新穂高温泉 穂高荘ホテル山月へ泊まる奥飛騨の旅 2011.8.24~25 [温泉巡浴]
新穂高温泉 穂高荘ホテル山月へ泊まる奥飛騨の旅 2011.8.24~25
新穂高温泉 穂高荘ホテル山月 混浴露天風呂「山峡秀綱の湯」
ある団体の研修旅行の添乗で、東京青梅から奥飛騨温泉へ行く。午前中に、松本市内の保育園で研修し、同市内の本格的なフランス料理レストラン「ル・ブラン」で2,100円の洋食ランチをいただいた。なかなかの質とボリュームで感心した。
松本市 レストラン ル・ブラン
1階レストラン
洋食ランチの一部
二階レストラン
後は一気に新島々を経由して奥飛騨・平湯大滝公園へ行く。落差64mの大滝の近くまで駐車場から徒歩で片道15分。時間がないので片道100円の送迎バスを利用したが、終点から川原の遊歩道をさらに5分で大滝の目の前へ。水しぶきを浴びるほどの近くに行くとさっと冷気を感じる。
豪快な平湯大滝
バスターミナルの「アルプス街道平湯」には、ショッピングセンターやレストランの他、3階には源泉掛け流しの「パノラマ大浴場」がある。ここから30分で新穂高温泉の穂高荘ホテル山月へ。10年前にリニューアルした重厚なホテルだ。玄関入り口の樹齢500年の欅の大黒柱の太さにまず驚く。梁や天井の木も見事で、大黒柱は移築したという。今では全国を探してもこうした材木はもう手に入らないだろう。ロビーの脇には、熊の皮が敷かれた囲炉裏の間「飛騨の間」や中庭の錦鯉やしぶきをあげる滝が見られるロビーラウンジがある。照明を落として落ち着いた大人の雰囲気だ。
穂高荘ホテル山月の正面
重厚な木造りの玄関
玄関吹きぬきの天井
1階フロア・ロビーラウンジ滝見亭
囲炉裏の間「飛騨の間」
ラウンジから見た中庭
西の寮のお部屋は、10畳+3畳の和室バスト入れ付き。別館の茶寮庵は12.5畳+6畳(掘りこたつ)+3畳バストイレ付き。お茶受けにはふきのとう辛子味噌といかすみ大根。いかにも山塊の珍味。夕食は4階の大宴会場でいただいた。秘境ならではの山の幸が工夫された懐石料理で感動ものだった。
西の寮 和室
茶寮庵 和室
4階宴会場
夕食膳
夕食のデザート
源泉2本を持ち、湯量が豊富で、男女別の内湯・露天風呂の他に混浴の露天風呂「山峡秀綱の湯」や貸切露天風呂がある。混浴露天風呂は立ち上がると渓流が見え、青空に広がる雲の流れが美しい。男女別の入り口、更衣室から出入りし湯船で合流する。女性には「湯あみ着」を300円で貸し出している。姉妹館の山のホテルのお風呂も利用でき、送迎バスが運行されている。
大浴場更衣室
大浴場内湯
露天風呂
翌日の朝食はホウ葉みそなどや野菜や豆腐の蒸し物など、食事は最大のおもてなし。従業員の本気な接待姿勢が感じられないのは、地元の方の特性なのか?宴会場でのおばあちゃん仲居さんが、「足が弱くて・・・、ごめんなさいね」お客がおばあちゃん仲居の作業振りを心配顔で見ている。早朝は一時青空を見せたが、その後は霧雨だ。
朝食膳
新穂高ロープウェイ頂上部のライブカメラを見ると雨模様で視界不良。代替地として、高山丹生川の「飛騨大鍾乳洞 大橋コレクション」へ行くことにした。鍾乳洞は地下800mにも及ぶ大規模なもので、長い雨降りで雨雫が滴り落ちて、洞内で傘を差さなければならない。飛騨大鍾乳洞の発見者大橋外吉氏が収集したコレクションも見事なもので、感嘆の声が響く。2007年3月18日に4人組強盗が押し入り、約2億円の金塊が強奪されたことで有名だ。台形の金塊は、後にいくつかに分解されて発見されたが、容量は減っていた。その現物も展示されている。
飛騨大鍾乳洞
鍾乳洞の入り口
見学後は、平湯まで戻り、昨日のルートを逆戻りする。上高地の入り口を過ぎ、稲刻ダムを経由して安曇の村の駅「アルプスの郷」で昼食。地下一階の大ホールを貸切状態で用意していただいた。ここの自慢は、地元の食材・野菜や舞茸、豚肉など使った蒸し料理と地粉100%の蕎麦。
安曇の村の駅「アルプスの郷」での昼食膳
自慢の料理 蒸し物
松本インターから中央自動車道諏訪インターで降り、諏訪大社上社本宮へ。上社の手水場のそばに天然の温泉「明神湯」が湧き出る場所がある。諏訪大社秋宮にも天然の温泉が湧き出ている。流石に温泉の町だ。参拝はいつも近道の階段を登ってしまうが、今回はガイドさんが正規の参道を行ったらいかがですかと薦めてくれたので、御柱祭りの引き綱なども見ることができた。
明神の湯
御柱
文政12年(1829年)建立の入り口御門
参道にある引き綱などの展示
諏訪大社上社本殿
エッセイ「温泉夜話」 http://www.a-spa.co.jp/yawa/index.htm
温泉巡浴紀行http://www.a-spa.co.jp/junyoku/index.html
旧街道をあるく旅 http://aaspa.web.fc2.com/index-tabi.html
温泉グッズ 譲ります、譲ってください。http://www.a-spa.co.jp/mania/index.html
新穂高温泉 穂高荘ホテル山月 混浴露天風呂「山峡秀綱の湯」
ある団体の研修旅行の添乗で、東京青梅から奥飛騨温泉へ行く。午前中に、松本市内の保育園で研修し、同市内の本格的なフランス料理レストラン「ル・ブラン」で2,100円の洋食ランチをいただいた。なかなかの質とボリュームで感心した。
松本市 レストラン ル・ブラン
1階レストラン
洋食ランチの一部
二階レストラン
後は一気に新島々を経由して奥飛騨・平湯大滝公園へ行く。落差64mの大滝の近くまで駐車場から徒歩で片道15分。時間がないので片道100円の送迎バスを利用したが、終点から川原の遊歩道をさらに5分で大滝の目の前へ。水しぶきを浴びるほどの近くに行くとさっと冷気を感じる。
豪快な平湯大滝
バスターミナルの「アルプス街道平湯」には、ショッピングセンターやレストランの他、3階には源泉掛け流しの「パノラマ大浴場」がある。ここから30分で新穂高温泉の穂高荘ホテル山月へ。10年前にリニューアルした重厚なホテルだ。玄関入り口の樹齢500年の欅の大黒柱の太さにまず驚く。梁や天井の木も見事で、大黒柱は移築したという。今では全国を探してもこうした材木はもう手に入らないだろう。ロビーの脇には、熊の皮が敷かれた囲炉裏の間「飛騨の間」や中庭の錦鯉やしぶきをあげる滝が見られるロビーラウンジがある。照明を落として落ち着いた大人の雰囲気だ。
穂高荘ホテル山月の正面
重厚な木造りの玄関
玄関吹きぬきの天井
1階フロア・ロビーラウンジ滝見亭
囲炉裏の間「飛騨の間」
ラウンジから見た中庭
西の寮のお部屋は、10畳+3畳の和室バスト入れ付き。別館の茶寮庵は12.5畳+6畳(掘りこたつ)+3畳バストイレ付き。お茶受けにはふきのとう辛子味噌といかすみ大根。いかにも山塊の珍味。夕食は4階の大宴会場でいただいた。秘境ならではの山の幸が工夫された懐石料理で感動ものだった。
西の寮 和室
茶寮庵 和室
4階宴会場
夕食膳
夕食のデザート
源泉2本を持ち、湯量が豊富で、男女別の内湯・露天風呂の他に混浴の露天風呂「山峡秀綱の湯」や貸切露天風呂がある。混浴露天風呂は立ち上がると渓流が見え、青空に広がる雲の流れが美しい。男女別の入り口、更衣室から出入りし湯船で合流する。女性には「湯あみ着」を300円で貸し出している。姉妹館の山のホテルのお風呂も利用でき、送迎バスが運行されている。
大浴場更衣室
大浴場内湯
露天風呂
翌日の朝食はホウ葉みそなどや野菜や豆腐の蒸し物など、食事は最大のおもてなし。従業員の本気な接待姿勢が感じられないのは、地元の方の特性なのか?宴会場でのおばあちゃん仲居さんが、「足が弱くて・・・、ごめんなさいね」お客がおばあちゃん仲居の作業振りを心配顔で見ている。早朝は一時青空を見せたが、その後は霧雨だ。
朝食膳
新穂高ロープウェイ頂上部のライブカメラを見ると雨模様で視界不良。代替地として、高山丹生川の「飛騨大鍾乳洞 大橋コレクション」へ行くことにした。鍾乳洞は地下800mにも及ぶ大規模なもので、長い雨降りで雨雫が滴り落ちて、洞内で傘を差さなければならない。飛騨大鍾乳洞の発見者大橋外吉氏が収集したコレクションも見事なもので、感嘆の声が響く。2007年3月18日に4人組強盗が押し入り、約2億円の金塊が強奪されたことで有名だ。台形の金塊は、後にいくつかに分解されて発見されたが、容量は減っていた。その現物も展示されている。
飛騨大鍾乳洞
鍾乳洞の入り口
見学後は、平湯まで戻り、昨日のルートを逆戻りする。上高地の入り口を過ぎ、稲刻ダムを経由して安曇の村の駅「アルプスの郷」で昼食。地下一階の大ホールを貸切状態で用意していただいた。ここの自慢は、地元の食材・野菜や舞茸、豚肉など使った蒸し料理と地粉100%の蕎麦。
安曇の村の駅「アルプスの郷」での昼食膳
自慢の料理 蒸し物
松本インターから中央自動車道諏訪インターで降り、諏訪大社上社本宮へ。上社の手水場のそばに天然の温泉「明神湯」が湧き出る場所がある。諏訪大社秋宮にも天然の温泉が湧き出ている。流石に温泉の町だ。参拝はいつも近道の階段を登ってしまうが、今回はガイドさんが正規の参道を行ったらいかがですかと薦めてくれたので、御柱祭りの引き綱なども見ることができた。
明神の湯
御柱
文政12年(1829年)建立の入り口御門
参道にある引き綱などの展示
諏訪大社上社本殿
エッセイ「温泉夜話」 http://www.a-spa.co.jp/yawa/index.htm
温泉巡浴紀行http://www.a-spa.co.jp/junyoku/index.html
旧街道をあるく旅 http://aaspa.web.fc2.com/index-tabi.html
温泉グッズ 譲ります、譲ってください。http://www.a-spa.co.jp/mania/index.html
温泉夜話 外国の温泉切手のはなし [温泉マニア]
温泉夜話 外国の温泉切手のはなし
外国の温泉切手 金森 達 画
郵趣サービス社の雑誌「マガジンスタンプ」の中から、フランスで2011年3月28日に発行されたヨーロッパの首都シリーズ「ドナウの薔薇ブタペスト」を見つけた。ドナウ川流域で最も美しい街、ドナウの薔薇、ドナウの真珠ともいわれるハンガリーの首都ブタペストの4種類の切手の一つに「セーチェ二温泉(ヨーロッパ最大の入浴施設)」があった。5年前に我ら夫婦で中央ヨーロッパに行った時に入浴した懐かしい宮殿のような温泉プールの絵柄だった。ブタペストは、市中に百余りの源泉があり毎日7千万リットルの湯量を誇る世界でも稀な「温泉都市」である。他にもないかと探したら、旧チェコスロバキアで1956年3月に発行された「温泉保養地4種」で、神聖ローマ帝国皇帝カルル4世にちなんだ温泉地カルロヴィ・ヴァリ、ラーズニェ・ポジェプラディ、マリアーンスケー他。ヨーロッパの温泉場は、17~19世紀にかけて王侯貴族達の社交場や療養地として地歩を築き、その建築物もその権威にふさわしい入浴施設が造られた。国境をこえて利用されてきたため、切手の発行にもその国際性が発揮されている。
他の国で探したら、韓国で切手の消印に用いられた郵便局の温泉マークの入った風景印を見つけた。逓信省の発表では、「南朝鮮の三代名刹の一、梵魚寺の山門と東莱温泉場」と説明されている。日本統治時代の1931年10月20日から釜山の東莱温泉、元山、朱乙、朱乙温泉、開城、慶州、仏国寺郵便局で開始された。京城(ソウル)での開始は11月1日だという。(以上は、内藤陽介氏のブログより)
「三国遺事」に683年の記事に新羅の宰相が東莱温泉に入浴し、王族がたびたび行幸に訪れたという歴史ある温泉、朱乙温泉は北朝鮮の温泉で、日本の別府温泉と並び称される湯量豊富な温泉である。
中国地上手配業者の紹介で、台湾の温泉切手を知ることとなった。4種セットで5元の「蘇澳冷泉」、5元の「陽明山温泉」、10元の「関子嶺温泉」、25元の台東の東の離島「緑島 海底温泉」の4種だが、私はかつて「関子嶺温泉」を除く温泉に入浴したことがあるので、とても懐かしい。特に離島緑島での何十年ぶりかのバイク乗りでの島一週観光には全身打撲のように疲れた思いがある。台湾も100ヶ所以上の温泉を数える温泉大国といえるほどの温泉の多いところだ。
温泉大国として日本は特別の密度で、温泉が存在し、国民が大変な恩恵を受けているのに温泉切手がほとんど無いのには、常々忌々しいと感じていたので、これらの温泉切手に触発されて関係者の猛省を促したい。日本温泉切手の話はかつて温泉夜話でも紹介している。http://hide-tabi.blog.so-net.ne.jp/2007-04-29
温泉切手を沢山発行して、海外からの温泉マニアを呼び込もうではないですか。
温泉夜話 ゲーテ、ベートーベンと温泉のはなし
http://hide-tabi.blog.so-net.ne.jp/2010-05-17
温泉夜話 別府温泉「別府八湯」切手シートのはなし
http://hide-tabi.blog.so-net.ne.jp/2010-04-17
温泉夜話 温泉課のある行政、市、町のはなし
http://hide-tabi.blog.so-net.ne.jp/2010-03-11
温泉夜話 全国唯一温泉のある百貨店のはなし
http://hide-tabi.blog.so-net.ne.jp/2010-02-18
温泉夜話 温泉巡浴1300湯達成を記念して
http://hide-tabi.blog.so-net.ne.jp/2009-09-30
温泉夜話 私の健康ダイエット法 飲泉・バナナ・自彊術(じきょうじゅつ)
http://hide-tabi.blog.so-net.ne.jp/2009-08-29
温泉夜話 ペットと泊まる温泉宿のはなし http://hide-tabi.blog.so-net.ne.jp/2009-07-08
エッセイ「温泉夜話」 http://www.a-spa.co.jp/yawa/index.htm
飲泉のすすめ http://www.a-spa.co.jp/shop/insen-susume.html
温泉水サーチhttp://www.a-spa.co.jp/onsen-shop/search.html
温泉巡浴紀行http://www.a-spa.co.jp/junyoku/index.html
旧街道をあるく旅http://aaspa.web.fc2.com/index-tabi.html
外国の温泉切手 金森 達 画
郵趣サービス社の雑誌「マガジンスタンプ」の中から、フランスで2011年3月28日に発行されたヨーロッパの首都シリーズ「ドナウの薔薇ブタペスト」を見つけた。ドナウ川流域で最も美しい街、ドナウの薔薇、ドナウの真珠ともいわれるハンガリーの首都ブタペストの4種類の切手の一つに「セーチェ二温泉(ヨーロッパ最大の入浴施設)」があった。5年前に我ら夫婦で中央ヨーロッパに行った時に入浴した懐かしい宮殿のような温泉プールの絵柄だった。ブタペストは、市中に百余りの源泉があり毎日7千万リットルの湯量を誇る世界でも稀な「温泉都市」である。他にもないかと探したら、旧チェコスロバキアで1956年3月に発行された「温泉保養地4種」で、神聖ローマ帝国皇帝カルル4世にちなんだ温泉地カルロヴィ・ヴァリ、ラーズニェ・ポジェプラディ、マリアーンスケー他。ヨーロッパの温泉場は、17~19世紀にかけて王侯貴族達の社交場や療養地として地歩を築き、その建築物もその権威にふさわしい入浴施設が造られた。国境をこえて利用されてきたため、切手の発行にもその国際性が発揮されている。
他の国で探したら、韓国で切手の消印に用いられた郵便局の温泉マークの入った風景印を見つけた。逓信省の発表では、「南朝鮮の三代名刹の一、梵魚寺の山門と東莱温泉場」と説明されている。日本統治時代の1931年10月20日から釜山の東莱温泉、元山、朱乙、朱乙温泉、開城、慶州、仏国寺郵便局で開始された。京城(ソウル)での開始は11月1日だという。(以上は、内藤陽介氏のブログより)
「三国遺事」に683年の記事に新羅の宰相が東莱温泉に入浴し、王族がたびたび行幸に訪れたという歴史ある温泉、朱乙温泉は北朝鮮の温泉で、日本の別府温泉と並び称される湯量豊富な温泉である。
中国地上手配業者の紹介で、台湾の温泉切手を知ることとなった。4種セットで5元の「蘇澳冷泉」、5元の「陽明山温泉」、10元の「関子嶺温泉」、25元の台東の東の離島「緑島 海底温泉」の4種だが、私はかつて「関子嶺温泉」を除く温泉に入浴したことがあるので、とても懐かしい。特に離島緑島での何十年ぶりかのバイク乗りでの島一週観光には全身打撲のように疲れた思いがある。台湾も100ヶ所以上の温泉を数える温泉大国といえるほどの温泉の多いところだ。
温泉大国として日本は特別の密度で、温泉が存在し、国民が大変な恩恵を受けているのに温泉切手がほとんど無いのには、常々忌々しいと感じていたので、これらの温泉切手に触発されて関係者の猛省を促したい。日本温泉切手の話はかつて温泉夜話でも紹介している。http://hide-tabi.blog.so-net.ne.jp/2007-04-29
温泉切手を沢山発行して、海外からの温泉マニアを呼び込もうではないですか。
温泉夜話 ゲーテ、ベートーベンと温泉のはなし
http://hide-tabi.blog.so-net.ne.jp/2010-05-17
温泉夜話 別府温泉「別府八湯」切手シートのはなし
http://hide-tabi.blog.so-net.ne.jp/2010-04-17
温泉夜話 温泉課のある行政、市、町のはなし
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温泉夜話 全国唯一温泉のある百貨店のはなし
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温泉夜話 温泉巡浴1300湯達成を記念して
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温泉夜話 私の健康ダイエット法 飲泉・バナナ・自彊術(じきょうじゅつ)
http://hide-tabi.blog.so-net.ne.jp/2009-08-29
温泉夜話 ペットと泊まる温泉宿のはなし http://hide-tabi.blog.so-net.ne.jp/2009-07-08
エッセイ「温泉夜話」 http://www.a-spa.co.jp/yawa/index.htm
飲泉のすすめ http://www.a-spa.co.jp/shop/insen-susume.html
温泉水サーチhttp://www.a-spa.co.jp/onsen-shop/search.html
温泉巡浴紀行http://www.a-spa.co.jp/junyoku/index.html
旧街道をあるく旅http://aaspa.web.fc2.com/index-tabi.html
第3回 旧甲州街道を歩く 府中~八王子 2011.8.7 [旧街道を歩く]
第3回 旧甲州街道を歩く 府中~八王子 2011.8.7
府中の馬場大門けやき並木に達つりりしい源頼義家像
2001年8月7日午前7時30分、京王線府中駅に降り立つ。甲州街道を歩く第3回目になる。馬場大門けやき並木の巨木が見事で、圧倒される。大国魂神社の表参道で、平安後期の康平5年(1062年)源頼家、義家父子が奥州の安倍一族の乱を平定した戦勝記念に千本のケヤキを奉納したのが始まりという。現在は70本ほど残っている。義家の銅像が建つ。前回、近くにあるかつて入浴したことのある府中駅前温泉「縄文の湯」に入浴にしようとしたが、小学生は入浴不可とかで銭湯に替えたいわくつきの温泉が目の前にある。
府中の馬場大門けやき並木
府中街道との交差点にあたる高札場跡前を通って、300mも過ぎると足利尊氏由来の高安寺がある。二階建ての山門が見事。片町2丁目の信号まで敷地が続く大変広い境内だ。本堂の裏には「弁慶の井」と呼ばれる井戸など弁慶伝説の話が多い。8時18分、国道20号線と合流した所に「本宿」の碑がある。熊野神社、火伏の秋葉神社に由来する常夜灯をえて、8時50分に谷保天満宮へ。
高札場跡
足利尊氏由来の高安寺山門
「本宿」の碑
熊野神社
秋葉神社火伏せの常夜灯
途中、民家の前に馬と牛をかたどった茄子と胡瓜で作った精霊馬(しょうりょううま)を見かけた。旧盆にはまだ早いが、この地区はこの時期なのだろうか。谷保天満宮境内には沢山の鶏が放し飼いで、遅い時間なのに盛んに鬨(とき)をあげている。石段を下って右手に拝殿がある。昔は南側に街道があったという。ここから3㎞もいくと「日野橋」だ。
精霊馬
谷保天満宮入り口
階段を下ったところの拝殿
なぜか鶏の放し飼い?
多摩川を渡る船の渡しは、現在の日野橋よりももっと手前だったようで、国立市石田の万願寺へ結ぶ渡しが使われた。日本橋から10里目の万願寺一里塚跡あたりである。日野の渡しは、今の立日橋辺りで江戸時代から鮎漁が盛んで江戸城へ納めていたという。さて、9時45分、甲州街道「日野橋」交差点を左折して日野橋を渡る。お腹がすいていたので、ファミレスでもあったら昼食にしようと炎天下を歩いていると、左手に「とんでん」が目に入る。10時10分、孫娘はうどん付きの天ぷら・握りずしと私は北海道ざるそばに生ビール、つまみにうなぎきも焼きをいただいた。汗が滴るところへ強冷房に突入したのでとても寒い。
元青柳村の常夜灯
現在の日野橋
「とんでん」で昼食にありつける
ここからは水に浸したタオルを頭からほおかむりにして歩き、涼を取る。格好などにはかまって入られない。身体、いや命が大事だ。「とんでん」を出て100mほどのはす向いに地蔵堂と馬頭観音、石仏群に出る。頭を切り取られた石仏もある。
地蔵堂と馬頭観音、石仏群
25分も歩くと日野宿本陣に着く。本陣・脇本陣の建物は、嘉永2年(1849)正月の大火で消失し、現在の脇本陣の建物は元治元年(1864年)に再建されたもの。3ヶ所残る甲州街道に現存する本陣建築の一つ。(他は小原宿本陣・下花咲宿本陣)当主佐藤彦五郎の妻は、土方歳三の姉で、長屋門の一室を剣術修行に供していたため、土方歳三を通じて近藤勇、沖田総司、井上源三郎らとの交流があった幕末歴史の舞台でもあった。入り口から通して襖や障子を開け放つと反対側の中庭が見えるというシンプルにして美しい建築物だ。
日野宿本陣
内部の広間
上段の間
国道対面に日野宿交流館があり、すぐ先には問屋場高札場跡の碑の場所に2階建ての日野図書館がある。輪業店の前で、さきほどボランティアガイドをしていた年配の男性が「なにか変わったことはないかね」と言葉を交わしていていかにも好奇心の強い人らしい発言が面白い。寛政12年(1,800年)に再建された八坂神社を過ぎて日野市街へ。JR線のガードをくぐる手前を左折して旧道を登る。しばらく長い上り坂、日野自動車工場前を通過、八王子へ入ってから道を北側へ間違えて遠回りをして八王子駅前「横山町」に到着。
本陣正面から、中庭まで通して見える
日野宿交流館
展示室の一部 日野の渡し舟
日野渡し船場の図
問屋場高札場跡にある日野図書館
寛政12年(1,800年)に再建された八坂神社
八王子市街地に天然の温泉「やすらぎの湯」があるので、料金が安ければ入浴したいと孫娘と向かった。ナトリウムー強塩化物泉の湯で、私が2003年1月に入浴した1,014湯目の温泉地だ。日曜日で入浴料金が大人2,000円と知り、諦めて銭湯を探した。
八王子市内「横山町」
八日町に破風造りの「福の湯」を見つけて入浴した。銭湯特有の壁画は、平成16年に描かれた野尻湖のようだ。浴槽は薬湯もり、今日は「薄荷湯(はっかゆ)」だった。私は北海道の北見市生まれで、一時は世界の薄荷生産の99%を生産していたという土地柄に育ったので、とても懐かしい。八日町の祭りがあるようで、いなせな半被の男5人がどっと入ってきたが、一人の背中一面が刺青だった。露天商の人たちだろうか。孫娘は女湯に一人だったので、周りのおばさんたちに「どこから来たの?」「誰と来たの?」「熱ければ水を入れていいのよ」「背中を流してあげようか」などと声をかけていただいたとか。この世の中、まだまだ人情が厚いのだなと思った。
銭湯「福の湯」入り口
浴室の壁画
更衣室
☆エッセイ温泉夜話 https://hide-tabi.blog.ss-blog.jp/archive/c35629-1
☆水戸街道を歩く⑦土浦宿から石岡宿 https://hide-tabi.blog.ss-blog.jp/2021-05-25
☆水戸街道を歩く⑥牛久から土浦宿 https://hide-tabi.blog.ss-blog.jp/2021-03-25
☆水戸街道を歩く③松戸宿~小金宿~柏へ。https://hide-tabi.blog.ss-blog.jp/2021-01-10
☆シルクロード・敦煌の莫高窟、鳴沙山、月牙泉へ。https://hide-tabi.blog.ss-blog.jp/2019-10-22
☆信州・白馬温泉に長期滞在し、ハイキング三昧へ! https://hide-tabi.blog.so-net.ne.jp/2019-06-14
☆ミャンマー最大の名所・仏教建築群バガンに来た! https://hide-tabi.blog.so-net.ne.jp/2019-02-15
☆インドネシア滞在の旅 出国審査で「違法滞留」https://hide-tabi.blog.so-net.ne.jp/2018-07-01
☆奄美大島へ友人と古民家探しに行く!http://hide-tabi.blog.so-ne.t.ne.jp/2017-12-28
☆危機一髪エッセイ http://hide-tabi.blog.so-net.ne.jp/2017-02-26
☆四国歩き遍路 第1番・霊山寺~第6番・安楽寺http://hide-tabi.blog.so-net.ne.jp/2017-03-25
☆北国街道を歩く 軽井沢追分宿からの挑戦!http://hide-tabi.blog.so-net.ne.jp/2016-08-12
☆旅と温泉の情報室 http://aspa.starfree.jp/
☆旧街道を歩く旅 http://aspa.starfree.jp/tabi/nikko/index.html
★スペイン聖地サンティゴ巡礼を歩く 初日サン・ジャン・ピエ・ド・ポーから
http://hide-tabi.blog.so-net.ne.jp/2013-06-19
☆海外温泉入浴珍道中 http://aspa.starfree.jp/junyoku/matsuno.htm
☆旅と温泉の思い出ショップ http://aaspa.web.fc2.com/shop/
☆おんせん県おおいたで、生活費1ヶ月6~7万円で過ごせるか挑戦中!第2弾
http://hide-tabi.blog.so-net.ne.jp/2014-02-01
府中の馬場大門けやき並木に達つりりしい源頼義家像
2001年8月7日午前7時30分、京王線府中駅に降り立つ。甲州街道を歩く第3回目になる。馬場大門けやき並木の巨木が見事で、圧倒される。大国魂神社の表参道で、平安後期の康平5年(1062年)源頼家、義家父子が奥州の安倍一族の乱を平定した戦勝記念に千本のケヤキを奉納したのが始まりという。現在は70本ほど残っている。義家の銅像が建つ。前回、近くにあるかつて入浴したことのある府中駅前温泉「縄文の湯」に入浴にしようとしたが、小学生は入浴不可とかで銭湯に替えたいわくつきの温泉が目の前にある。
府中の馬場大門けやき並木
府中街道との交差点にあたる高札場跡前を通って、300mも過ぎると足利尊氏由来の高安寺がある。二階建ての山門が見事。片町2丁目の信号まで敷地が続く大変広い境内だ。本堂の裏には「弁慶の井」と呼ばれる井戸など弁慶伝説の話が多い。8時18分、国道20号線と合流した所に「本宿」の碑がある。熊野神社、火伏の秋葉神社に由来する常夜灯をえて、8時50分に谷保天満宮へ。
高札場跡
足利尊氏由来の高安寺山門
「本宿」の碑
熊野神社
秋葉神社火伏せの常夜灯
途中、民家の前に馬と牛をかたどった茄子と胡瓜で作った精霊馬(しょうりょううま)を見かけた。旧盆にはまだ早いが、この地区はこの時期なのだろうか。谷保天満宮境内には沢山の鶏が放し飼いで、遅い時間なのに盛んに鬨(とき)をあげている。石段を下って右手に拝殿がある。昔は南側に街道があったという。ここから3㎞もいくと「日野橋」だ。
精霊馬
谷保天満宮入り口
階段を下ったところの拝殿
なぜか鶏の放し飼い?
多摩川を渡る船の渡しは、現在の日野橋よりももっと手前だったようで、国立市石田の万願寺へ結ぶ渡しが使われた。日本橋から10里目の万願寺一里塚跡あたりである。日野の渡しは、今の立日橋辺りで江戸時代から鮎漁が盛んで江戸城へ納めていたという。さて、9時45分、甲州街道「日野橋」交差点を左折して日野橋を渡る。お腹がすいていたので、ファミレスでもあったら昼食にしようと炎天下を歩いていると、左手に「とんでん」が目に入る。10時10分、孫娘はうどん付きの天ぷら・握りずしと私は北海道ざるそばに生ビール、つまみにうなぎきも焼きをいただいた。汗が滴るところへ強冷房に突入したのでとても寒い。
元青柳村の常夜灯
現在の日野橋
「とんでん」で昼食にありつける
ここからは水に浸したタオルを頭からほおかむりにして歩き、涼を取る。格好などにはかまって入られない。身体、いや命が大事だ。「とんでん」を出て100mほどのはす向いに地蔵堂と馬頭観音、石仏群に出る。頭を切り取られた石仏もある。
地蔵堂と馬頭観音、石仏群
25分も歩くと日野宿本陣に着く。本陣・脇本陣の建物は、嘉永2年(1849)正月の大火で消失し、現在の脇本陣の建物は元治元年(1864年)に再建されたもの。3ヶ所残る甲州街道に現存する本陣建築の一つ。(他は小原宿本陣・下花咲宿本陣)当主佐藤彦五郎の妻は、土方歳三の姉で、長屋門の一室を剣術修行に供していたため、土方歳三を通じて近藤勇、沖田総司、井上源三郎らとの交流があった幕末歴史の舞台でもあった。入り口から通して襖や障子を開け放つと反対側の中庭が見えるというシンプルにして美しい建築物だ。
日野宿本陣
内部の広間
上段の間
国道対面に日野宿交流館があり、すぐ先には問屋場高札場跡の碑の場所に2階建ての日野図書館がある。輪業店の前で、さきほどボランティアガイドをしていた年配の男性が「なにか変わったことはないかね」と言葉を交わしていていかにも好奇心の強い人らしい発言が面白い。寛政12年(1,800年)に再建された八坂神社を過ぎて日野市街へ。JR線のガードをくぐる手前を左折して旧道を登る。しばらく長い上り坂、日野自動車工場前を通過、八王子へ入ってから道を北側へ間違えて遠回りをして八王子駅前「横山町」に到着。
本陣正面から、中庭まで通して見える
日野宿交流館
展示室の一部 日野の渡し舟
日野渡し船場の図
問屋場高札場跡にある日野図書館
寛政12年(1,800年)に再建された八坂神社
八王子市街地に天然の温泉「やすらぎの湯」があるので、料金が安ければ入浴したいと孫娘と向かった。ナトリウムー強塩化物泉の湯で、私が2003年1月に入浴した1,014湯目の温泉地だ。日曜日で入浴料金が大人2,000円と知り、諦めて銭湯を探した。
八王子市内「横山町」
八日町に破風造りの「福の湯」を見つけて入浴した。銭湯特有の壁画は、平成16年に描かれた野尻湖のようだ。浴槽は薬湯もり、今日は「薄荷湯(はっかゆ)」だった。私は北海道の北見市生まれで、一時は世界の薄荷生産の99%を生産していたという土地柄に育ったので、とても懐かしい。八日町の祭りがあるようで、いなせな半被の男5人がどっと入ってきたが、一人の背中一面が刺青だった。露天商の人たちだろうか。孫娘は女湯に一人だったので、周りのおばさんたちに「どこから来たの?」「誰と来たの?」「熱ければ水を入れていいのよ」「背中を流してあげようか」などと声をかけていただいたとか。この世の中、まだまだ人情が厚いのだなと思った。
銭湯「福の湯」入り口
浴室の壁画
更衣室
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