徳島県勝浦町滞在・第2報! 四国遍路1番~6番札所を歩く! 3.25 [旧街道を歩く]
徳島県勝浦町滞在・第2報! 四国遍路1番~6番札所を歩く! 3.25
お遍路・第5番札所地蔵寺の五百羅漢
勝浦町滞在は、すでに五日目。22日、人形文化交流館に行き、4月2日まで開催されている「元祖ビッグひな祭り」を見てきた。体育館のような広さの会場になんと3万体の雛飾り。房総の勝浦町の雛段が有名だが、実は徳島県勝浦町と姉妹町関係で、こちらが元祖で、房総の勝浦がこちらに見習って始めたことを知った。
さて、念願の四国八十八ヵ所、お遍路を始めることにした。23日、この地のバス始発7時40分に出て、徳島駅に9時10分に着いた。拙句「路線バス遍路乗り込む春の朝」「春遍路車中白衣着替えをり」JRに乗り継ごうとしたが、1時間以上も待たされる。結局、早いのはバス移動で9時55分発。時間調整でそごう5.・6階フロアの徳島市立図書館で各社新聞を読んで時間調整。
JR徳島駅前のバス停
JR坂東駅近くの第1番札所・霊山寺(りょうぜんじ)到着は10時45分。白衣(びゃくえ)・菅笠に金剛杖姿の巡礼さんがちらほら。入り口すぐにお遍路センターがあり、遍路に必要な用具や備品一式がそろう仕組み。私はすべてパスで、すぐ本堂へ。霊山寺は一番さんと呼ばれる「発願の寺」だ。仁王門入ってすぐの縁結び観音、十三仏、多宝塔をえて本堂へ参拝。本ご本尊は、弘法大師が霊場の開設・成就を祈願された。堂内部横で年配の女性がお賽銭らしき小銭を数えている様子。お参りの見えるところでのこうした仕事に違和感を覚える。必要な作業だろうが、時と場所を考えてほしい。拙句「そやなあの遍路飛び交ふ麗かし」「春遍路賽銭集め見てしまひ」俳句の投句箱があったので、2句投句した。
第1番札所・霊山寺(りょうぜんじ)
第2番札所・極楽寺は、霊山寺から約1㎞と近い。看板で「坂東が桃の里」だと知った。弘法大師は刻んだ阿弥陀如来はご本尊。樹齢1200年の弘法大師御手植えの長命杉、釈迦の足型(仏足石)、願掛け地蔵がある。本堂へ登り切った左手に満延2年(1862年)正月建立刻のある「百度石」碑。拙句「春彼岸極楽願ふ百度石」「荒ぶ幹長命杉や春遍路」
第2番札所・極楽寺
第3番札所・金泉寺までは約3㎞。水不足で悩む住民のために掘り、霊泉が湧き出た「黄金の井戸」八角形の観音堂は珍しい。源義経が屋島に向かう途中に立ち寄ったという。白装束のご夫婦の奥様が般若経を見ないで読経している姿を見た。外人のお遍路さんもランチを取っていた。今や四国霊場巡りは、国際化しているようだ。第4番へ移動する途中、岡上神社の明和5年(1788年)建立の石碑がある樹齢700年の大クス(根回り25m)に出会った。畏敬の念を抱かせる。
第3番札所・金泉寺
第4番への途中のへんろ道
第4番札所・大日寺まで約5㎞。朱塗りの山門・鐘楼門は豪華だ。1階は角柱で2階部分は丸柱という珍しい建築。本堂は工事中、覆いで覆われていた。弘法大師が自ら彫ったという大日如来像がご本尊。
大師堂と本堂をつなぐ回廊には、江戸時代、明和年間(1764~1772年)に大阪の信者が奉納した西国三十三か所の観音を安置している。
第4番札所・大日寺
第5番札所・地動寺までは、約2㎞。奥の院・五百羅漢堂は工事中で、大師堂と本堂をつなぐ五百羅漢は中央で塞がれているので、入館料は半額の100円。両側から、五百羅漢を見に行く。予想に反して等身大で鮮やかな原色着衣の羅漢様で驚いた。五百羅漢の段下に本堂と大師堂。ご本尊は勝軍地蔵菩薩。樹齢800年の大銀杏も豪快。12,000坪の広さの境内。
第5番札所・地動寺
ここから県道12号線に出て、すでに14時20分。お食事処「水源」で天ぷらうどん(@800円)を賞味。12号線に沿った北のへんろ道で、小学生が大きな荷を持って下校中。終業日だったのか。拙句「終業の荷の多き児や春曇り」
お食事処「水源」で天ぷらうどん
ところどころにある休憩所
二人連れの白装束の男女に追いつく。男性は65歳、北海道宗谷地方から、女性は国立から来たという。彼は何度目かの遍路で、次の安楽寺の駐車場にある小屋?でテント泊まり、女性は民宿に宿泊予定という。お遍路さんも大きな荷を背にさまざまな歩き方をしている。
第6番札所・安楽寺までは約5㎞。寺名は、温泉寺安楽寺。開基は阿波北方阿讃山麓の引野という村に昔から温泉があった。万時年間にここに移転した。社務所の女性に資料をいただいた。「弘法大師が温泉湯治の利益を伝えた珍しい旧跡」移転した後、近年に温泉が湧出し、宿坊もあり、宿泊者は霊泉に入浴できる。
第6番札所・安楽寺
社務所の二人の職員の方に、アクセスの相談をすると、東原バス停まで徒歩10分、7番札所に行かずに、ここで徳島駅へ行ったほうがいいのでは?との提案に従うことにした。
東原停留場を16時32分に出て、約1時間半かかりJR徳島駅へ。ここからさらに勝浦・久保の内下」に着いたのは、19時半すぎだった。もう真っ暗で宿へ行く近道が狭い急坂なので、スマホで照らしながらの帰宅だった。札所からJR駅までのアクセスが困難な場所で、この先は帰らずに、民宿などに泊まってのお遍路になるだろう。今日の歩数は、4万歩、約28㎞。
☆四国歩き遍路 第1番・霊山寺~第6番・安楽寺http://hide-tabi.blog.so-net.ne.jp/2017-03-25
☆北国街道を歩く 軽井沢追分宿からの挑戦!http://hide-tabi.blog.so-net.ne.jp/2016-08-12
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★スペイン聖地サンティゴ巡礼を歩く 初日サン・ジャン・ピエ・ド・ポーから
http://hide-tabi.blog.so-net.ne.jp/2013-06-19
☆海外温泉入浴珍道中 http://www.a-spa.co.jp/junyoku/matsuno.htm
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☆おんせん県おおいたで、生活費1ヶ月6~7万円で過ごせるか挑戦中!第2弾
http://hide-tabi.blog.so-net.ne.jp/2014-02-01
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お遍路・第5番札所地蔵寺の五百羅漢
勝浦町滞在は、すでに五日目。22日、人形文化交流館に行き、4月2日まで開催されている「元祖ビッグひな祭り」を見てきた。体育館のような広さの会場になんと3万体の雛飾り。房総の勝浦町の雛段が有名だが、実は徳島県勝浦町と姉妹町関係で、こちらが元祖で、房総の勝浦がこちらに見習って始めたことを知った。
さて、念願の四国八十八ヵ所、お遍路を始めることにした。23日、この地のバス始発7時40分に出て、徳島駅に9時10分に着いた。拙句「路線バス遍路乗り込む春の朝」「春遍路車中白衣着替えをり」JRに乗り継ごうとしたが、1時間以上も待たされる。結局、早いのはバス移動で9時55分発。時間調整でそごう5.・6階フロアの徳島市立図書館で各社新聞を読んで時間調整。
JR徳島駅前のバス停
JR坂東駅近くの第1番札所・霊山寺(りょうぜんじ)到着は10時45分。白衣(びゃくえ)・菅笠に金剛杖姿の巡礼さんがちらほら。入り口すぐにお遍路センターがあり、遍路に必要な用具や備品一式がそろう仕組み。私はすべてパスで、すぐ本堂へ。霊山寺は一番さんと呼ばれる「発願の寺」だ。仁王門入ってすぐの縁結び観音、十三仏、多宝塔をえて本堂へ参拝。本ご本尊は、弘法大師が霊場の開設・成就を祈願された。堂内部横で年配の女性がお賽銭らしき小銭を数えている様子。お参りの見えるところでのこうした仕事に違和感を覚える。必要な作業だろうが、時と場所を考えてほしい。拙句「そやなあの遍路飛び交ふ麗かし」「春遍路賽銭集め見てしまひ」俳句の投句箱があったので、2句投句した。
第1番札所・霊山寺(りょうぜんじ)
第2番札所・極楽寺は、霊山寺から約1㎞と近い。看板で「坂東が桃の里」だと知った。弘法大師は刻んだ阿弥陀如来はご本尊。樹齢1200年の弘法大師御手植えの長命杉、釈迦の足型(仏足石)、願掛け地蔵がある。本堂へ登り切った左手に満延2年(1862年)正月建立刻のある「百度石」碑。拙句「春彼岸極楽願ふ百度石」「荒ぶ幹長命杉や春遍路」
第2番札所・極楽寺
第3番札所・金泉寺までは約3㎞。水不足で悩む住民のために掘り、霊泉が湧き出た「黄金の井戸」八角形の観音堂は珍しい。源義経が屋島に向かう途中に立ち寄ったという。白装束のご夫婦の奥様が般若経を見ないで読経している姿を見た。外人のお遍路さんもランチを取っていた。今や四国霊場巡りは、国際化しているようだ。第4番へ移動する途中、岡上神社の明和5年(1788年)建立の石碑がある樹齢700年の大クス(根回り25m)に出会った。畏敬の念を抱かせる。
第3番札所・金泉寺
第4番への途中のへんろ道
第4番札所・大日寺まで約5㎞。朱塗りの山門・鐘楼門は豪華だ。1階は角柱で2階部分は丸柱という珍しい建築。本堂は工事中、覆いで覆われていた。弘法大師が自ら彫ったという大日如来像がご本尊。
大師堂と本堂をつなぐ回廊には、江戸時代、明和年間(1764~1772年)に大阪の信者が奉納した西国三十三か所の観音を安置している。
第4番札所・大日寺
第5番札所・地動寺までは、約2㎞。奥の院・五百羅漢堂は工事中で、大師堂と本堂をつなぐ五百羅漢は中央で塞がれているので、入館料は半額の100円。両側から、五百羅漢を見に行く。予想に反して等身大で鮮やかな原色着衣の羅漢様で驚いた。五百羅漢の段下に本堂と大師堂。ご本尊は勝軍地蔵菩薩。樹齢800年の大銀杏も豪快。12,000坪の広さの境内。
第5番札所・地動寺
ここから県道12号線に出て、すでに14時20分。お食事処「水源」で天ぷらうどん(@800円)を賞味。12号線に沿った北のへんろ道で、小学生が大きな荷を持って下校中。終業日だったのか。拙句「終業の荷の多き児や春曇り」
お食事処「水源」で天ぷらうどん
ところどころにある休憩所
二人連れの白装束の男女に追いつく。男性は65歳、北海道宗谷地方から、女性は国立から来たという。彼は何度目かの遍路で、次の安楽寺の駐車場にある小屋?でテント泊まり、女性は民宿に宿泊予定という。お遍路さんも大きな荷を背にさまざまな歩き方をしている。
第6番札所・安楽寺までは約5㎞。寺名は、温泉寺安楽寺。開基は阿波北方阿讃山麓の引野という村に昔から温泉があった。万時年間にここに移転した。社務所の女性に資料をいただいた。「弘法大師が温泉湯治の利益を伝えた珍しい旧跡」移転した後、近年に温泉が湧出し、宿坊もあり、宿泊者は霊泉に入浴できる。
第6番札所・安楽寺
社務所の二人の職員の方に、アクセスの相談をすると、東原バス停まで徒歩10分、7番札所に行かずに、ここで徳島駅へ行ったほうがいいのでは?との提案に従うことにした。
東原停留場を16時32分に出て、約1時間半かかりJR徳島駅へ。ここからさらに勝浦・久保の内下」に着いたのは、19時半すぎだった。もう真っ暗で宿へ行く近道が狭い急坂なので、スマホで照らしながらの帰宅だった。札所からJR駅までのアクセスが困難な場所で、この先は帰らずに、民宿などに泊まってのお遍路になるだろう。今日の歩数は、4万歩、約28㎞。
☆四国歩き遍路 第1番・霊山寺~第6番・安楽寺http://hide-tabi.blog.so-net.ne.jp/2017-03-25
☆北国街道を歩く 軽井沢追分宿からの挑戦!http://hide-tabi.blog.so-net.ne.jp/2016-08-12
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☆旅と温泉の思い出ショップ http://aaspa.web.fc2.com/shop/
☆おんせん県おおいたで、生活費1ヶ月6~7万円で過ごせるか挑戦中!第2弾
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