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添乗奇談快談37. 91才老人会会長が65才会員を叱る! [添乗奇談快談]

添乗奇談快談37. 91才老人会会長が65才会員を叱る!
91才老人会会長65才会員を叱る.jpg
金森 達 画

30年前、世田谷区内のある老人会旅行の車中での会話に驚いたことがある。91才の会長のそばに来たまだ若い男性会員が「最近、年のせいか足腰が弱り、記憶も衰えてしまった・・・」との話に「君はいくつかね」「はい、65才になりました」「君は何を言うか!65才じゃまだ私の息子の年位じゃないか。しっかりしなさい!」と激を飛ばしていたからだ。確かに25才も年が違うと親子くらいの年の差だ。私は65才を越すともう年の違いはないのだな、生き方でこうも違うものかと実感させられた。概して、率先して役員を歴任している人たちは、行動がてきぱきとして実際の年齢以上に若くみえる。

当時、1台の大型観光バスに40人ほど乗ると1~2人の80才以上の高齢者が乗車していて、会長が「今日は80才以上の方が参加しています」とマイクで紹介すると「うおーっ」と歓声が上がったものだ。2008年の今では、80才以上の高齢者は5~8人くらいは乗車していると思う。老人会の年齢もさらに高齢化してきた。80.才以上の方の参加者も珍しくなくなった。

老人会は昔から、60才以上の方を対象としていたが、60才代は「まだまだ年寄り扱いをしてほしくない」と老人会に入らない人も多い。一方では、高齢化が進んで、会長や会計職を引き受ける方がいなくて、老人会を解散する動きも出てきた。昔ほど会長職が尊敬されなくなり、やりがいがなくなってきたこともあるが、会計などの職務内容にも大きな原因があるようだ。東京都などの行政から単位老人会に補助金が付与されているが、会計処理が重箱の箱をつつくような監査があるようで、その処理に苦慮していて、つくづくいやになっているという印象が強い。

長年、地域社会に貢献してきたお年寄りに楽しい老後を送っていただく一助として、行政が補助金を付与しているのだが、老人会運営費のごくごく一部に過ぎないのだから、いちいち口を出さずに、気持ちよく使っていただいたらと思うのだが・・・。

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コメント 3

ryon

矍鑠としたご老体。。。いいなぁ
こうるさい年寄りにはなりたくないですが、年をとったら
元気で、練れた人になりたいですね。。
by ryon (2008-11-20 19:11) 

hide-m

toraneko-tcさん ryonさん ご訪問をありがとうございます。

ほんとうにいつまでも健康で動き回っていたいですね。歩くことが大事だと痛切に感じています。
by hide-m (2008-11-20 19:16) 

sak

これだけ世の中が変わってきているから
未成年の考え方と老人のの考え方変えなきゃいけない気がします。

by sak (2008-12-03 02:27) 

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