中国東北(旧満州)地方の温泉巡り・その1.熊岳城温泉 [海外のはなし]
中国東北(旧満州)地方の温泉巡り・熊岳城、湯崗子、老鉄山温泉
その1 熊岳城温泉(ゆうかくじょう・シオンユエチャン)
鉄路局熊岳城療養院
2011年9月16日~19日にかけて、中国東北地方(旧満州)の温泉めぐりに出かけた。中国南方空港で大連に着いたのは、15時15分、タクシーに乗り換えて30分(30元)で大連駅に着く。大連駅からは17時01分発の急行列車に乗り込む。硬坐の2・3列並びの席で、窓側から小さいテーブルが出ている。金州、普蘭店、瓦房店で途中停車し4カ所目・熊岳城駅には、19時18分に到着、2時間17分の列車の旅だった。とにかく騒々しかった。子供が2時間も泣き続ける、大声で携帯電話を使用している。喧嘩をしているのかと思われるほどの剣幕で話している。時々車内につまみや飲み物売りが通る。18時過ぎには男性の大声の売り子で弁当が売られる。ご飯にエビの天ぷらなどのおかずが入り結構おいしそうだ。20元で売れている様子が無い。この急行列車の運賃が29元だからそれでも高いのか?持ち込みの大連蟹を老夫婦が長い時間食べていたり、大きなカップに入ったラーメンに湯を入れて通路を行き来している若い男性もいた。後でカレーの匂いがしたのでカレー味カップ麺だったか。19時には日が沈み、熊岳城駅周辺の店のネオンサインがにぎにぎしい。ここからタクシーで10分、予約したホテル、「熊岳城鉄路療養院温泉」へ行く。このホテルは、創業17年、熊岳城渡暇村温泉旅行社の創業20年に次ぐ。昭和6年版「温泉案内」で、旧満州の三大温泉の一つで「地は紗河々畔にあり、浴舎は丘陵を負い、池に面し周囲の展望がよい。日清の役の戦蹟で日露の役には傷病兵の療養所となったところである。」無色透明のアルカリ性泉。リウマチ、湿疹、ヒステリー、神経衰弱等に効能有。」「温泉ホテル」、「熊谷」の2軒の宿があったとされる。当時の写真には、送迎用の馬車が紹介されている。旧満州時代、日本人たちの保養地として砂風呂が有名だった。熊岳河の河床を掘るといたるところに湯が湧き出て、身体を砂に埋めて砂風呂で楽しんだという。ホテルの温泉はこの河床から引き湯している。20時過ぎのこの時間は、食事が終わっているとかで、荷物をB棟205号室において、またタクシーで駅前まで戻り、魚があるレストランへ入る。ガラスケースの中から、茄子の挽き肉詰め、サザエのような貝、豚肉に春雨、モツが入った鍋を食べる。注文がおかしかったのか、ハルオとかいうサザエ風の焼いたのが12個もきてしまったが平らげた。40元だった。
大連空港
夕食を食べにタクシーで熊岳城役まで戻る
レートは1元16・8円ほど。部屋に戻ると9時近く、すべての温泉施設は終了していた。翌日は9時からの営業だ。朝食の心配があったので、飲料水1・5元、パンとジュースを購入していた。部屋はシングルがなくツインで、ベットは寝るとぎしぎしと音がする。掛け布団は羽毛らしく薄いのだが暖かい。トイレとバスタブ付き浴槽は旧式だが、天然温泉が配湯されている。仕切のカーテンはなし、タオルとバスタオルはくすんでいる。
熊岳城温泉入り口
鉄路局熊岳城療養院の宿泊棟
ロビー
フロントに掲げられる料金表
ツインのお部屋
浴室とトイレ(浴室へは温泉が配湯)
洗面台
翌日5時40分ころから散歩にでる。このホテルの敷地は広く、入り口すぐ自動噴水のある池、後ろに著大な広告タワー、正面右に「山月楼」、奥に露天風呂棟、レストラン、左手正面に約25×30mの一度に100人が同時に入ることが出来る温泉プールなどの遊技施設「遊泳館」、「保齢球館」、その後ろに「日月楼」という3階建ての宿泊棟がある。中庭には、リハビリ用の平行棒、肩回し具などの運動具が設置されている。露天風呂棟の前には「豆製品加工所」があり、覗いてみると豆腐を作っているところだった。露天風呂の脇には、温泉の源泉井戸か?配湯パイプが2本出ていて、井戸に近づくと石油の匂いがする。
鉄路局熊岳城療養院の入り口
入り口の自動噴水池
遊泳館
遊泳館内部の温泉プール
隣接して、ボーリングやビリヤード、卓球場がある
露天風呂と内湯
露天風呂と内湯(パンフレットから)
露天風呂の隣には源泉口から配管が・・・。
中庭にはさまざまなリハビリ具がある。
外の通りへ出てみる。並びには、「温泉名閣 悦庭」「美式精装温泉貨宅」これは温泉付き高級住宅か?創業20年という古そうな建物の「温泉旅行社」など。
創業20年の温泉旅行社
大通りに右折すると大きな看板「天沐温泉」があり、それにつられて行ってみると、大きな温泉ホテルだった。ここが創業2年の天沐・菅口熊岳城温泉度假区「山水温泉」だ。宿泊料が580元という豪華なホテル。広い吹き抜けのロビー、敷地内に名前が「菊、松、竹」などの名を付けられた10ヶ所ほどの木造の個室温泉のようなものがある。垣根から覗いてみるとコンクリ作りの露天風呂もあった。一回りして、鉄路療養温泉に戻ると宿泊客も散策や運動したり、松葉杖をついた人たちも見えた。
どうせ温泉入浴するのなら、豪華な施設がよいと散策で行った山水温泉に行くことにした。入浴料金は200元。ロッカーに荷を置いて、体育館のような広さの大浴場へ行く。勿論水着着用だ。営業開始早々だが、観光バスで来た中国人の観光客でごった返ししている。露天風呂へ移動するが、今日はとても寒くバスタオルを肩に掛けながら、十数個はある湯船の梯子をする。散策の時に外側から見た木造の小屋は、趣向の異なった露天風呂と内風呂だったのだ。
天沐・菅口熊岳城温泉度假区入り口
中庭
宿泊棟の中庭
ロビー
敷地内の温泉案内図
客室(パンフレットから)
温泉プール(パンフレットから)
露天風呂の一つ
露天風呂(パンフレットから)
昭和初期ころの熊岳城温泉
パンフレットを一部いただいてそのホテルを後にした。中国語が全く通じずにパンフレットをいただくにも一苦労。ホテルの職員もパンフレットを請求されたことが無いのか、何か鍵を持って「ちょっとお待ちください」というようなそぶりをしてから10分後に分厚い豪華なパンフレットを二部持ってきた。それから、タクシーで紫金湾、熊岳古城門を見てから熊岳城駅に移動した。
紫金湾
熊岳古城門
エッセイ「温泉夜話」 http://www.a-spa.co.jp/yawa/index.htm
温泉巡浴紀行http://www.a-spa.co.jp/junyoku/index.html
旧街道をあるく旅 http://aaspa.web.fc2.com/index-tabi.html
温泉グッズ 譲ります、譲ってください。http://www.a-spa.co.jp/mania/index.html
その1 熊岳城温泉(ゆうかくじょう・シオンユエチャン)
鉄路局熊岳城療養院
2011年9月16日~19日にかけて、中国東北地方(旧満州)の温泉めぐりに出かけた。中国南方空港で大連に着いたのは、15時15分、タクシーに乗り換えて30分(30元)で大連駅に着く。大連駅からは17時01分発の急行列車に乗り込む。硬坐の2・3列並びの席で、窓側から小さいテーブルが出ている。金州、普蘭店、瓦房店で途中停車し4カ所目・熊岳城駅には、19時18分に到着、2時間17分の列車の旅だった。とにかく騒々しかった。子供が2時間も泣き続ける、大声で携帯電話を使用している。喧嘩をしているのかと思われるほどの剣幕で話している。時々車内につまみや飲み物売りが通る。18時過ぎには男性の大声の売り子で弁当が売られる。ご飯にエビの天ぷらなどのおかずが入り結構おいしそうだ。20元で売れている様子が無い。この急行列車の運賃が29元だからそれでも高いのか?持ち込みの大連蟹を老夫婦が長い時間食べていたり、大きなカップに入ったラーメンに湯を入れて通路を行き来している若い男性もいた。後でカレーの匂いがしたのでカレー味カップ麺だったか。19時には日が沈み、熊岳城駅周辺の店のネオンサインがにぎにぎしい。ここからタクシーで10分、予約したホテル、「熊岳城鉄路療養院温泉」へ行く。このホテルは、創業17年、熊岳城渡暇村温泉旅行社の創業20年に次ぐ。昭和6年版「温泉案内」で、旧満州の三大温泉の一つで「地は紗河々畔にあり、浴舎は丘陵を負い、池に面し周囲の展望がよい。日清の役の戦蹟で日露の役には傷病兵の療養所となったところである。」無色透明のアルカリ性泉。リウマチ、湿疹、ヒステリー、神経衰弱等に効能有。」「温泉ホテル」、「熊谷」の2軒の宿があったとされる。当時の写真には、送迎用の馬車が紹介されている。旧満州時代、日本人たちの保養地として砂風呂が有名だった。熊岳河の河床を掘るといたるところに湯が湧き出て、身体を砂に埋めて砂風呂で楽しんだという。ホテルの温泉はこの河床から引き湯している。20時過ぎのこの時間は、食事が終わっているとかで、荷物をB棟205号室において、またタクシーで駅前まで戻り、魚があるレストランへ入る。ガラスケースの中から、茄子の挽き肉詰め、サザエのような貝、豚肉に春雨、モツが入った鍋を食べる。注文がおかしかったのか、ハルオとかいうサザエ風の焼いたのが12個もきてしまったが平らげた。40元だった。
大連空港
夕食を食べにタクシーで熊岳城役まで戻る
レートは1元16・8円ほど。部屋に戻ると9時近く、すべての温泉施設は終了していた。翌日は9時からの営業だ。朝食の心配があったので、飲料水1・5元、パンとジュースを購入していた。部屋はシングルがなくツインで、ベットは寝るとぎしぎしと音がする。掛け布団は羽毛らしく薄いのだが暖かい。トイレとバスタブ付き浴槽は旧式だが、天然温泉が配湯されている。仕切のカーテンはなし、タオルとバスタオルはくすんでいる。
熊岳城温泉入り口
鉄路局熊岳城療養院の宿泊棟
ロビー
フロントに掲げられる料金表
ツインのお部屋
浴室とトイレ(浴室へは温泉が配湯)
洗面台
翌日5時40分ころから散歩にでる。このホテルの敷地は広く、入り口すぐ自動噴水のある池、後ろに著大な広告タワー、正面右に「山月楼」、奥に露天風呂棟、レストラン、左手正面に約25×30mの一度に100人が同時に入ることが出来る温泉プールなどの遊技施設「遊泳館」、「保齢球館」、その後ろに「日月楼」という3階建ての宿泊棟がある。中庭には、リハビリ用の平行棒、肩回し具などの運動具が設置されている。露天風呂棟の前には「豆製品加工所」があり、覗いてみると豆腐を作っているところだった。露天風呂の脇には、温泉の源泉井戸か?配湯パイプが2本出ていて、井戸に近づくと石油の匂いがする。
鉄路局熊岳城療養院の入り口
入り口の自動噴水池
遊泳館
遊泳館内部の温泉プール
隣接して、ボーリングやビリヤード、卓球場がある
露天風呂と内湯
露天風呂と内湯(パンフレットから)
露天風呂の隣には源泉口から配管が・・・。
中庭にはさまざまなリハビリ具がある。
外の通りへ出てみる。並びには、「温泉名閣 悦庭」「美式精装温泉貨宅」これは温泉付き高級住宅か?創業20年という古そうな建物の「温泉旅行社」など。
創業20年の温泉旅行社
大通りに右折すると大きな看板「天沐温泉」があり、それにつられて行ってみると、大きな温泉ホテルだった。ここが創業2年の天沐・菅口熊岳城温泉度假区「山水温泉」だ。宿泊料が580元という豪華なホテル。広い吹き抜けのロビー、敷地内に名前が「菊、松、竹」などの名を付けられた10ヶ所ほどの木造の個室温泉のようなものがある。垣根から覗いてみるとコンクリ作りの露天風呂もあった。一回りして、鉄路療養温泉に戻ると宿泊客も散策や運動したり、松葉杖をついた人たちも見えた。
どうせ温泉入浴するのなら、豪華な施設がよいと散策で行った山水温泉に行くことにした。入浴料金は200元。ロッカーに荷を置いて、体育館のような広さの大浴場へ行く。勿論水着着用だ。営業開始早々だが、観光バスで来た中国人の観光客でごった返ししている。露天風呂へ移動するが、今日はとても寒くバスタオルを肩に掛けながら、十数個はある湯船の梯子をする。散策の時に外側から見た木造の小屋は、趣向の異なった露天風呂と内風呂だったのだ。
天沐・菅口熊岳城温泉度假区入り口
中庭
宿泊棟の中庭
ロビー
敷地内の温泉案内図
客室(パンフレットから)
温泉プール(パンフレットから)
露天風呂の一つ
露天風呂(パンフレットから)
昭和初期ころの熊岳城温泉
パンフレットを一部いただいてそのホテルを後にした。中国語が全く通じずにパンフレットをいただくにも一苦労。ホテルの職員もパンフレットを請求されたことが無いのか、何か鍵を持って「ちょっとお待ちください」というようなそぶりをしてから10分後に分厚い豪華なパンフレットを二部持ってきた。それから、タクシーで紫金湾、熊岳古城門を見てから熊岳城駅に移動した。
紫金湾
熊岳古城門
エッセイ「温泉夜話」 http://www.a-spa.co.jp/yawa/index.htm
温泉巡浴紀行http://www.a-spa.co.jp/junyoku/index.html
旧街道をあるく旅 http://aaspa.web.fc2.com/index-tabi.html
温泉グッズ 譲ります、譲ってください。http://www.a-spa.co.jp/mania/index.html
第4回 甲州街道を歩く 八王子~高尾~小仏峠~相模湖 [旧街道を歩く]
第4回 甲州街道を歩く 八王子~高尾~小仏峠~相模湖
神奈川県で現存する本陣・小原宿本陣
2011年9月11日、八王子から相模湖方面へ向けて、第4回目の甲州街道歩きを実施する。先週の予定が大型台風で延期したのだが、今回は孫娘が予定があり同道できなかった。前日に小仏峠からの山道が歩けるのかが心配で、八王子観光協会に確認の電話を入れてみた。その途上に美女谷温泉がある。昔友人と日帰り入浴をこころみたが、宿泊客以外は入浴できずに未入浴のところだ。
6時にJR八王子駅着、前回確認できなかった「新町竹の鼻一里塚跡」にまず向かう。北口を直進し、天正18年(1580年)建立、昔は八日の市が行われ、今は西の酉で有名な市守神社の写真を撮ろうとして、小さな段差を踏み違え左足首を横にがくんと体重を乗せてしまった。4ヶ月前にくじいた同じところだ。「あっやった!」神経と筋肉をだまそうとすぐに軽いジョギングをして、痛めた足首を休めないようにして歩き続けた。痛みによっては、今日の歩きを中止しなければならない。「新町竹の鼻一里塚跡」は竹の花公園の中にあり、隣接して永福稲荷神社、境内には芭蕉句碑、江戸時代の力士像が建つ。戻って、甲州街道を西へと向かう。
西の酉で有名な市守神社
「新町竹の鼻一里塚跡」
永福稲荷神社
6時47分、追分を左折し旧道へ行く。八王子千人頭の一人石坂弥次右衛の墓がある門興岳寺を通過。千人町から並木町へ入り、国道20号線に合流。7時38分、JR高尾駅前を通過。このあたりで蕎麦屋などがないか探しながら高尾山口を通過。圏央道八王子南インター工事中を通過。このあたりで気がつけばよかったものを・・・。
八王子千人頭の一人石坂弥次右衛の墓がある門興岳寺
JR高尾駅
高尾山口
圏央道八王子南インター工事中
小仏峠方面の看板が出てくるものと思い込み、国道20号線をひたすら歩き続けた・・・・。9時23分、大垂水峠(ここから神奈川県)に着いて、下りが始まると、「いつ小仏峠の標識が出るんだ?」といよいよ怪しんだ。
8時30分 梅の木橋 「関東ふれあいの道」入り口 日本橋から54km
10時07分、千木良バス停、天下茶屋「弁天島温泉」で入浴することにした。九十九折の坂道を清流美女谷川側に降りたところに弁天島温泉がある。拙句「秘湯への小道どんぐりころころり」入浴料1,050円を支払って浴室へ。川原から湧出する源泉22度の弱アルカリ泉を加温した湯は、無色透明で無味。敷地が3千坪もあり、時期によりカタクリの群落が見ることができる。客室が11室あり、すばらしい景観が自慢の宿。すぐ先にある底沢バス停の処右手に「小仏峠まで3.5km」の標識が立っていた。小仏峠からの旧道はここへ出てくるんだ。
天下茶屋「弁天島温泉」
九十九折の坂道を降りて正面
玄関口
浴室入り口
渓流を眺められる浴室
底沢・「小仏峠まで3.5km」の標識
さらに進むと小原(おばら)宿の本陣が現存していて、無料で見学ができる。日本橋から9番目の宿場、神奈川県で残っている唯一の本陣建築物だ。参勤交代の折、大名などが泊まった格式のある宿屋で、大名が泊まった上段の間、畳敷きの厠も残っている。小原の名主を務めていた清水氏の家で寛永2年(1625年)以来、ここの名主兼本陣を務めていたという。400年前の建築物らしい。管理人の方と1時間ほど話をして「高尾から小仏峠経由の旧道はすばらしいから、旧道歩きには欠かせない」との話に、再度挑戦する決意ができた。11月3日に小原宿本陣祭りで、往時の風情を再現する大名行列が行われるので、そのときにあわせてこようと思う。
小原宿本陣正面
入り口の門
前庭から望む
玄関口
囲炉裏の間
座敷には、駕籠が展示
上段の間
二階から、階段を見下ろす
13時前にJR相模湖駅に到着する。甲州街道第4回目の歩きは、約22kmの行程だった。列車で高尾駅に戻り、「高尾の湯ふろっぴい」に入浴をしようとしたが、どこかの温泉をタンクローリーで運んだいわゆる「運び湯」だと知り、入浴を諦めた。左足首は、30分おきに痛みを感じたが、何とか予定の距離を歩きとおすことができた。明日以降の痛みが心配だ。
相模湖ダム
JR相模湖駅
☆エッセイ温泉夜話 https://hide-tabi.blog.ss-blog.jp/archive/c35629-1
☆水戸街道を歩く⑦土浦宿から石岡宿 https://hide-tabi.blog.ss-blog.jp/2021-05-25
☆水戸街道を歩く⑥牛久から土浦宿 https://hide-tabi.blog.ss-blog.jp/2021-03-25
☆水戸街道を歩く③松戸宿~小金宿~柏へ。https://hide-tabi.blog.ss-blog.jp/2021-01-10
☆シルクロード・敦煌の莫高窟、鳴沙山、月牙泉へ。https://hide-tabi.blog.ss-blog.jp/2019-10-22
☆信州・白馬温泉に長期滞在し、ハイキング三昧へ! https://hide-tabi.blog.so-net.ne.jp/2019-06-14
☆ミャンマー最大の名所・仏教建築群バガンに来た! https://hide-tabi.blog.so-net.ne.jp/2019-02-15
☆インドネシア滞在の旅 出国審査で「違法滞留」https://hide-tabi.blog.so-net.ne.jp/2018-07-01
☆奄美大島へ友人と古民家探しに行く!http://hide-tabi.blog.so-ne.t.ne.jp/2017-12-28
☆危機一髪エッセイ http://hide-tabi.blog.so-net.ne.jp/2017-02-26
☆四国歩き遍路 第1番・霊山寺~第6番・安楽寺http://hide-tabi.blog.so-net.ne.jp/2017-03-25
☆北国街道を歩く 軽井沢追分宿からの挑戦!http://hide-tabi.blog.so-net.ne.jp/2016-08-12
☆旅と温泉の情報室 http://aspa.starfree.jp/
☆旧街道を歩く旅 http://aspa.starfree.jp/tabi/nikko/index.html
★スペイン聖地サンティゴ巡礼を歩く 初日サン・ジャン・ピエ・ド・ポーから
http://hide-tabi.blog.so-net.ne.jp/2013-06-19
☆海外温泉入浴珍道中 http://aspa.starfree.jp/junyoku/matsuno.htm
☆旅と温泉の思い出ショップ http://aaspa.web.fc2.com/shop/
☆おんせん県おおいたで、生活費1ヶ月6~7万円で過ごせるか挑戦中!第2弾
http://hide-tabi.blog.so-net.ne.jp/2014-02-01
神奈川県で現存する本陣・小原宿本陣
2011年9月11日、八王子から相模湖方面へ向けて、第4回目の甲州街道歩きを実施する。先週の予定が大型台風で延期したのだが、今回は孫娘が予定があり同道できなかった。前日に小仏峠からの山道が歩けるのかが心配で、八王子観光協会に確認の電話を入れてみた。その途上に美女谷温泉がある。昔友人と日帰り入浴をこころみたが、宿泊客以外は入浴できずに未入浴のところだ。
6時にJR八王子駅着、前回確認できなかった「新町竹の鼻一里塚跡」にまず向かう。北口を直進し、天正18年(1580年)建立、昔は八日の市が行われ、今は西の酉で有名な市守神社の写真を撮ろうとして、小さな段差を踏み違え左足首を横にがくんと体重を乗せてしまった。4ヶ月前にくじいた同じところだ。「あっやった!」神経と筋肉をだまそうとすぐに軽いジョギングをして、痛めた足首を休めないようにして歩き続けた。痛みによっては、今日の歩きを中止しなければならない。「新町竹の鼻一里塚跡」は竹の花公園の中にあり、隣接して永福稲荷神社、境内には芭蕉句碑、江戸時代の力士像が建つ。戻って、甲州街道を西へと向かう。
西の酉で有名な市守神社
「新町竹の鼻一里塚跡」
永福稲荷神社
6時47分、追分を左折し旧道へ行く。八王子千人頭の一人石坂弥次右衛の墓がある門興岳寺を通過。千人町から並木町へ入り、国道20号線に合流。7時38分、JR高尾駅前を通過。このあたりで蕎麦屋などがないか探しながら高尾山口を通過。圏央道八王子南インター工事中を通過。このあたりで気がつけばよかったものを・・・。
八王子千人頭の一人石坂弥次右衛の墓がある門興岳寺
JR高尾駅
高尾山口
圏央道八王子南インター工事中
小仏峠方面の看板が出てくるものと思い込み、国道20号線をひたすら歩き続けた・・・・。9時23分、大垂水峠(ここから神奈川県)に着いて、下りが始まると、「いつ小仏峠の標識が出るんだ?」といよいよ怪しんだ。
8時30分 梅の木橋 「関東ふれあいの道」入り口 日本橋から54km
10時07分、千木良バス停、天下茶屋「弁天島温泉」で入浴することにした。九十九折の坂道を清流美女谷川側に降りたところに弁天島温泉がある。拙句「秘湯への小道どんぐりころころり」入浴料1,050円を支払って浴室へ。川原から湧出する源泉22度の弱アルカリ泉を加温した湯は、無色透明で無味。敷地が3千坪もあり、時期によりカタクリの群落が見ることができる。客室が11室あり、すばらしい景観が自慢の宿。すぐ先にある底沢バス停の処右手に「小仏峠まで3.5km」の標識が立っていた。小仏峠からの旧道はここへ出てくるんだ。
天下茶屋「弁天島温泉」
九十九折の坂道を降りて正面
玄関口
浴室入り口
渓流を眺められる浴室
底沢・「小仏峠まで3.5km」の標識
さらに進むと小原(おばら)宿の本陣が現存していて、無料で見学ができる。日本橋から9番目の宿場、神奈川県で残っている唯一の本陣建築物だ。参勤交代の折、大名などが泊まった格式のある宿屋で、大名が泊まった上段の間、畳敷きの厠も残っている。小原の名主を務めていた清水氏の家で寛永2年(1625年)以来、ここの名主兼本陣を務めていたという。400年前の建築物らしい。管理人の方と1時間ほど話をして「高尾から小仏峠経由の旧道はすばらしいから、旧道歩きには欠かせない」との話に、再度挑戦する決意ができた。11月3日に小原宿本陣祭りで、往時の風情を再現する大名行列が行われるので、そのときにあわせてこようと思う。
小原宿本陣正面
入り口の門
前庭から望む
玄関口
囲炉裏の間
座敷には、駕籠が展示
上段の間
二階から、階段を見下ろす
13時前にJR相模湖駅に到着する。甲州街道第4回目の歩きは、約22kmの行程だった。列車で高尾駅に戻り、「高尾の湯ふろっぴい」に入浴をしようとしたが、どこかの温泉をタンクローリーで運んだいわゆる「運び湯」だと知り、入浴を諦めた。左足首は、30分おきに痛みを感じたが、何とか予定の距離を歩きとおすことができた。明日以降の痛みが心配だ。
相模湖ダム
JR相模湖駅
☆エッセイ温泉夜話 https://hide-tabi.blog.ss-blog.jp/archive/c35629-1
☆水戸街道を歩く⑦土浦宿から石岡宿 https://hide-tabi.blog.ss-blog.jp/2021-05-25
☆水戸街道を歩く⑥牛久から土浦宿 https://hide-tabi.blog.ss-blog.jp/2021-03-25
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☆インドネシア滞在の旅 出国審査で「違法滞留」https://hide-tabi.blog.so-net.ne.jp/2018-07-01
☆奄美大島へ友人と古民家探しに行く!http://hide-tabi.blog.so-ne.t.ne.jp/2017-12-28
☆危機一髪エッセイ http://hide-tabi.blog.so-net.ne.jp/2017-02-26
☆四国歩き遍路 第1番・霊山寺~第6番・安楽寺http://hide-tabi.blog.so-net.ne.jp/2017-03-25
☆北国街道を歩く 軽井沢追分宿からの挑戦!http://hide-tabi.blog.so-net.ne.jp/2016-08-12
☆旅と温泉の情報室 http://aspa.starfree.jp/
☆旧街道を歩く旅 http://aspa.starfree.jp/tabi/nikko/index.html
★スペイン聖地サンティゴ巡礼を歩く 初日サン・ジャン・ピエ・ド・ポーから
http://hide-tabi.blog.so-net.ne.jp/2013-06-19
☆海外温泉入浴珍道中 http://aspa.starfree.jp/junyoku/matsuno.htm
☆旅と温泉の思い出ショップ http://aaspa.web.fc2.com/shop/
☆おんせん県おおいたで、生活費1ヶ月6~7万円で過ごせるか挑戦中!第2弾
http://hide-tabi.blog.so-net.ne.jp/2014-02-01
山梨県小淵沢周辺の温泉巡りと平山郁夫シルクロード美術館 2011.8.27 [温泉巡浴]
山梨県小淵沢周辺の温泉巡りと平山郁夫シルクロード美術館 2011.8.27
温泉宿八ヶ岳ロッジ・アトリエ
新宿から小淵沢までの特急回数券が2枚残っていて、期限が8月27日と知り、あわてて小淵沢へ行くこととなった。かつてこのあたりから清里にかけては温泉めぐりをしたことがあるので未入浴で残っているのはわずか。地図を見て、まず「花いずみの湯」を目指すことになった。JR小淵沢駅からのリゾートバスがあると宿のフロントで聞いたが、小海線で甲斐小泉駅に移動するのに電車で行ったほうが早い、しかも駅のそばには「平山郁夫シルクロード美術館」があることを知った。
JR小海線甲斐小泉駅へ
美術館は10時からの営業なので、近くにある「ギャラリー&ショップ亜絲花」に足を運んだ。1階はシルクロード近郊の民芸品などを販売、2階は平山郁夫デッサン展、3階はギャラリーで陶芸家の個展をしている。
ギャラリー&ショップ亜絲花
1階売店
3階のギャラリー
10時から開館の平山郁夫シルクロード美術館へ入館。7年前に平山郁夫夫人の平山美智子館長が創設した美術館。昭和43年以来のシルクロード美術品は、西暦2~3世紀の菩薩像などのシルクロード・コレクションとパルミラ遺跡を行く・朝(日)と夜(月)などの平山郁夫絵画作品に分けられる。ブルーとオレンジを基調とした同じ背景でコントラストの違いがとても印象深い。2階にはラウンジ、映像資料コーナーがある。一角に「民族衣装を着てみよう」コーナーがあり、無料で体験できるようだ。
平山郁夫シルクロード美術館全景
1階エントランスとミュージアムショップ
平山郁夫シルクロード美術館のパンフレット
展示室1 シルクロード・コレクション
展示室2 平山郁夫の絵画作品
平山郁夫の絵画作品 パルミラ遺跡を行く・夜(パンフレットから)
2階フロア・映像資料コーナー
民族衣装を着てみよう」コーナー
美術館そばのバス停から、リゾートバスに乗り、八ヶ岳高原泉郷にある花ホテルに向かった。フロントで入浴を申し出ると「10時で一旦締め切りました」という。私は事前に「入浴したいのだがどのように行ったら良いですか?」と電話すると「小淵沢駅発のリゾートバス10時10分発でくると31分で着きます。お待ちしています」といっていたので、ここへ向かったのだというとようやく入浴を許可してくれた。清掃中の男子用の浴室は入浴できないので、女性用の湯船で入浴をさせていただいた。入浴料は1,000円。
「花いずみの湯」は入浴後にフロントで尋ねて知ったのだが、泉温泉健康センターからタンクローリーで運ぶ「運び湯」だったことがわかりがっかり。泉温泉健康センター私はすでに2008年8月に入浴ずみ(温泉巡浴1,257湯目)の温泉だった。
泉郷 花ホテル
「花いずみの湯」内湯
「花いずみの湯」露天風呂
リゾートバス回数券で、「花いずみの湯」から、小淵沢駅へ向かってのバスの車窓から、「スパ温泉」の看板を見つけて下車した。そこは「小淵沢アートヴィレッジ」バス停で「ステーキハウス・キースリング」があり、裏手の「温泉宿八ヶ岳ロッジ・アトリエ」がそうだという。普通のロッジ風の建物で、入浴料800円を支払って浴室へ。隣接の「中村キース・へリング美術館」の敷地内から4年ほど前に湧出した温泉だ。慢性消化器病、慢性便秘症などに効果のある飲用可のカルシウムー炭酸水素塩・塩化物泉「アーティストの湯」16.2度の源泉掛け流しの湯で、成分が1リットル中ナトリウムが203.7mg、カリウム16.9、マグネシウム9.0、カルシウム46.1、フッ素6.0、塩素109.5、硝酸1.2、硫酸22.5、炭酸水素515.6mg、メタケイ酸136.0、メタホウ酸15.5mg。口に含むと鉄味・苦味がある。石造りの浴槽は、1.5×1.2mで湯は緑茶色をしている。私の温泉入浴1,361湯目になる。
思わぬところで塩素臭のない天然掛け流しの湯に出会って、うれしい。
「温泉宿八ヶ岳ロッジ・アトリエ」バス停そばの看板
温泉宿八ヶ岳ロッジ・アトリエ
入り口
レストラン
天然温泉 内湯
エッセイ「温泉夜話」 http://www.a-spa.co.jp/yawa/index.htm
温泉巡浴紀行http://www.a-spa.co.jp/junyoku/index.html
旧街道をあるく旅 http://aaspa.web.fc2.com/index-tabi.html
温泉グッズ 譲ります、譲ってください。http://www.a-spa.co.jp/mania/index.html
温泉宿八ヶ岳ロッジ・アトリエ
新宿から小淵沢までの特急回数券が2枚残っていて、期限が8月27日と知り、あわてて小淵沢へ行くこととなった。かつてこのあたりから清里にかけては温泉めぐりをしたことがあるので未入浴で残っているのはわずか。地図を見て、まず「花いずみの湯」を目指すことになった。JR小淵沢駅からのリゾートバスがあると宿のフロントで聞いたが、小海線で甲斐小泉駅に移動するのに電車で行ったほうが早い、しかも駅のそばには「平山郁夫シルクロード美術館」があることを知った。
JR小海線甲斐小泉駅へ
美術館は10時からの営業なので、近くにある「ギャラリー&ショップ亜絲花」に足を運んだ。1階はシルクロード近郊の民芸品などを販売、2階は平山郁夫デッサン展、3階はギャラリーで陶芸家の個展をしている。
ギャラリー&ショップ亜絲花
1階売店
3階のギャラリー
10時から開館の平山郁夫シルクロード美術館へ入館。7年前に平山郁夫夫人の平山美智子館長が創設した美術館。昭和43年以来のシルクロード美術品は、西暦2~3世紀の菩薩像などのシルクロード・コレクションとパルミラ遺跡を行く・朝(日)と夜(月)などの平山郁夫絵画作品に分けられる。ブルーとオレンジを基調とした同じ背景でコントラストの違いがとても印象深い。2階にはラウンジ、映像資料コーナーがある。一角に「民族衣装を着てみよう」コーナーがあり、無料で体験できるようだ。
平山郁夫シルクロード美術館全景
1階エントランスとミュージアムショップ
平山郁夫シルクロード美術館のパンフレット
展示室1 シルクロード・コレクション
展示室2 平山郁夫の絵画作品
平山郁夫の絵画作品 パルミラ遺跡を行く・夜(パンフレットから)
2階フロア・映像資料コーナー
民族衣装を着てみよう」コーナー
美術館そばのバス停から、リゾートバスに乗り、八ヶ岳高原泉郷にある花ホテルに向かった。フロントで入浴を申し出ると「10時で一旦締め切りました」という。私は事前に「入浴したいのだがどのように行ったら良いですか?」と電話すると「小淵沢駅発のリゾートバス10時10分発でくると31分で着きます。お待ちしています」といっていたので、ここへ向かったのだというとようやく入浴を許可してくれた。清掃中の男子用の浴室は入浴できないので、女性用の湯船で入浴をさせていただいた。入浴料は1,000円。
「花いずみの湯」は入浴後にフロントで尋ねて知ったのだが、泉温泉健康センターからタンクローリーで運ぶ「運び湯」だったことがわかりがっかり。泉温泉健康センター私はすでに2008年8月に入浴ずみ(温泉巡浴1,257湯目)の温泉だった。
泉郷 花ホテル
「花いずみの湯」内湯
「花いずみの湯」露天風呂
リゾートバス回数券で、「花いずみの湯」から、小淵沢駅へ向かってのバスの車窓から、「スパ温泉」の看板を見つけて下車した。そこは「小淵沢アートヴィレッジ」バス停で「ステーキハウス・キースリング」があり、裏手の「温泉宿八ヶ岳ロッジ・アトリエ」がそうだという。普通のロッジ風の建物で、入浴料800円を支払って浴室へ。隣接の「中村キース・へリング美術館」の敷地内から4年ほど前に湧出した温泉だ。慢性消化器病、慢性便秘症などに効果のある飲用可のカルシウムー炭酸水素塩・塩化物泉「アーティストの湯」16.2度の源泉掛け流しの湯で、成分が1リットル中ナトリウムが203.7mg、カリウム16.9、マグネシウム9.0、カルシウム46.1、フッ素6.0、塩素109.5、硝酸1.2、硫酸22.5、炭酸水素515.6mg、メタケイ酸136.0、メタホウ酸15.5mg。口に含むと鉄味・苦味がある。石造りの浴槽は、1.5×1.2mで湯は緑茶色をしている。私の温泉入浴1,361湯目になる。
思わぬところで塩素臭のない天然掛け流しの湯に出会って、うれしい。
「温泉宿八ヶ岳ロッジ・アトリエ」バス停そばの看板
温泉宿八ヶ岳ロッジ・アトリエ
入り口
レストラン
天然温泉 内湯
エッセイ「温泉夜話」 http://www.a-spa.co.jp/yawa/index.htm
温泉巡浴紀行http://www.a-spa.co.jp/junyoku/index.html
旧街道をあるく旅 http://aaspa.web.fc2.com/index-tabi.html
温泉グッズ 譲ります、譲ってください。http://www.a-spa.co.jp/mania/index.html