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海外の温泉 タイ北部・チェンマイの温泉巡りのはなし [海外のはなし]

温泉夜話 タイ北部・チェンマイの温泉巡りのはなし

2004年8月24日から5日間のチェンマイ温泉巡りに出かけた。事前に温泉めぐりに同行してくれる人を探し、タイ在住で情報誌を主宰している山内恵二氏にお願いした。彼はチェンマイ郊外の温泉特集で34ヶ所もの温泉をすでに取材していた。私にとって願ってもない同行者だった。結局彼に二日間同行をお願いして7ヶ所の温泉入浴と取材をすることができた。

いずれもチェンマイ北部の温泉で、1.公営の市民憩いの硫黄泉「サン・カーペン温泉」、

2.高級リゾートスパ施設で私営「ルン・アルン温泉」、

3.どぶ臭い洗濯温泉「ドイサケット田舎温泉」、

4.整備された公園内の「バーン・ノーンクロック温泉」、

5.素手で河原を掘って入る「ピン河川原温泉」、

6.国立公園内の露天風呂「ポーン(グ)アーン(グ)温泉」、

7.川原近くに涌く温泉に日本人が手造りの湯船を造った「バーンヤーンプートッ温泉」である。
特に印象の深かった7番目の「バーンヤーンプートッ温泉」の話をしようと思う。山間の森林野生動物管理局ゲート脇、川原のそばに涌く温泉で、白い湯花がでる無色透明の硫黄泉で、かすかに硫黄臭がする。温度は40度くらいの常時30数度の気温のこの地にはちょうど良い温度だ。2004年1月にチェンマイ在住の温泉好き日本人が集まり、其の温泉地に湯船を造ろうと一人当たり個人で100バーツ、法人からも寄付を募り、コンクリ造りの湯船を完成させた。直径1.5m、深さ1.2mの円形の筒に湯を注いでいる。ここから車で20分のところに住むT氏は毎朝朝風呂の来て、入浴後清掃して帰る。日本人にとっては、温泉は体に染み込んだ温泉好きDNAがうずき、苦労をいとわない癒しの存在である。欧米人には「コンクリでこんなものを造って、自然環境破壊だ!」と抗議をされたという。湯船は抗議の対象でしかない。

私が内山氏と彼の車から温泉七つ道具(大たらい、バケツ、手桶)を持ち出し、コンクリの湯船に交代で入浴する。川原では子どもたちが川遊びをしている。「温泉にはいろうよ」と内山氏が声をかけるが、「こっち(川)の方が気持ちいい」と断られている。バイクで来た女性の二人組みに声をかけると、黒い長袖シャツにジーンズ姿の若い女性が湯船にそのまま入ってきた。思わぬ女性との混浴に驚きの瞬間だ。そういえば、マレーシアの温泉でも、水着着用の温泉プールで洋服を着たままプール遊びをしている姿は、珍しくなかった。

海外温泉巡浴紀行http://www.a-spa.co.jp/junyoku/matsuno.htm
エッセイ「温泉夜話」 http://www.a-spa.co.jp/yawa/index.htm
温泉マニアのページ http://www.a-spa.co.jp/maniya/index.html
温泉水サーチhttp://www.a-spa.co.jp/onsen-shop/search.html
旧街道をあるく旅http://www.a-spa.co.jp/tabi/nikko/


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