温泉巡浴の旅 甲府温泉「源泉のあるシティホテル」談露館を訪ねる! [温泉巡浴]
温泉巡浴の旅 甲府温泉「源泉のあるシティホテル」談露館を訪ねる!
7月に購入した「青春きっぷ」の未使用分が残っているので、片道2時間の普通列車に乗って、入浴・取材に出かけた。甲府市内には温泉銭湯がいくつかあり、3月に太宰治ゆかりの温泉銭湯「喜久の湯」を訪ねて入浴・取材したときにこのホテルの存在を知った。
JR甲府駅構内の「コージコーナー」で、きのこ雑炊セット(珈琲付きで500円)で腹ごしらえ。南口から南へ徒歩5分ほどのところに談露館がある。
「コージコーナー」きのこ雑炊セット
明治20年、有栖川宮が甲府に訪れるとき、宿泊先を探していた県の依頼で、当地に屋敷を所有していた初代中澤伸吉が宿舎として提供したのが始まりである。伸吉の俳号「談露亭」から談露館の名が付けられた。大正時代、二代目の中澤鶴平に引き継がれた。昭和11年(1936年)に談露館に投宿したポール・ラッシュ博士一同は「日本聖徒アンドレ同胞会」の指導者訓練キャンプ場建設地を探しており、中澤鶴平は趣味の狩猟でよく行っていた清里を紹介・案内して、後の「清里清泉寮」建設のきっかけをつくった。昭和20年の大空襲で、談露館は土蔵を残して全焼した。
三代目中澤富次郎は、旅館経営には温泉が必要と、昭和39年(1964年)、近隣の旅館8軒に呼びかけて、談露館敷地内に温泉試掘を行い、翌年40年(1965年)湧出温度45.2度の天然温泉湧出に成功した。平成4年(1992年)、四代目中澤厚男の時に全館新築をし、現在に至っている。創業122年、天然温泉が引かれて45年の歴史を持つ。温泉を持つシティホテルのさきがけではないかと思う。注目したいのは「天然温泉かけ流し」だということ、男女別大浴場と露天風呂付き客室を1部屋保有している。毎日午前2時から5時まで清掃され、高温温泉のため加温・加水・循環・塩素投入もない。温泉は現在3軒のホテル(談露館の他に古名屋ホテル、ドーミーイン甲府)と4軒の民家に配湯されているという。
玄関を入ると左手にフロント、右奥にロビーやレストラン、右手に男女別の大浴場がある。男性用の浴槽(1.5×2.5m)は白い大理石造り、女性用は檜造り。湧出量の関係で源泉かけ流しを守るためかどちらも露天風呂は無い。浴槽からとうとうと源泉があふれている。かすかに硫黄臭があり、源泉を口に含むと硫黄味がする。微黄色透明でわずかに黒い湯の花が出ている。湯は滑らかで肌につるつる感があり、湯上り後もぽかぽかと持続して温まる。泉質は硫化水素泉でナトリウムが1リットル中367.5mg、カルシウム34.5、カルシウム24.1、塩素450、硫酸100.3、炭酸水素265.2mg、メタケイ酸148.4mg。
談露館ロビー
男性用大浴場
女性用大浴場
露天風呂付き客室を見たかったが、お客がまだ入室しているので、写真を撮ることができず、ホテルのオリジナル写真を提供していただいた。ロビーにはホテルの名のゆらいである「談露」・・・あらわに語る、談を尽くすという意味で、江戸時代の書道界第一人者の佐々木文山の揮毫が掲げられている。
露天風呂付和室
佐々木文山の揮毫
太宰治ゆかりの湯村温泉と温泉共同浴場「喜久の湯」 http://hide-tabi.blog.so-net.ne.jp/2009-03-10
旅と温泉の相談室アスパサービスhttp://www.a-spa.co.jp/
ペットと泊まる温泉宿 http://www.a-spa.co.jp/pet/
エッセイ「温泉夜話」 http://www.a-spa.co.jp/yawa/index.htm
温泉巡浴紀行http://www.a-spa.co.jp/junyoku/index.html
温泉水サーチhttp://www.a-spa.co.jp/onsen-shop/search.html
旧街道をあるく旅http://www.a-spa.co.jp/tabi/nikko/
7月に購入した「青春きっぷ」の未使用分が残っているので、片道2時間の普通列車に乗って、入浴・取材に出かけた。甲府市内には温泉銭湯がいくつかあり、3月に太宰治ゆかりの温泉銭湯「喜久の湯」を訪ねて入浴・取材したときにこのホテルの存在を知った。
JR甲府駅構内の「コージコーナー」で、きのこ雑炊セット(珈琲付きで500円)で腹ごしらえ。南口から南へ徒歩5分ほどのところに談露館がある。
「コージコーナー」きのこ雑炊セット
明治20年、有栖川宮が甲府に訪れるとき、宿泊先を探していた県の依頼で、当地に屋敷を所有していた初代中澤伸吉が宿舎として提供したのが始まりである。伸吉の俳号「談露亭」から談露館の名が付けられた。大正時代、二代目の中澤鶴平に引き継がれた。昭和11年(1936年)に談露館に投宿したポール・ラッシュ博士一同は「日本聖徒アンドレ同胞会」の指導者訓練キャンプ場建設地を探しており、中澤鶴平は趣味の狩猟でよく行っていた清里を紹介・案内して、後の「清里清泉寮」建設のきっかけをつくった。昭和20年の大空襲で、談露館は土蔵を残して全焼した。
三代目中澤富次郎は、旅館経営には温泉が必要と、昭和39年(1964年)、近隣の旅館8軒に呼びかけて、談露館敷地内に温泉試掘を行い、翌年40年(1965年)湧出温度45.2度の天然温泉湧出に成功した。平成4年(1992年)、四代目中澤厚男の時に全館新築をし、現在に至っている。創業122年、天然温泉が引かれて45年の歴史を持つ。温泉を持つシティホテルのさきがけではないかと思う。注目したいのは「天然温泉かけ流し」だということ、男女別大浴場と露天風呂付き客室を1部屋保有している。毎日午前2時から5時まで清掃され、高温温泉のため加温・加水・循環・塩素投入もない。温泉は現在3軒のホテル(談露館の他に古名屋ホテル、ドーミーイン甲府)と4軒の民家に配湯されているという。
玄関を入ると左手にフロント、右奥にロビーやレストラン、右手に男女別の大浴場がある。男性用の浴槽(1.5×2.5m)は白い大理石造り、女性用は檜造り。湧出量の関係で源泉かけ流しを守るためかどちらも露天風呂は無い。浴槽からとうとうと源泉があふれている。かすかに硫黄臭があり、源泉を口に含むと硫黄味がする。微黄色透明でわずかに黒い湯の花が出ている。湯は滑らかで肌につるつる感があり、湯上り後もぽかぽかと持続して温まる。泉質は硫化水素泉でナトリウムが1リットル中367.5mg、カルシウム34.5、カルシウム24.1、塩素450、硫酸100.3、炭酸水素265.2mg、メタケイ酸148.4mg。
談露館ロビー
男性用大浴場
女性用大浴場
露天風呂付き客室を見たかったが、お客がまだ入室しているので、写真を撮ることができず、ホテルのオリジナル写真を提供していただいた。ロビーにはホテルの名のゆらいである「談露」・・・あらわに語る、談を尽くすという意味で、江戸時代の書道界第一人者の佐々木文山の揮毫が掲げられている。
露天風呂付和室
佐々木文山の揮毫
太宰治ゆかりの湯村温泉と温泉共同浴場「喜久の湯」 http://hide-tabi.blog.so-net.ne.jp/2009-03-10
旅と温泉の相談室アスパサービスhttp://www.a-spa.co.jp/
ペットと泊まる温泉宿 http://www.a-spa.co.jp/pet/
エッセイ「温泉夜話」 http://www.a-spa.co.jp/yawa/index.htm
温泉巡浴紀行http://www.a-spa.co.jp/junyoku/index.html
温泉水サーチhttp://www.a-spa.co.jp/onsen-shop/search.html
旧街道をあるく旅http://www.a-spa.co.jp/tabi/nikko/
xml_xslさん ほりけんさん kaoruさん いっぷくさん snowsurfさん ご訪問とnice!をありがとうございます。
by hide-m (2009-09-01 18:03)
最近温泉付きビジネスも増えてきました
いいですね。
by ryon (2009-09-01 20:17)
ryonさん 温泉付きビジネスホテルが好まれているようなのは、うれしい限りです。が、大体循環式で塩素が投入されているので、塩素臭に閉口しています。談露館のような源泉掛け流しの努力(毎日清掃するなど)をしていただものです。
by hide-m (2009-09-03 19:01)
お寄りいただきありがとうございます、温泉いきたいですねー!
by めもてる (2009-09-03 21:45)
こんばんは お越し頂き有難うございました。
最近温泉ご無沙汰です 行きたくなりました。
by 侘び助 (2009-09-03 21:58)
kohtyanさん shinさん あんれにさん いわもっちさん めもてるさん
侘び助さん りぼんさん mozさん 今造ROWINGTEAMさん yukitanさん ご訪問とnice!をありがとうございます。
めもてる さん 侘び助さん 最近は連休が多くなりましたので、ぜひ温泉に親しんでください。身近にきっと温泉があるはずです。
by hide-m (2009-09-08 19:06)
イリスさん ムネタロウさん ご訪問とnice!をありがとうございます。
by hide-m (2009-09-13 15:32)
イリスさん ムネタロウさん キャシーさん ご訪問とnice!をありがとうございます。
by hide-m (2009-09-16 21:51)