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温泉夜話 IT時代に入り、宿と旅行会社との鬩ぎあいのはなし  [温泉マニア]

温泉夜話 IT時代に入り、宿と旅行会社との鬩ぎあいのはなし 
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龍宮城ホテル三日月 金森 達 画

 平成2年に起業した零細企業の我が旅行会社は、バブル崩壊後団体旅行が激減し、いよいよ立ち行かなくなり、2000年(平成12年)にインターネットHPを起ち上げた。当初は私がこだわっていた「療養温泉」に特化した情報を発信した。その後、IT担当者が、「取材した宿情報を入れた宿の予約受付をしたら」と言われ、ネットで温泉宿の紹介・予約受付を始めた。
当初は大手旅行会社がすでにネット販売を席巻しているので、ネットで上位に検索されるはずはないと思っていたが、2年目から次々に1ページ目に表示されることとなった。千葉県の龍宮城ホテル三日月は、ピーク時の2004年8月の取扱額2245万円、年額1億円。8月だけで200万円を超える取扱手数料をいただいた。当時大手旅行会社5社が、同ホテルに各8~9室提供していた時代で、「龍宮城ホテル三日月」の社長が営業会議で「大手旅行会社よりも取扱額が多いこの会社は、どんな会社だ?」と話題になったという。
 その後、インターネットでの受注は、お客からの予約が結局は直接ホテルへの検索で予約されると分かってから、ホテル側が自分のホテルのプランと旅行代理店のプランとの差別化するに至った。つまり、「このプランは、ホテルへの直接のお申込みに限ります」というプランが徐々に増えてきた。さらには予約成立時のコミッションが13%から徐々に減らされてきた。こうなると中小零細旅行会社はなすすべが無くなってくる。こうして龍宮城ホテル三日月のインターネット予約受注は徐々に減って、龍宮城ホテル三日月の取扱額は、2年後には半減した。
長島温泉グループは、2006年度取扱額がピークで、4200万円を越していたが、ここでも2年後には半分以下に落ち込んだ。

 スパリゾートハワイアンズの場合は、宿泊料金のみで東京、埼玉、横浜から無料バスを運行していた。当初旅行代理店は無料送迎バスプランの扱いでもコミッションをいただいていた。そのうちに、無料バスでの宿泊予約については、コミッションは支払われないことになる。ネットで予約を受け付けた後に、お客から無料バスに変更したいといわれるとそのお客の扱いができなくなる。予約受注、キャンセル作業のメールや確認書のやり取りなど、相当な負担を強いられることとなった。その後、2011年3月11日に東日本大震災が起こり、東北部のホテルは多大な被害を受けた。スパハワイアンズは営業再開に当たり、「無料バスでの宿泊予約でも旅行代理店にコミッションをお支払いします。送客をお願いします」とのFaxをいただいた時は、複雑な心境だった。
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スパリゾートハワイアンズ 金森 達 画

 アスパサービスは、個性的な温泉宿にこだわっていたので、私自身が取材して気に入った宿を取り上げた中で熊本県阿蘇・垂玉温泉山口旅館は、IT効果の際立った宿だった。もともとこの宿は、サイトでの予約受注を重要視していなかったようで、「垂玉温泉山口旅館」を検索するとわが社のサイトが一面のトップに出ていた。熊本市内の団体客の申し込みが東京で営業しているわが社のサイトに申し込むという事態が通常で、熊本の顧客は東京経由で予約がされていた。ピーク時には2004、2005年取扱額300万円を超えていたのが、2006年に現地の宿サイトが整備されて以降、急激に取扱額が減少した。

 このようにインターネットが普及すると、お客と現地ホテルでの予約サイトが最優先になる時代になると実感させられた。こうして我が旅行代理店は20年の営業を停止し、2013年3月いっぱいで廃業した。

☆温泉夜話 http://www.a-spa.co.jp/yawa/index.htm
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☆旅と温泉の情報室 http://www.a-spa.co.jp/
☆旧街道を歩く旅 http://www.a-spa.co.jp/tabi/nikko/index.html
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温泉夜話 雲仙温泉がキリシタン弾圧に利用された挿絵のはなし [温泉マニア]

温泉夜話 雲仙温泉がキリシタン弾圧に利用された挿絵のはなし
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金森 達 画

雲仙温泉が徳川幕府によるキリシタン弾圧に利用されたことを知った。秀吉の時代、1597年26人が長崎で磔に、徳川時代には1619年京都で52人、1622年長崎で56人、1623年江戸で50人、1624年東北で109人、1624年平戸で38人が火あぶりにされた。その後、
寛永5年(1627年)から、徳川幕府によるキリシタン弾圧に雲仙温泉が利用されたことが雲仙温泉源泉地の一角の「キリシタン殉教碑」に刻まれている。悪名高い地元の島原藩主・松倉重政の発案で「幕府は改宗を迫る手段として、温泉の熱湯を柄杓で浴びせるというひどい仕打ちをおこなっていました。寛永4年(1627年)からの7年間にこの地で殉教していった者は33名と言われます。」信徒を55度の硫黄沸き立つ湯壺に投げ入れ、或いは全身に熱湯を注ぐなどの拷問が行われた。拷問は昼間行われ、夜は信者を「三日間耐え得る者は稀」な温泉の熱気が通る狭い小屋に閉じ込めた。

 雲仙温泉地獄でのキリシタン拷問や惨状は、早くから海外に衝撃を持って語られていた。1669年にアムステルダムで発行されたモンタヌスの「日本誌」に掲載された「雲仙温泉地獄の殉教」図は有名で、1691年にパリで再版、1705年にロンドンで英語版、1722年にベネチアでイタリア版、1737年にアウグスブルグでドイツ版、1749年にポルトガル語版が出版されている。モンタヌスの「日本誌」は国会図書館関西館に所蔵されている。鮮明な挿絵を見たいとネットや図書館で探して、2013年4月発行の「モンタヌスが描いた驚異の王国 おかしなジパング図版帖」宮田珠巳著を見つけた。この挿絵で、磔、火炙り、熱湯かけ、逆さ吊りなどあらゆる拷問の場面が描かれている。
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もう一つ、1738年発行のクラッセ著「日本西教史」にも挿絵がある。クラッセ自身は日本に来たことがなく、日本からの宣教師らの情報をもとに本を著した。国会図書館、都立図書館に所蔵。日本で明治期に駐仏公使鮫島尚信氏が入手し、明治11年にフランス人宣教師によって翻訳した邦訳が日比谷図書館特別研究室に所蔵。2013年4月8日~5月7日特別展展示されたときの挿絵がネットで公開されている。この挿絵は、モンタヌスの「日本誌」に掲載された「雲仙温泉地獄の殉教」図と図柄の向きが左右対称的になっている。多分、モンタヌスの「日本誌」の挿絵が版元で逆に転載印刷されたものだろう。

モンタヌスもクラッセも来日の経験がなく、伝聞情報で挿絵を描いていたので、様々な過ちを残している。その経緯について、竹内誠監修「外国人が見た近代日本 日本人再発見」大石学氏による132ページの記載がある。1775から1776年にかけて博物採集のために東インド会社の一員として来日した植物学者で医学者のスウェーデン人カール・ペーテル・ツュンベリーは、「日本誌」の日本人についての絵の中で、刀をヨーロッパ式につまり位置を逆にして刃を下に向けて描いている」高橋文訳「江戸参府随行記」東洋文庫・平凡社
今見ると、挿絵手前の逆さ吊りを傍にいる膝をついて二本の日本刀を差した股の手前に出している。これでは右手で抜くことはできない。後方の崖から海に飛び降りる信者の場面は、雲仙温泉と海の距離を無視したか拷問のあらゆる場面を一枚の挿絵に納めたかったからだとも思われる。

参考資料:モンタヌス「日本誌」英語版 和田満吉訳 柏書房
     おかしなジパング図録版帖 宮田珠巳著 バイ インターナショナル発行

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温泉夜話 温泉をお腹に閉じ込めた瑪瑙の布袋様のはなし [温泉マニア]

温泉夜話 温泉をお腹に閉じ込めた瑪瑙の布袋様のはなし
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お腹に温泉水が閉じ込められた「水胆瑪瑙布袋様像」

東京国立博物館で2016年2月21日まで、特別展「始皇帝と大兵俑」が行われている。兵馬俑と華清池などの温泉巡りを目的に2008年の年末年始に妻と中国の西安に行った。参考:中国の西安・華清池温泉に挑戦 http://hide-tabi.blog.so-net.ne.jp/2009-01-02
5日間の観光で、陕西(せんせい)省立美術博物館に立ち寄った。そこに所蔵する美術品を観光客に販売していた。翡翠や瑪瑙などを材料に職人によって彫られた美術品で、美術館の運営費用を捻出するためだと説明していた。

 私もつい興味をそそられ何点か購入してしまった。当時中国の貨幣価値は、日本の10~20分の一の時代だったから、それでも「これほどの代金でお宝が買えるのか?」と驚いた記憶がある。購入した何点かの中に「水胆瑪瑙布袋様像」があった。「作者は呉金鋼 年齢は63歳 本館所蔵年代は2003年 産地は河南省の水胆瑪瑙。古来よりお守りとして携帯され、また不老長寿の妙薬とされてきた。太古の昔、火山活動の際に水蒸気が瑪瑙の中に閉じ込められて生成された瑪瑙。また、内部の水分は後ろからライトを当てると良く見える。材質はとても硬いので、彫刻することはとても難しい。作者は布袋様の微笑み表情と姿をうまく表現し、水が見えるところには巧妙に布袋様のお腹となり、その発想はとても奇抜である」とのメモ書きが付いてきた。

私は「温泉マニア」で様々な温泉物の収集をしているが、布袋様のお腹の水は、単なる「水」ではなく、太古の植物や動物の油などが閉じ込められた「温泉」に違いないとこのお宝を大切に保管している。それにしても「お水」が閉じ込められた瑪瑙をうまくお腹に配置して彫ることができたものだと職人技に感心する。この商品には「収蔵証書」が添付されている。

布袋様は中国に実在した禅僧で仏教の弥勒菩薩の化身とされる。長丁子と号した唐代末期の禅僧契此をはじめ宋代の僧了明など4人が布袋和尚として知られるという。額が広く巨大な太鼓腹、体躯は肥って背は低く、何時も半裸で過ごしていた。「泣いて暮らすも一生、笑って暮らすも一生、同じ暮らすなら笑って暮らせ」といった楽天的な生き方をしていた。
なお、布袋様は不老長寿、無病息災、開運、良縁、子宝、夫婦円満、金運の神様で知られている。

☆温泉夜話 http://www.a-spa.co.jp/yawa/index.htm
☆「富士山すそ野ウォーク『第4回 道の駅すばしり~樹空の森前』」を歩く!
 http://hide-tabi.blog.so-net.ne.jp/2016-01-16
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平成27年、2015年の激動の1年を振り返る! [温泉マニア]

平成27年、2015年の激動の1年を振り返る!
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狼 金森達 画

私のライフワークは、国内外の温泉巡りと旧街道歩きだ。今年も海外へは、トルコとオーストラリア&フィジーへの2回、海外温泉の温泉巡浴は4か所を加え、77ヶ所を記録した。旧街道歩きは、1月からクラブツーリズムのフェリー・フレンドリー・スタッフ(FFS)に興味を持ち、どんな人たちが挑戦するのだろうと私も研修に参加した。約3か月の研修後、先輩添乗員についての同乗添乗もこなした。一般のツアーとは異なり、ウォーキングやスケッチなどのツアーのテーマ旅行部を希望した。
8月から、添乗の仕事が入り、全17回で約150㎞を一周する「富士山すそ野ぐるり一周」シリーズ、甲州・塩山の回りを5回で一周する「甲州ぐるり一周」や「箱根ぐるり一周」シリーズを担当し、毎回8~10㎞を歩いてきた。
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金森 達 画

いずれも第二の人生を探るモデルを切り開きたいと、挑戦してきたクラブツーリズムのFFS添乗員だが、これまでの国内温泉巡浴。東海道など江戸五街道歩き。スペイン聖地サンティアゴ巡礼約800㎞を35日間で歩く旅。ピースボート格安世界一周挑戦の裏側を覗く。おんせん県おおいたでの温泉三昧の単身4ヶ月半の生活などを実践・公開してきた。
クラブツーリズムのFFS添乗員の仕事と並行して、地元青梅で「行政に口出す探検隊」を立ち上げ、若い世代との交流を目指しつつ、行政の様々な率直な疑問を解きほぐす探検隊での活動も楽しんでいる。
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金森 達 画

その間、一昨年、豊後街道歩きで1.5mの橋下に落下し、胸椎骨折した時の後遺症で就寝時に背骨の痛み、8月の直腸ポリープの切除手術、8月の無呼吸症候群治療のマウスピース制作時に見つかった口蓋腫瘍切除手術もあった。従来からの古傷である頚椎損性による首の牽引も1ヶ月に一回。前立腺肥大症・膀胱頸部硬化症の後遺症では2か月に一度尿道拡張措置もしている。老いると次から次へと新たな病気の発見・治療に出会うという有様だ。新たな発見というと聞こえはいいが・・・。病を手懐けながら老いるということだ。まあ、こんな感じで毎年過ごすのだろうなと実感する。

今のところは自分の目指すところは、まあまあ実現しながら来ているので、今年は良しとしよう。2年前から句会に出て俳句を楽しむことに一層励んでいる。お風呂の時間や就寝時間前後の間は、とても作句の良いひらめきの時間帯。2015年は、全国NHK俳句大会で秀作入選、「お~いお茶伊藤園俳句大賞」では二次審査突破(入選はならなかった)、全国山寺大会で佳作入選をいただいた。来年はそれ以上の入選を目指すという目標もできた。今年の入選がまぐれではないと証明をするためにも一層励もうと思う。

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温泉夜話 鉄道で「温泉」と付く駅のはなし [温泉マニア]

温泉夜話 鉄道で「温泉」と付く駅のはなし
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温泉マニアの収集の一つに○○温泉駅の切符収集がある。旧国鉄・JRや私鉄、さまざまな経営があるが、私の知るところでは、全国で49ヶ所、そのうち「松江温泉駅」はその後「松江しんじ湖温泉駅」に名称が変わったものもある。
49か所のうち、私がその駅で記念に切符を購入したものは、23ヶ所、切符はないが、「天塩川温泉駅」で記念写真を撮ったものがある。多分40年前の頃でとても若くいい男に写真が撮れていて、我ながらほれぼれとしてしまう。以下に一覧を載せる。○印のついているのが、私が切符を手元に持っている駅である。
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○天塩川温泉    宗谷線(北海道)
 瀬見温泉     陸羽東線(山形県)
 赤倉温泉     陸羽東線(山形県)
○あつみ温泉    羽越本線(山形県)
かみのやま温泉  山形新幹線・奥羽本線(山形県)
○山中平温泉    陸羽東線(宮城県)
○鳴子温泉     陸羽東線(宮城県)
○川渡温泉     陸羽東線(宮城県)
○飯坂温泉     福島交通(福島県)
 芦ノ牧温泉    会津鉄道(福島県)
 芦ノ牧温泉南   会津鉄道(福島県)
○湯野上温泉    会津鉄道(福島県)
 上三依塩沢温泉口 会津鉄道(栃木県)
 中三依温泉    会津鉄道(栃木県)
○湯西川温泉    会津鉄道(栃木県)
 川治温泉     会津鉄道(栃木県)
○鬼怒川温泉    会津鉄道(栃木県)
 川原湯温泉    吾妻線(群馬県)
 小野上温泉    吾妻線(群馬県)
 鶴巻温泉     小田急小田原線(神奈川県)
戸狩野沢温泉   飯山線(長野県)
○別所温泉     上田電鉄(長野県)
○石和温泉     中央本線(山梨県)
 葭池温泉前    富士急行(山梨県)
○下部温泉     身延線(山梨県)
○接阻峡温泉    大井川鉄道(静岡県)
 川戸温泉笹間渡  大井川鉄道(静岡県)
 宇奈月温泉    富山地方鉄道(富山県)
 和倉温泉     七尾線(石川県)
○加賀温泉     北陸本線(石川県)
○芦原温泉     北陸本線(福井県)
 湯平温泉口    長良川鉄道(岐阜県)
 湯の同温泉口   長良川鉄道(岐阜県) 
 みなみ子宝温泉  長良川温泉(岐阜県)
 榊原温泉口    近鉄大阪線(三重県)
○湯の山温泉    近畿日本鉄道(三重県)
 おごと温泉    湖西線(滋賀県)
 木津温泉     北タンゴ鉄道(京都府)
○有馬温泉     神戸電鉄(兵庫県)
○城崎温泉     西日本会社線
○玉造温泉     山陰本線(島根県)
○松江しんじ湖温泉 一畑温泉(島根県)
○温泉津      山陰本線(島根県)
○湯田温泉     山口線(山口県)
○川棚温泉     山陰本線(山口県)
 道後温泉     伊予鉄道(愛媛県)
 阿蘇下田城ふれあい温泉 南阿蘇鉄道(熊本県)
 人吉温泉     くまがわ鉄道(熊本県)
 京町温泉     吉都線(宮崎県)

切符を購入していない温泉駅の中には、何度もその駅の近くをを通行していたのに切符を購入していないという駅が12ヶ所もある。相当意識していないと収集できないものだ。私は他に温泉の名の付く「○○温泉郵便局」で預金をし、通帳に温泉駅名を印字をしてもらうものや、国内外の温泉名の付く「○○温泉」切手収集も手掛けている。
 
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旧街道歩き閑話 旧街道歩きに怪我はつきもの? [温泉マニア]

旧街道歩き閑話 旧街道歩きに怪我はつきもの?
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金森 達 画

 1999年、奥多摩のカタクリの群落を求めて御前山への登山途中でリタイアしたことがショックで長年続けてきた登山を止めた。登山を止めて2ヶ月経った頃、朝目覚めると左手のしびれに気が付いた。整形外科ですぐにレントゲンを撮ると、頚椎の軟骨が潰れていることがわかり、当初は週2回の首の牽引治療が始まった。もう18年経つが、今も月1回首牽引リハビリに通院している。
頚椎損傷が、登山から旧街道歩きに転じたきっかけだった。東海道五十三次歩きを終えた後、中山道六十九次歩きの峠道の下りで、蔓に足元をとられてばったり親指を突き出して両手をついてしまった。その時に両手・両足の親指の第1関節を痛めた。今でも両手親指の損傷により、固い瓶のふたが開けられない、思い鍋を支えられないなどの障害が出ている。両足親指は、1日20キロを超える歩きを越すと痛みが出て来る。
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金森 達 画

 退職後、2013年の6月18~7月22日に旧街道歩きの延長で、スペイン「サンティアゴ巡礼」約800㎞を歩いた時、フランス側からの「フランスの道」サン・ジャン・ピエ・ド・ポーからサンティゴ・デ・コンポステーラまでのロッキー山脈超えの最初の4日間は激しい雨の中の歩きだった。同時刻にイギリス人、ハンガリー人2名と4名での同行だった。たまたま、日本での準備でモンベルの楕円形の最軽量傘を購入してきた。その傘が自慢で、ポンチョだけでもよかったのに、右手にその傘を1日7時間×4日間持ち続けた。その後、右肘・腕・肩に痛みが走り、アルベルゲ(巡礼者用の宿泊場所)での毎日の洗濯物を絞ることができなくなり、巡礼中とても不便な思いをすることになった。35日間の巡礼を終わって、帰国しても右肘・右肩の痛みが取れず、リハビリで半年かかった。

 2014年、11月からの大分と熊本を結ぶ「豊後街道」歩きの時、阿蘇山の二重峠下の石畳から、夜明け前の5時頃歩こうとした時、高さ1.6mの小さな橋の横から「どっ」と垂直に落下し、圧迫胸骨骨折をしてしまった。その時は何とか這い上がり、流石に「後で動けなくなるかも」と人の目につく車道に変更して予定の20kmを歩き通した。圧迫胸骨骨折は、翌日整形外科でのレントゲンで知らされた。この治療のため、幅広い胸部コルセットで1か月間窮屈な生活を過ごした。
 
 2015年1月からクラブツーリズムのフェリーフレンドリースタッフ(FFS)制度に参加する人達に興味があり、3ヶ月の講習を受け、テーマのあるウォーキングのツアーコンダクターを始めた。旧街道歩きではないが、一部東海道自然動を歩くツアーである。「富士山すそ野ウォーク」「箱根ぐるり一周」「甲州ぐるり一周」などを担当している。一日8~10㎞を歩くツアーだが、私にとってはどうということもない距離だと思っていたが、3ヶ月も過ぎた頃、肋骨辺や左足膝に痛みを感じるようになった。整形外科や外科で調べても特に異常はないという。筋肉痛や筋違えらしい。加齢による症状といえば、簡単だが普段の鍛錬が足りないということか。とにかく、旧街道歩きの代償は少なくないが、得る物はそれに比較にならないほどと思えなければ、旧街道歩き続けることはできない。

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福島県飯坂温泉で新たな発見! 2014年10月19日~21日 [温泉マニア]

福島県飯坂温泉で新たな発見! 2014年10月19日~21日
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飯坂温泉で老舗旅館「なかむらや」を発見!

 10月19日23時45分発のハイウエイバスで福島へ。時間が早いので福島交通飯坂線で移動し飯坂温泉へ。
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JR福島駅前に芭蕉像

 車内で、「飯坂温泉ゆったり切符」広告を知る。共同浴場入浴&飯坂線1日フリー乗車券&福島片岡鶴太郎美術庭園・飯坂明治大正ガラス美術館入場割引で800円だ。ホテルでの入浴の場合は、1,000円だ。無料(電動レンタサイクルは、4時間まで300円)で利用できる「いい電 レンタサイクル」もある。いい電を利用したサイクルトレインも利用できる。いい電に利用可能駅に制限があるが、自転車ごと乗り入れ移動ができる。
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入浴券&1日乗り放題切符

 飯坂温泉発祥の地、共同浴場「鯖湖湯」は月曜日が定休日なので、「波来湯」で入浴して時間調節。約1200年の歴史があるが、2011年に老朽化のため建て替えられた。41度の温湯浴槽と44度の熱湯浴槽がある。熱湯はとてもじゃないが、熱くて30秒も持たない。
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飯坂温泉駅前
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共同浴場「波来湯」

 次いで 豪農・豪商の館「旧堀切邸」に行く。1775年(安永4年)建築の県内最古の土蔵「十間蔵」、焼失後1881年(明治14年)に再建された主屋などを見る。敷地内に温泉が引き湯され、足湯として利用されている。
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豪農・豪商の館「旧堀切邸」

 今回の目的の一つでもある「鯖湖湯」のそばにあるマンホール蓋の絵柄「鯖湖湯」を探した。鯖湖神社南側にあった。土がついて、汚れているので、近くの八百屋さんで箒を借りて掃除してから、撮影をした。
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鯖湖湯
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飯坂温泉発祥の地・記念碑
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鯖湖湯の絵柄のマンホールの蓋

 その時、真向いの土蔵に連なる白壁店舗からお客が出てきたので、何気なく見ると、壁に「国登録有形文化財」の表示版が・・・。老舗旅館「なかむらや旅館」だ。いただいたパンフレットを見て驚いた。
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「国登録有形文化財」の表示版
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なかむらや
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なかむらやの帳場
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蔵がわから見たなかむらや

 1890年(明治23年)に初代阿部興右衛門が土湯から出て、花菱屋(現花水館)を買受、翌年に「なかむらや」を創業した。この花菱屋は、1688年(元禄元年)にこの地で操業していた。何と松尾芭蕉が「奥の細道」で飯坂を訪ねて鯖湖湯に入浴した前年だった。玄関の戸を開けて帳場を覗くと、いかにも昔風の雰囲気が残っている。女将さんは「主屋は築200年の建築物で、4組のお客様のみ、家族でほそぼそと営業しています。事前の予約でしかお受けしていません」と当日の宿泊は断られる。とても残念。昭和30~50年代は、鯖児湯の湯治宿として、大盛況だった。昭和33年に内湯ができた。最近は、奥の細道を歩く人たちのお客や古建築を好むお客で人気を博しているようだ。

 飯坂温泉の郵便局で預金することも大事な目的だ。平成元年に野沢温泉郵便局で預金をしてから、温泉郵便局に預金を続けていた。郵便局名に温泉が付かなくとも、預金時に通帳に押印されるスタンプに[いい気分(温泉)]マークや温泉の文字が入っていれば、良しとしていた。十網橋を渡った先にある「湯野郵便局」の押印スタンプは、「いで湯の里[いい気分(温泉)]湯野郵便局」。そこで飯坂郵便局の話をしていたら、同局にいたおじさんが、「そこまで丁度行くから、車で送ってあげよう」ということになった。何でも、いとこが二人郵便局に勤めているのだとか。飯坂郵便局の押印スタンプは、「[いい気分(温泉)]福島県飯坂郵便局」と面白味のない印字だった。

☆高野山麓の天然水「月のしずく」http://www.a-spa.co.jp/onsen-shop/
☆旅と温泉の情報室 http://www.a-spa.co.jp/
☆旧街道を歩く旅 http://www.a-spa.co.jp/tabi/nikko/index.html
☆スペイン「聖地サンティアゴ巡礼」の旅 初日サン・ジャン・ピエ・ド・ポーから
http://hide-tabi.blog.so-net.ne.jp/2013-06-19
☆スペイン「聖地サンティアゴ巡礼」の旅 モンテ・デ・ゴソ 7.22
 http://hide-tabi.blog.so-net.ne.jp/2013-07-23
☆旅と温泉の思い出ショップ http://aaspa.web.fc2.com/shop/
☆温泉夜話 オーストラリアの温泉入浴に挑戦する!http://hide-tabi.blog.so-net.ne.jp/2013-04-23
☆おんせん県おおいたで、生活費1ヶ月6~7万円で過ごせるか挑戦中!第2弾
 http://hide-tabi.blog.so-net.ne.jp/2014-02-01

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温泉夜話 温泉絵柄のあるマンホールの蓋のはなし [温泉マニア]

温泉夜話 温泉絵柄のあるマンホールの蓋のはなし

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福島県飯坂温泉 日本最古の共同湯「鯖湖湯」の文字が入ったマンホール蓋
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福島県飯坂温泉 日本最古の共同湯「鯖湖湯」。

2014年10月15日の朝のTBSテレビ「あさちゃん」で、マンホールの蓋の多彩な絵柄に興味を持つ、マンホール女子の存在が紹介されていた。そういえば、大分県別府で過ごした時に、マンホール蓋が別府七湯の絵柄だったなと思い起した。調べたら、アスファルト道の「別府七湯」のタイル絵だった。http://hide-tabi.blog.so-net.ne.jp/2014-01-23
亀甲柄の[いい気分(温泉)]マーク入り温泉水用マンホールはあった。
http://sky.geocities.jp/usagigasi1m/ooita/beppu/beppu.html

ネットで知る範囲で、そうした温泉絵柄のマンホール蓋を紹介したい。
温泉と言ったら、諏訪市のマンホール蓋に「温泉絵柄」があるに違いないと思って探したら、市の花「あやめ」が中心で、「温泉絵柄」がなく、がっかりした。「温泉制湯弁ハンドホール蓋」と書かれた蓋はあった。
http://sky.geocities.jp/usagigasi1k/nagano/suwa/suwa.html
このサイトを見て、「日本マンホール蓋学会」があるのを知って驚いた。
http://sky.geocities.jp/usagigasi1f/
絵柄分類表も作られていた。http://sky.geocities.jp/usagigasi1f/

○北海道登別市のマンホール蓋の絵柄:鬼の子どもと熊の子どもが温泉に入っている絵柄だ。
http://sky.geocities.jp/usagigasi1n/hokkaidou/noboribetusi/noboribetusi.html
○秋田県湯沢市小安峡(旧皆瀬村)のマンホール蓋の絵柄
 http://sky.geocities.jp/usagigasi1h/akita/yuzawa/yuzawa.html
○福島県飯坂温泉 日本最古の共同湯「鯖湖湯」の絵柄、「飯坂温泉発祥の地」の文字も。
http://photozou.jp/photo/show/204056/32634403
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福島県飯坂温泉 日本最古の共同湯「鯖湖湯」
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日本最古の共同湯「鯖湖湯」の記念碑
奥の細道を歩く 飯坂温泉十網橋.jpg
奥の細道で芭蕉も訪れた

○新潟県魚沼市 (旧) 北魚沼郡湯之谷村のマンホール蓋の絵柄:「山と湖と温泉」の文字。
http://ekikaramanhole.whitebeach.org/?p=7018
○静岡県熱海市のマンホール蓋の絵柄:熱海梅園の花びらの中に[いい気分(温泉)]マークを入れている地味な絵柄だ。http://ptokei.net/profile/manhole/manhole-atami.html
○静岡県南伊豆町下賀茂温泉のマンホール蓋の絵柄:「温泉やぐら」の絵柄
http://kanatah.sub.jp/futa/futa22-51.php
○静岡県足柄下郡箱根町のマンホール蓋の絵柄:温泉用マンホールに「温泉」の文字が入る。
http://sky.geocities.jp/usagigasi1j/kanagawa/hakone/hakone.html
○長野県山ノ内町のマンホールの蓋:温泉に入るお猿の絵柄
http://siawasena.exblog.jp/16839661/
○岐阜県高山市(旧上宝町)のマンホール蓋の絵柄:「奥飛騨温泉郷」の文字が入る。
http://www.what-myhome.net/manholeS/takayama01.htm
○岡山県苫田郡鏡野町(旧奥津町)のマンホール蓋の絵柄:「奥津温泉」の文字が入る。
http://www.what-myhome.net/manholeS/takayama01.htm
○湯田温泉のマンホールの蓋の絵柄:湯田温泉の「白狐伝説」が6枚の絵で描かれていて、ほほえましい雰囲気の絵柄だ。
http://tabino-snap.cocolog-nifty.com/blog/2014/05/post-ad06.html
○島根県大田市(元温泉津・ゆのつ)のマンホール蓋の絵柄:北前船の絵柄で、「温泉と歴史の町・ゆのつ」の文字が入っている。
http://sky.geocities.jp/usagigasi1n/simane/oodasi/oodasi.html
○愛媛県松山市道後温泉のマンホール蓋:真ん中に[いい気分(温泉)]マークが入って、わりに地味な絵柄だ。http://www.hirake-manhole.com/portal/829
○佐賀県武雄市のマンホール蓋の絵柄:武雄温泉のシンボル「楼門」のデザイン。
http://plaza.rakuten.co.jp/ampanchi/diary/200906060000/

マンホールふた総合サイト 開け!マンホール Hirake!Manhole
 http://www.hirake-manhole.com/ など個人のマンホール蓋マニアの人たちのサイトから引用しました。ありがとうございます。

☆高野山麓の天然水「月のしずく」http://www.a-spa.co.jp/onsen-shop/
☆旅と温泉の情報室 http://www.a-spa.co.jp/
☆旧街道を歩く旅 http://www.a-spa.co.jp/tabi/nikko/index.html
☆スペイン「聖地サンティアゴ巡礼」の旅 初日サン・ジャン・ピエ・ド・ポーから
http://hide-tabi.blog.so-net.ne.jp/2013-06-19
☆スペイン「聖地サンティアゴ巡礼」の旅 モンテ・デ・ゴソ 7.22
 http://hide-tabi.blog.so-net.ne.jp/2013-07-23
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温泉夜話 古代ローマの浴場設計師の騒動!温泉文化映画「テルマエ・ロマエⅡ」 [温泉マニア]

温泉夜話 古代ローマの浴場設計師の騒動!温泉文化映画「テルマエ・ロマエⅡ」
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 映画「テルマエ・ロマエⅡ」は、2012年4月に公開され、興行収入59.8億円を記録した映画「テルマエ・ロマエ」の続編である。古代ローマの浴場設計師ルシウスが現代日本にタイムスリップ、日本温泉文化に驚嘆し古代ローマに戻り、斬新な温泉設計をして人気を博すというストーリーは前作と同じだが、今回は平和推進派のローマ皇帝ハドリアヌスと武力行使派元老院の争いに巻き込まれる歴史的政治性が加わり、歴史好きの興味もそそる筋立てとなっている。
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 今回も私の興味は、日本の温泉地のどこが舞台になっているのかだ。前回作に差別化するかのように「子供たちに喜ばれる」風呂をと「箱根小涌園ユネッサン」(混浴・水着着用)や温泉ではないが、松本の「ラーラ松本」が長時間使用された。ウォーター・スライダーで遊ぶ子供たちと戯れるルシウスの姿には、現代の温泉に接することがない現代の外国人にとっても同じ反応を示すだろうと思った。今年5月に行ったニュージーランド・タウポの温泉にもウォーター・スライダーがあったが・・・。
群馬県の草津温泉の湯畑や共同浴場「熱の湯」の湯もみや、混浴大露天風呂で熊も入浴することで有名な宝川温泉「汪泉閣」や明治時代の面影を残す法師温泉「長寿館」も舞台となった。ロケ地として温泉宿が舞台となったのは、この二か所だけである。

 相撲取りが入浴中の温泉は、建物も浴室も緑で統一された上諏訪温泉の地元湯「大和温泉」が舞台だった。上諏訪では「片倉館」が有名だが、ここの卓球やぐらたたきが利用されたようだ。相撲取りや電動マッサージ機、ウォシュレットトイレなども取り上げられた。現代の日本の文化を象徴するこれらは、古代ローマどころか今でも外国人にとっては、驚きの話題だろう。

 古代ローマの公衆浴場は、入浴だけが目的ではなくお風呂、社交場、リラクゼーションの場だった。イギリス郊外のバースに古代ローマ時代の浴場が博物館として残っているが、今はレストハウスとして軽食や飲泉をすることができるが、昔は生演奏でダンスも楽しめる社交場だった。庶民が入浴できる共同浴場には、静かに思索をするにふさわしい浴場もあった。ハンガリー・ブタペストのキラーイ温泉に入浴したことがある。オスマントルコ時代の建築様式でドーム型の天井には星がちりばめられたような薄暗い落ち着いた雰囲気の浴室だった。入浴者は入り口で簡単なふんどしのような布を渡される。浴室では静かにぼそぼそと話をしたり、一人静かに目を閉じて瞑想にふけっている人がいるような印象深い温泉だった。法師温泉の長寿館の浴室の雰囲気に似ていると思ったものだ。
 日本古来の温泉は、こうした雰囲気の療養温泉が多かったように思うが、古代ローマ風呂との対比で、もっと法師温泉長寿館での入浴場面を長時間紹介してほしかった。本編が終わった後の映像にわずかにルシウス(阿部寛)と真実(上戸彩)混浴場面が出てはいたが・・・。

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温泉夜話 ニュージーランドでの温泉巡りのはなし [温泉マニア]

温泉夜話 ニュージーランドでの温泉巡りのはなし
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金森 達 画

 2014年4月30日から5月5日にかけて、ニュージーランドの温泉巡りをした。私の次女家族がオーストラリアのゴールドコーストに住んでおり、孫の顔を見に妻と16日間滞在する合間に私だけの別行動だった。北島に限定し、効率よく温泉入浴をするスケジュールを組んだ。
オークランドから長距離バスで4時間移動し、日本の別府市と姉妹都市である温泉都市ロトルアへ。さらに、ニュージーランド最大の湖・タウポ湖があるタウポへも足を延ばした。ロトルアからタウポにかけての一帯は、世界的にも珍しい大地熱地帯で、150人以上の犠牲者を出した1886年のタラウェラ山の大噴火による特異な景観や火山湖が観光資源となっている。また、ロトルアは古くからの先住民マオリ族(特にテ・アラワ族の中心地)の人口が多いために伝統文化やゆかりの場所が残されている地域でもある。

 ロトルア、タウポの二都市での入浴は、7ヶ所と足湯1ヶ所を体験することができた。
ロトルアには1908年に政府によって建てられた「ロトルア博物館」があり、ヨーロッパの温泉施設にならった当時の泥風呂や治療法などの資料が残されている。近くに硫黄泉とアルカリ泉を持つ、日本の温泉地を参考に造られ、裸で入浴できる個室露天風呂や貸切風呂がある「ポリネシアン・スパ」、1933~82年に実際に使用されていたレクリエーション施設「ブルー・バス」がある。私が宿泊した日本人が経営するB&B「ベスト・イン・ロトルア」には硫黄泉の個室天然掛け流し温泉(今回唯一の裸での入浴)があった。道路を隔てて温泉治療を目的とした病院で、スパ施設がある「クイーン・エリザベス病院」には、水着着用だが温泉プール入浴もできる。

 私が楽しみにしていた温泉は、地熱地帯でかつてマオリ族が戦いの後に傷をいやしていたという聖地「ヘルズ・ゲート&ワイオラ・スパ」、ロトレア郊外のタラウェル湖のボートタクシーで行く秘湯だった。予定していたオークランドからの長距離バスが欠便し、次善の便で移動したことで「ヘルズ・ゲート」の半分が見られなかったり、ボロトレア郊外のタラウェル湖へのボートタクシーが乗り場を間違えて降ろされたりのトラブルがあったが、何とか入浴は果たした。
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ロトレア郊外のタラウェル湖のボートタクシーで行く秘湯・ブッシュスパ

 タウポでは、ワイカト川に沿ってフカ・フォールまでの遊歩道がある公園「スパ・マーサル・パーク」の瀧下の湯あみスポットでの入浴、Hilton Lake Taupoの近くにあるスパ・レジャー施設「タウポ・ホット・スプリング・スパ」での入浴。タウポ中心街から4㎞歩いた湖岸に湧く「ワームウォータービーチ」では足湯に浸かった。子供たちは水着で入浴していたが、大人にはあまりにも浅すぎ、入浴は断念した。

 ニュージーランドは流石に温泉天国らしく、探せばあちこちに温泉が湧きだしている。ロトレア湖の中央に浮かぶモコイア島にも温泉がある。湖畔からクルーズで15分。マオリ族伝説のラブストーリーの舞台となった島だが、島内に足湯のホットスポットがある。オークランドの離島・グレート・バリア島にも温泉がある。オークランドシティからフェリーで約4時間半、船乗り場からファンガパラパラから徒歩で40分歩くと川に湧く温泉「ホット・スプリング・トラック Hot Spring Track」がある。時間にゆとりがある旅でないとなかなか挑戦できない秘湯だ。次回ぜひ挑戦したいものだ。

☆高野山麓の天然水「月のしずく」http://www.a-spa.co.jp/onsen-shop/
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☆旧街道を歩く旅 http://www.a-spa.co.jp/tabi/nikko/index.html
☆スペイン「聖地サンティアゴ巡礼」の旅 初日サン・ジャン・ピエ・ド・ポーから
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