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「青春きっぷ18」で、大分から岡山、木曽路の奈良井宿から下諏訪へ。 [温泉巡浴]

「青春きっぷ18」で、大分から岡山、木曽路の奈良井宿から下諏訪へ。
 2014年3月30日~31日
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岡山城

 大分市から東京へ戻るのに、「青春きっぷ18」を利用することにした。JR大分駅の始発5時35分に立ち、6回乗り換えて、JR岡山駅に着いたのは、16時04分。年配の方の「青春きっぷ18」利用者が多いのに気付く。三人組の男性で網棚に三個のリュックがのせてあるが、大きさが相当違うのに違和感を持った。拙句「不揃いの棚の荷三つ山笑う」宿は、岡山市内のビジネスホテルでホテルマイラ HOTEL MAIRAをシングル3,500円で予約していた。

 市電に乗って、岡山城と岡山後楽園に向かう。宇喜多秀家が豊臣秀吉の指導を受けて、慶長2年(1597年)に築城した。天守の壁に黒漆塗りの黒い下見板を取り付けた外見の印象から「烏城」とも呼ばれていた。天守閣は昭和20年の空襲時に消失し、昭和41年に鉄筋コンクリートで再建された。昔のまま残っているのは、天守閣の礎石、宇喜多秀家時代の石垣、空襲を逃れた月見櫓などごくわずか。天守閣の通常の入城料は400円のはずだが、特別展開催中のため800円と高額だったので、外観を見るだけにして、岡山後楽園に移動した。
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岡山城

 岡山後楽園は、寛永9年(1632年)、池田光政が岡山藩を継ぎ、二代目綱政によって貞享4年(1687年)に着工、元禄13年(1700年)に完成をみた。岡山城に近い月見橋を渡り、正面入り口から入る。庭園中央にある芝生は、当時ほとんどが田畑だった。三代目継政の時に、唯心山を築き、水路を改変した。明治4年(1871年)に後楽園と改称され、明治17年に池田家から岡山県に譲られ一般公開された。今では、兼六園、偕楽園と並び日本三名園と讃えられている。
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岡山後楽園
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岡山後楽園内

 ホテルへ行く前に、JR岡山駅構内のスーパーマーケットで、お刺身と鳥軟骨唐揚げ、手巻き寿司を夕食に用意した。バストイレ付の禁煙シングル室は、狭いがこれで十分だ。
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ホテル内部

 翌朝は7時から、ホテルのサービスでパンやジュースが用意されていたが、早く出てJR岡山駅発6時15分発の便に乗車。7回乗り換えて、中央本線のJR奈良井駅で下車。

 木曽路の奈良井宿の江戸時代建築で今も宿屋を営業している「越後屋」が空いていれば宿泊したかったが、本日は休業とのこと。仕方なく、宿場を散策のみに。
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JR奈良井駅舎
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宿場の案内板
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奈良井宿
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奈良井宿
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江戸時代の建築物で今も営業している「越後屋」

 奈良井宿観光案内所の中野朝雄氏に尋ねると、「文政元年(1818年)建築の宿屋「伊勢屋」で内部を公開しているから、寄ってみたら」との助言に従うことにした。
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奈良井宿観光案内所の中野氏

 奈良井宿は、奈良井川に沿って約1㎞の街並みが造られた宿場町で、昔は「奈良井千軒」と呼ばれるほど賑わいを見せた。昭和53年に国の重要伝統的建造物群保存地区に指定された。中野氏によると観光客数や土産物などの買い物額も減少していて、宿泊数を増やすなどの滞在時間を長くする工夫が必要だねという話になった。伊勢屋は江戸時代の建築の母屋二階に4部屋、新館に5部屋で営業している。街道側の襖で仕切られた続きの3間は、とても風情がある。
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伊勢屋
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伊勢屋の内部

 宿場で季節ごとのイベントがあり、前回来た雪の時期は、街道沿いにアイスキャンドルが残る幻想的な雰囲気が楽しめた。6月6日~8日には木曽漆器祭・奈良井宿場祭で、大漆器市やお茶壺道中が行われる。約1時間の散策を終えて、JR奈良井駅16時57分発の列車に乗車。塩尻駅で乗り換えて、中山道と甲州街道が交わる「諏訪大社といで湯の街」下諏訪へ向かう。

 下諏訪温泉は、とても魅力的な温泉地で過去にもよく宿泊した街。諏訪大社や万治の石仏、下諏訪宿本陣、「諏訪湖 時の科学館 儀象堂」などの観光や町内7ヶ所ある公衆浴場巡りなど見どころが多彩だ。露天風呂や食事が個性的な宿「みなとや旅館」、脇本陣で上段の間が残る「聴泉閣かめや」に何度か泊まったことがある。今回は諏訪大社秋宮に隣接する一番リーズナブルな宿「ホテル山王閣」の「訳ありの部屋」を予約した。どんな訳ありかは、次回へ。

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☆旧街道を歩く旅 http://www.a-spa.co.jp/tabi/nikko/index.html
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コメント 3

かずのこ

列車を乗り継いでの旅、素敵ですね!
by かずのこ (2014-04-11 10:39) 

yakko

こんばんは。
温泉と旅を存分に満喫され 充実した人生ですね(^_^)
by yakko (2014-04-11 19:36) 

sig

こんばんは。記事も写真も素晴らしく、特に奈良井宿の様子が手に取るようによく分かり、本当にいいところだと思います。行きたくなりました。
by sig (2014-04-11 23:40) 

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