SSブログ

温泉夜話 温泉療養・湯治や飲泉の効能について [温泉マニア]

温泉夜話 温泉療養・湯治や飲泉の効能について

 先日、熊本県杖立温泉に取材に出かけた時、O仲居さんにたまたま、この温泉に来た事情をお聞きした。「1年前に、痛めた膝が治らずに治療のために、杖立温泉の葉隠館に通った。すると間もなく痛みは改善し、その時女将さんから『よければ治療しながら、ここで働かないか』と勧められ、それ以来ここで働いている」という。私は退職したが、昨年まで旅行代理業を経営し、ネットで療養温泉の普及・啓蒙のための「療養温泉突撃取材」や湯治の一つの形態の飲用温泉である「飲泉」の普及と販売を14年前から行っていた。その時の経験から、Oさんのような話は療養温泉宿では珍しいことではない。
飲泉の薦め 挿絵3.jpg
なぜ飲泉を勧めるか.jpg
飲泉のすすめ

 奈良県十津川温泉での取材時には忘れられない話があった。(参考:奈良県十津川温泉・上湯温泉 http://www.a-spa.co.jp/totugeki/totugeki-kamiyusou.html 他に「療養温泉突撃取材」で検索すると出てくる。)
 上湯温泉保養館 神湯荘では、1週間以上の滞在客を条件に受け入れていた。若い女性のほとんどが病院で治らない医者から見放されたアトピー性皮膚炎の患者で、来るときは全身真っ赤で痒くて掻き傷がいっぱいあった方が10日滞在し完治した。彼女は館内や通行人に「見て!見て!私の体がこんなにきれいに治ったのよ!」とはずんで帰って行ったという話を聞かせてくれた。西洋医学では治らずに、仕事を辞め、日常生活もままならない患者が、藁をもつかむ思いで「療養温泉や湯治」に求めてくる人がいる。

 反面、西洋医学を学んだ医師は、糖尿病などの治療に患者が自分の判断で「天然温泉の飲泉」で効果を上げても、患者がそれを告げると「ああ~そんな民間治療は辞めなさい」と告げる。患者は医師が処方した投薬だけでは、血糖値200以下に下がらないので医師に内緒で「飲泉」を続けている人がいた。患者が飲泉を内緒にしているので、医師は「なぜ急に正常値になるんだ?」と理解できずにいる。「温泉療法医」という資格を持つ(学んだ)医師は温泉療養の知識があるので総合医療として温泉療養の意義も認めていて、症状によっては保険適用の指示をする場合もある。だが、全国に「温泉療法医」資格を持つ医師は、まだ全国に1025人(平成22年現在)を超えるほどしかいない。
08.1.28~30 有馬温泉源泉めぐりと宿取材 007.jpg
有馬温泉の飲泉所

 私は自宅にいつも効能抜群のゆの里温泉「神秘の水」を置いている。ときどきエッセイや「旧街道歩き」で紹介しているが、最近の事例をお知らせしたい。大分市での単身居住で小さなグリルをいつも利用していて、ときどきついうっかりじかにグリルの鉄の部分に触って火傷をしてしまう。其のままにすると火ぶくれで病院に行かなければならないが、私はすぐに「神秘の水」を患部にスプレーで吹きかける。5度ほど続けて吹きかけると、何もなかったかのように完治している。髭剃りはいつも使い捨ての髭剃りを使っていて、時々肌を傷つけて出血がするときもすぐにスプレーで吹きかけると止血する。また、歩行や登山などで転んで強く手などを打って、見る間に患部が紫色に変わる(内出血)と、すぐに「神秘の水」を取り出しスプレーすると40分後にはその紫色の色が消えている。いろんなミネラルを含むこの温泉の泉質が素晴らしいだけでなく特別に浸透力が強いこともこうした奇跡ともいうべき効果を著しているのだと思う。
06.4.21上田城址公園桜花見と戸倉上山田温泉圓山荘 040.jpg
ゆの里温泉「神秘の水」※「月のしずく」を飲泉している人が購入できる逸品

☆高野山麓の天然水「月のしずく」http://www.a-spa.co.jp/onsen-shop/
☆旅と温泉の相談室 http://www.a-spa.co.jp/
☆旧街道を歩く旅 http://www.a-spa.co.jp/tabi/nikko/index.html
☆スペイン「聖地サンティアゴ巡礼」の旅 初日サン・ジャン・ピエ・ド・ポーから
http://hide-tabi.blog.so-net.ne.jp/2013-06-19
☆温泉夜話 オーストラリアの温泉入浴に挑戦する!http://hide-tabi.blog.so-net.ne.jp/2013-04-23
☆おんせん県おおいたで、生活費1ヶ月6~7万円で過ごせるか挑戦中!第2弾
 http://hide-tabi.blog.so-net.ne.jp/2014-02-01

旅の知識・楽しみ方 ブログランキングへ

nice!(150)  コメント(1)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

nice! 150

コメント 1

風来鶏

森鷗外はドイツ式医療を、ビタミンBを発見した鈴木梅太郎博士はフランス式医療を学んだので、二人は対立していたそうですね(^^;;
by 風来鶏 (2014-03-18 18:23) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0