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添乗奇談快談4. 凄いいびき騒音で○○○に寝る! [添乗奇談快談]

添乗奇談快談4. 凄いいびき騒音で○○○に寝る!

 添乗員は、宿泊先のホテルで同性の観光バスの運転手と同じ部屋で泊まることが多かった。たまたまある観光バスの運転手で、大柄の体格で、今で言う無呼吸症候群だったのか、往復いびきの凄い人と一緒だった。彼と一緒のときは、お酒を飲んで彼よりも早く休むことにしていた。それでも深夜の凄いいびきで目が覚めるのだ。

稲取銀水荘は、日本でも名だたる温泉宿で、「日本の古きよき時代のおもてなしの心」をモットーとして今まで温泉宿のあり方を示してきた。団体・個人客を問わず、高い評価を得てきた宿である。この「稲取銀水荘」に宿泊したとき、また彼と同宿だった。やはり深夜に目が覚め、もう寝られない。仕方なく、羽毛布団と枕をかかえて、エレベーターの脇にあるベンチの上で寝ることにした。

朝方、明るくなってきたなと思う頃、多分5時頃だろう。お客が早朝のお風呂に行くのかエレベーターに乗る気配が感じられた。その時、肩にかけた布団をぽんぽんとたたかれて「お客様、他のお客様の目に留まりますので、お部屋にお戻りください」と宿の従業員から声をかけられてしまった。流石に「稲取銀水荘」である。お客の立場からすると「なんだこのベンチに寝ているあの客は?」といぶかしがるだろう。そうした場面を見られると、宿の体面にかかわるという宿側の配慮なのだろう。

こんなこともあった。「鬼怒川ロイヤルホテル」で、やはり彼と同宿だった時、どうしても眠れず、フロントへ駆け込んだ。フロントの警備員は「申し訳ありません。他に部屋が無いものですから」とすげない返事だ。その時、表を見ると深夜にモーテルのネオンサインが輝いていた。「仕方がない、モーテルで寝るか」と浴衣のまま、真向かいのモーテルで5,000円だかを支払い、ぐっすり休むことができた。翌日、余りにも悔しいので、フロントに行き「昨夜いびきで寝られなかったが、部屋がないというので、仕方なくモーテルで寝てきた。費用を負担して欲しい」と訴えたが、モーテルの宿泊料金は支払っていただけなかった。

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