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添乗奇談快談3. 幽霊の出るホテルや霊感の強い運転手 [添乗奇談快談]

添乗奇談快談 幽霊の出るホテルや霊感の強い運転手

観光バスの乗務員の間で、全国の温泉宿の「怖い幽霊のでる部屋」がよく話題にのぼった。具体的なホテル名は出せないが、勿論昔の話である。いや、どこかで今も幽霊が出る宿はあるのかも知れない。幽霊に出会った人が怖い思いをしたり、幽霊が出たといわれたホテル側は集客に実害があったかもしれないが、乗務員は面白がって、関連した話を業界中にすぐに広がってしまう。あるガイドさんが、「深夜、部屋の片隅でしくしく泣く声で目が覚めたの。布団の隙間からよく見ると、部屋の隅に女性がしゃがんでいたの。キャーと声をあげて布団をかぶって、がたがたしていたのよ。怖かった~」
後で、宿の方に聞くと「やっぱり、出ましたか・・・」どうもかつてあの部屋でお客様が自殺をした。ホテルの建設中に死亡事故があった。ホテルの建設前の昔に、争いごとで何人も死んでいた、またその場所が、むかし墓地だった・・・・。うわさを聞いて「俺も幽霊に出会ってみたい」と運転手が自ら希望してその部屋に泊まってみたが、幽霊は出てくれなかった、という話も聞いた。

かつて、千葉県鴨川グランドホテルに宿泊した折、観光バスの運転手と一緒の部屋だった。当時、鴨川グランドホテルというと従業員の教育に優れ、「お嫁さんをもらうなら、鴨川グランドホテルに勤めていた女性がいい」と真剣に言われていた時代だった。まだ温泉が無かったが、海岸に面し、料理、施設、サービスと全てがそろっていた千葉県でも随一の宿だった。夕食後、雑談をして過ごし「もう寝ようか」と照明を消して寝入ってすぐに、運転手が「う~ん どうも寝苦しいな」と突然起きだして、照明をつけ天井を覗き込んだ。「あ~やっぱりそうか。梁の真下だったのか」と自分の敷き布団をずるずると移動しはじめた。

これには驚いた。梁の下にいることで胸が苦しくなり、梁が原因だと自覚できるなんて・・・。

人間には自分でも自覚できない隠れた能力があるらしい。霊感は超能力の一部だと思うが、自分にそうした能力があると自覚して事に当たるとさらに磨きがかかるのだろう。私のようなそうした幽霊に出会ったことのないものは、霊感・超能力を授からなかったというわけだ。

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