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第6回豊後街道を歩く 宮路(坂梨宿)から肥後大津まで ① 2014.1.11~12 [旧街道を歩く]

第6回豊後街道を歩く 宮路(坂梨宿)から的石宿~肥後大津まで ① 2014.1.11~12
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肥後の総鎮守の阿蘇神社

 特急バスで大分から前回まで歩いた宮路に移動し、9時03分に出発。気温-1度で霜が降りていた。西へ800mほど行き右折、東岳川にかかる橋を渡り、しばらく行ってから間違いと分かり、戻って橋の手前右の道へ。左手に川を見て最初の橋を渡って右が正しかったが直進したので、川向うに十二里木跡碑を見ることになり、悔しい。
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宮地の交差点
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十二里木跡碑
 
 9時50分に道標と石仏のある塩塚に着く。ここに来るだけでもう迷って時間がかかっている。東へ1.2㎞、肥後の総鎮守の神様、阿蘇神社へ立ち寄る。参詣道の周辺は湧水群であちこちに湧水が見られる。
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阿蘇神社の参道は賑やか。
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肥後の総鎮守の神様、阿蘇神社
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阿蘇神社の周辺には、湧水群あり。

110号線、塩塚に戻って10時30分。
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塩塚
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猿田彦大神

200m先に阿蘇清峰高校前に猿田彦と千手観音。
10時47分、「自然湧水の里 役犬原」を通過、霜神社入口に出るがここも通過する。湧水や用水路を流れる勢いのある水音を感じながら歩く。
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「自然湧水の里 役犬原」


360度の展望で左側は根子岳(1408.4m)、高岳(1592.4m)、中岳(1506.0m)右側に大観峰(936m)が望める。  
大鍋の底を蟻のごとく歩いているようだ。拙句「鍋の底歩きかな阿蘇大根干す」

 11時31分、いちごビニールハウスを過ぎ「十一里木跡」を通過、ついで今町神社、正面には内牧温泉街が見えてくる。
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今町神社
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「十一里木跡」
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祠の小仏

祠に収まるいくつかの小仏を見ながら、水辺公園を過ぎる。
12時14分、右手の「新町火除け面碑」から福の神通りを行き右手に薬師温泉。かつて雲海旅館だったが5年前から薬師温泉になり日帰り入浴施設となった。源泉が42.5度のナトリウム・マグネシウム・カルシウム-硫酸塩泉。入浴料200円を支払い入浴する。わずかに硫黄臭がある。飲用可でコップが置かれている。
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薬師温泉

造り酒屋大津酒造(銘柄:神の杉)の建物の一部か「阿蘇サイクルステーション」は閉館だ。
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「阿蘇サイクルステーション」

左にカーブすると地蔵薬師堂を通過し、内牧ホテル街へ。

 城跡の「花あそび公園」に内牧城本丸跡、御茶屋跡、二の丸会所跡碑。昼食にたこ焼き屋で焼きそばを所望する。13時20分に出る。
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内牧城本丸跡、御茶屋跡
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下町火除碑・・・この先で迷ったらしい。

この先で方向を間違って南下したようで乙姫で気づく。V字型に戻って14時50分、上小屋へ出る。手前にあった「亀石 男亀石 女豆石」は見ることができなかった。地蔵尊菩薩を通過し、15時18分、200年の歴史を持つ産神社へ。
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阿蘇外輪山
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産神社
 20分で阿蘇神話の舞台「的石」へ。97段の石段の先をさらに登ると大石が迫る。阿蘇を開いた健磐龍命は阿蘇往生岳に登って、そこから外輪山中腹の大岩に向かって射る稽古をしていた。その矢を拾って運んだのがお供の鬼八法師で、99回も行き来して疲れ果て、100本目の矢を足でけり返した。命は怒り五ヶ瀬川まで追い詰め、鬼八の首をはねてしまった。その大岩の的になったのがこの大石だという。
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阿蘇神話の舞台「的石」

 16時00分、的石御茶屋跡(庭園)に着く。小糸家当代十三代目の庭園で、この泉水で勝海舟たちも一休み「的石村あり。ここに領主小休の亭あり。素質、底に山泉一面流る。北に北山あり、南に阿蘇あり。阿蘇の脚甚だ広く、田野あり」と記した。
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「的石御茶屋跡」案内板
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的石御茶屋跡(庭園)
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 その後、JR赤水駅へ行こうと止まっていた車の女性に道を尋ねると「駅まで送りましょう」彼女は宮地の人、仕事でここにきて今帰るところだという。JR赤水駅で大分方面の時間がだいぶあるので大分へ帰るか、この周辺に泊まるかの選択をするのに駐在所で情報を仕入れようと尋ねた。おまわりさんは気さくな人で、リーズナブルで泊まれるところを探していただいた。近くのユースホステルは少年たちの団体で騒々しいこと、阿蘇ユースホステルが素泊まり2,000円で空き室があり、そこに泊まることにした。大分に帰ってまた来ると往復のバス代が4,500円はかかるので泊まることにした。JR赤水駅から阿蘇駅に移動し、まずコーヒープラザ「EAST」で夕食をとる。おすすめのメニュー「焼き高菜めしとチキン南蛮のセット」(1,000円)は美味だった。
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裏手にある日帰り入浴施設・阿蘇市温泉センター「夢の湯」で400円支払い入浴。源泉はナトリウム・マグネシウム-硫酸塩・炭酸水素塩泉で遠赤外線サウナ、露天風呂もあった。
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阿蘇市温泉センター「夢の湯」


 阿蘇ユースホステルはJR阿蘇駅から南へ徒歩20分。暗がりの墓地の前を通って行く。右手に看板と明かりが見える。すでに若い男性客3人グループがいた。二段ベットが4台(8人部屋)103号室に入る。ここに私一人だけで耳栓は不要だ。スペインのサンティゴ巡礼の旅を思い出す。三人組は居間にて途中で買ってきた弁当やここで購入したインスタントラーメンなどで夕食をとっていた。私はやることがないので9時30分に就寝。
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阿蘇ユースホステルの二段ベット部屋

☆第1回「豊後街道を歩く」 http://hide-tabi.blog.so-net.ne.jp/2013-12-15
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コメント 2

cocoa051

阿蘇神社は阿蘇の守り神なんですね。
お地蔵さんや道祖神など、興味津々です。
by cocoa051 (2014-01-16 19:25) 

kazenotomo

僕も豊後の生まれなんで、懐かしい!!!
by kazenotomo (2014-01-16 22:14) 

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