか持っていたのが、辞めた途端耐えられずに症状が出たらしい。やはり歩けなければと思った。それがきっかけで、旧街道歩きに変更した次第。秋から冬になるので、寒さを考慮して旧東海道から歩きつなぐことにした。

水戸街道を歩く 日本橋から水戸まで。2020年12月23日~2021年8月 9回
https://blog.ss-blog.jp/_pages/user/auth/article/index?blog_name=hide-tabi&id=114340784

玉川上水・羽村堰から四谷大木戸までの43㎞を歩き繋ぐ! 2020年9月~
https://hide-tabi.blog.ss-blog.jp/2020-09-02

北国街道を歩く 2016年8月6日~2016年8月30日 8回
https://blog.ss-blog.jp/_pages/user/auth/article/index?blog_name=hide-tabi&id=114331506

秩父34札所巡礼を歩く 2014年10月25日~2015年1月3日
https://blog.ss-blog.jp/_pages/user/auth/article/index?blog_name=hide-tabi&id=114331767
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豊後街道を歩く 2013年12月13日~2014年3月1日 7回
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スペイン「聖地サンティゴ巡礼800㎞」の旅 2012年12月~2013年7月15日の記録 
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甲州街道を歩く 2011年5月22日~2012年8月26日 12回
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日光街道を歩く・奥の細道を歩く 2006年6月21日~2011年3月7日 52回
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奥の細道を歩く 金森 達 画

青梅街道を歩く 2002年6月9日~2003年5月4日 8回
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旧中山道六十九次を歩く 2001年9月1日~2005年7月27日 23回
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金森 達 画

旧東海道五十三次を歩く 1999年10月21日~2001年3月29日 24回
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金森 達 画

旧街道歩き閑話 http://aspa.starfree.jp/yawa/kyuukaidoukanwa.html
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水戸街道を歩く⑧石岡宿から水戸市・長岡宿まで。 2021年7月28日 [旧街道を歩く]

水戸街道を歩く⑧石岡宿から水戸市・長岡宿まで。 2021年7月28日
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茨城県最古の上溝桜・竹ノ原神社(竹原宿)

前回の水戸街道歩きからは、約2か月たってしまった。青春きっぷを利用できる時期でもあるので、残り32㎞ほどの最終回に1泊2日で行く予定で出発。前回石岡宿の案内所で聞いたら「石岡宿から水戸までは、JRからは遠く、バス便も悪く、宿泊所もない」と言われているので、今回は寺にでも頼み込んででもと覚悟しての寝袋持参だった。
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JR石岡駅

JR青梅駅の始発便で移動し、JR石岡駅には8時到着。JR常磐線に沿って北上し、「泉町」の陸橋を右折する。
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陸橋の歩道のタイル絵

 8時15分、勤労者青少年センター前の「石岡の一里塚」に着く。平成14年の台風により倒木し、平成20年に苗木を移植しての二代目だ。
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 県道52号線を北上、7号線と交差し、Y字の行里川を左折すると鷺ノ宮神社や「木造不動明王坐像」があり、旧家を思わせる家々。
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旧家か豪華な門構え

 再び52号線に出て「行里川北」を突っ切るとかつて、竹原宿があった竹原神社(天王社)とすぐ先に茨城県最古の上溝桜。神社の裏手に紫陽花の苗木か挿し木の苗床があった。
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 千住から15番目の宿場だが、本陣はない。国道6号線に合流し、竹原下郷、中野谷、中野谷北、美野里P、大曲三差路、堅倉中央へ。このあたりから桜並木の名残の古木がしばらく続き、日陰を作ってくれている。
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 堅倉三差路で左折するところをそのまま直進して、左手に小美玉市役所、「堅倉」周辺がかつての堅倉宿。貴布弥神社から6号線と別れ、しばらく県道59号線へ。
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貴布弥神社
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信号「堅倉」周辺

 堅倉から堅倉北にかけて、旅館が何軒かある。信号角の「かど屋」は黒瓦の木造二階建て、入口は格子戸、商人宿風で今も旅館を営んでいる。石船神社を直進して59号線と別れる、「小岩戸」で6号線を突っ切るが、途中、道祖神があって、何時ごろのものかをおばあさんに聞いた時、小岩戸を左折すると食堂があるとの情報。
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 旧道をそれて350mを行くと「かすみ食事処」を発見。歩きはちょっと逸れてもまだ同じ距離を戻らなければならないので、疲れているときはしんどい。
昼食は豚骨と鰹の濃厚だしつけ麺(680円)を食べた。評判の良い店らしく、どんどん客が来る。
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 12時に「小岩戸」に戻り、旧道へ。すぐ先に屋根付きの仏塔群と安政2年(1855年)刻の二十三夜塔。
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 さらに岩船神社、また立派な瓦屋根つき祠に三体の仏塔あり。
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 12時40分、愛宕神社・勝軍地蔵、さらに水戸家の専用旅館だったという天台宗法円寺で休憩。
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 このあたりでもう疲労困憊。しばらく行くと右手の「小幡城跡」看板につられて右折するが、結構遠いのであきらめる。6号線バイパス手前の清龍大権現前階段の日陰で休憩。このあたりから今日の宿を探した。小幡に主人の中村家が平将門の弟子孫だという中多屋旅館を知った。何度も連絡を取るが、3時過ぎまでとうとうつながらなかった。で、諦めてバスが通る地域までもう少し歩こうと決意。13時47分、「茨城東高校」手前左手に「千貫桜」の碑があった。ここはかつて桜の古木があり、義公(光圀)が愛でて「千貫の価値がある」と称賛されたという。
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14時、すぐに先の地下を通る東関東自動車道を通過。桜が丘団地入口でY字になり、右に行くところを左へ。これがコースを外れる基になった。国道6号線「小鶴西」を直進し、長岡のイオンタウンまで歩いた。このあたりが旧長岡宿だった。
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 ここから水戸駅までは約7㎞。小鶴西辺りからの正しい旧道を歩きなおさなければならない。市内のホテルに泊まり、食事代を含めると6~7000円はかかる。青春きっぷを利用しているので、遅くなっても家へ帰る選択をすることにした。朝自宅から戻るまでの距離は32㎞を越えた。日焼けも痛い。

☆水戸街道を歩く⑦土浦宿から石岡宿 https://hide-tabi.blog.ss-blog.jp/2021-05-25
☆水戸街道を歩く⑥牛久から土浦宿 https://hide-tabi.blog.ss-blog.jp/2021-03-25
☆水戸街道を歩く③松戸宿~小金宿~柏へ。https://hide-tabi.blog.ss-blog.jp/2021-01-10
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水戸街道を歩く⑦土浦宿から石岡宿まで。 2021年5月23日 [旧街道を歩く]

水戸街道を歩く⑦土浦宿から石岡宿まで。 2021年5月23日
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中貫宿本陣
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旧水戸街道の松並木

約二か月ぶりの水戸街道歩きになった。コロナ禍の緊急事態宣言が断続的に発令の中、流石に出にくかった。JR土浦駅に9時10分頃到着、亀城公園へ向かう。桜橋まで戻り、ここから出発。
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至る所、クランク状の町並みで、解りにくい。3階建ての土浦商工会議所を目印に訪ねる。近くでたまたま開店の準備をしていた前野呉服店で道を尋ねた。すぐに出てきてくれ「今年創業90年、三代目です」私が東京・青梅から来たというと「青梅の藍染の壺草園の商品を気に入って、私も身に着けているの。展示会もやるのよ」という。驚いた!壺草園は私の自宅から、わずか300mほどの距離にあり、よく知った仲だったからだ。記念写真を撮らせていただき、着物姿をデザインしたタオルと展示会のお知らせをいただいて別れた。
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前野呉服店(右・店主)
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前野呉服店
参考:壺草苑HP https://kosoen.com/

道なりに行き、月読神社を過ぎT字路を右へ。新川橋を渡り、商家風建物がある真鍋通りを抜け、125号線に。
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月読神社
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新川橋
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商家風建物群

土浦一高前を過ぎるとY字路手前に「旧水戸街道松並木」表示に出会う。わからず左手に行ったのが間違い。戻って右手に行くと見事な松並木。街道沿いに住む人に聞くと「昔からのは枯れてしまい、ずいぶん新しく植えたんだ」
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土浦一高前
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10時45分、左手に江戸・日本橋から20里で19番目の「板谷の一里塚」右手は塚のみ。
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板谷の一里塚(左)
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板谷の一里塚(右)
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しばらくずっと鴬の鳴き声に励まされて歩く。6号バイパス道を突っ切るように中貫宿へ。
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鹿島八坂神社
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安穏寺

家並みの門構えが豪華な家が続く。901年創建の鹿島八坂神社、安穏寺の正面に中貫宿本陣がある。元和元年(1864年)、天狗党の焼き討ちで焼失したが、すぐに再建され、取手宿、稲吉宿の本陣と並ぶ貴重な建築物だ。
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中貫宿本陣

6号線に合流し、11時40分「かすみ食堂」でランチに生姜焼き定食(650円)を食べる。出てから、この通りがグルメ通りだと知る。うどんの須田、松屋、ラーメン山岡家、マック、山田うどん、ゆで太郎・・・。
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12時30分、下稲吉一里塚。6号線と左へ離れて稲吉宿へ。
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稲吉宿本陣
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旅籠木村住宅

稲吉宿本陣と隣接して江戸期の水戸街道に残る唯一の旅籠木村住宅(旅籠皆川屋)がある。宿場には本陣を含め17軒の旅籠があった。香取神社、かすみがうら市役所を過ぎる。
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観音寺

田んぼや緑色の美しいレンコン畑がみられる。鎌倉末期の不動明王がある観音寺をすぎて国道6号線へ合流、14時に常磐道千代田石岡インター入り口を通過。
「新治小入り口」信号手前で休憩。恋瀬橋からは左手奥に筑波山が見える。
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恋瀬橋からの眺望

14時52分、石岡宿に入り国府公園へ。石岡宿は明治2年までは府中宿と呼ばれていた。隣接の入り口に「府中藩士の墓」がある佐竹氏ゆかりの寺「清涼寺」へ。
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清涼寺
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金毘羅神社

 まちかど情報センターで本陣や脇本陣跡を訪ねる。本陣はまちかど情報センターの南の「パンとケーキの店ヴィオレ」の付近らしいが今は表示もない。矢口平右衛門家が務めた。脇本陣跡は筑波銀行の信号を西へ入ったところらしいが、何も残っていない。概してこの町は、水戸街道に未練がないらしい。「まちなかの登録文化財」の建築50年たつ歴史的景観を保存する努力はしているようだ。丁子屋、福島屋佐藤店、久松商店、十七屋履物店、栗山呉服店、きそば東京店、喫茶店四季など。
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JR石岡駅
JR石岡駅へ向かい第7回目の水戸街道歩きを終了。

☆水戸街道を歩く⑥牛久から土浦宿 https://hide-tabi.blog.ss-blog.jp/2021-03-25
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