中国・黄山(温泉）、屯渓、西湖へ行く！ [海外のはなし]
中国・黄山（温泉）、屯渓、西湖へ行く！
① 温泉目当てがはずれ！黄山賓館（黄山温泉）全面改装工事中！
2007年11月27日（火）から3日間、黄山温泉目当ての旅行に出かけた。
前日、黄山のロープウエイ麓の「雲谷山荘」が急遽改装工事の営業停止で、「桃源賓館」に変わるとの連絡を受けていた。いずれも温泉景区の宿で、「桃源賓館」は三ツ星ホテル。ネットで調べると「各種温泉・・・もあり」とあるので、小躍りしていた。地図を調べると向かいには、「黄山賓館」もある。5年ほど前に黄山温泉目当てで、申し込んだあとに「日本製のロープウエイが工事中で、旅行催行が中止になりました」と連絡を受けあきらめた経緯があった。
11月27日12時20分、杭州空港に到着し、ガイド歴22年のベテランのガイド蒋（ジャン）さんに迎えられる。中高年のグループ総勢17名、どなたも中国は2回から8回目というつわもの揃いで、中にはこの旅行が終わった翌週にアンコールワットに行く予定だというおばあさんがいた。快晴の中、高速道路を駆って、西へ走る走る。16時15分、黄山の玄関口「屯渓」で小休止、
現地ガイドの「くや」さんと合流。宋代の名残がある「老街（ろうがい）」は4.5kmに渡る石畳の古風な商店街。屯渓一帯は書道用品の産地で、硯、墨、紙などの書画用品が並び、巨大な硯石や筆が目に留まった。
屯渓の人口は15万人、
さらに80km高速道路で山奥へ進む。今年10月に開通したのでわずか1時間で移動できる。杭州・黄山・西湖観光は、それまで5日間は優にかかる行程だった。18時ころ夕闇に包まれた桃源賓館に到着。相部屋の相手は千葉県佐倉市から来たY氏で、謙虚でなかなかの紳士。チエックイン後、よく調べるとこの宿には温泉はなかった。道路のはす向かいに温泉施設という「黄山賓館」があったが、なんと大規模な工事中で営業はしていない。
工事中の看板、完成予想図が描かれている。
暗い中近所を歩いてみたがだめだ。フロントで「1979年に鄧小平が来て、黄山賓館に泊まり温泉に感激し「天下名泉」の書を残したそうだが、その書がどこにあるか知らないか？」と聞くとフロントマンは「OK！」と手招きされ闇の中を案内された場所についていくと、このホテルの敷地から隣のコンクリを打った工事中の建物を指差した。
黄山温泉は昔「朱沙温泉」と呼ばれ、泉質は42℃の重炭酸泉、無色無臭、甘味があり飲用もできる。湯量は1時間48トンというがそれらしき源泉は見つからなかった。
鄧小平が来たころは、まだロープウエイができていなかった。1986年にロープウエイは建設された。鄧小平は標高1841ｍの黄山、延べ6万段の階段を登ったのか？今回のメンバーには80歳を越える方もいたが、老人パワー恐るべしである。
桃源賓館の夜は、ひと騒動があった。部屋の暖房が効かなかったので、皆寒い思いをした。4階フロアの部屋に宿泊した我がメンバーの翌朝の不満話はすごかった。暖房が効かないので、防寒着を着て電熱器に手をかざして暖をとった。湯が最初は出たが、後に水になりがたがた震えていた。ベットの下から毛布を取り出し、掛けて何とか寝た。私たちはベットの下に毛布があるとは気がつかず、ぶるぶる震えて早くに寝込んだ。目覚めてから、そうだ靴下を履いて寝たらよかった・・・とか。私は寒いのでお風呂に入るのは止した。黄山人気で、宿泊料金はとても高いようで、北海賓館などの山上ホテルはさらに高い。後にわかったことだが、桃源賓館は西湖のとても評判のよかった百合花飯店の料金の3倍だとか。ほんとかな？
翌日のすばらしい天候が、ジャン添乗員への不満を一気に和らげた。安徽（あんき）省南部の最高峰1860ｍの黄山は、奇松、怪石、雲海、温泉の四つの絶景で「黄山四絶（よんぜつ）」と称される。屹立する奇岩に松が生え、遠方の雲海は、山水画そのものだ。長さ1700ｍ8人掛けのロープウエイで標高差770ｍを一気に昇る。
始信峰から北海賓館
を経由して清涼台まで歩いた。
黄山で2番目に高い1840ｍにある光明頂から徒歩30分の「飛来石」が有名でよく写真で目にしたが、遠方に小さく見るだけになってしまった。歩くことでは相当脚力に差が出るメンバーでは仕方がない。下りのロープウエイは50人乗りで。ロープウエイは空いているのにスタッフの誘導はゆっくりだ。来年の北京オリンピック時の誘導は大丈夫か？
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チャッピィーさん ご訪問とnice!をありがとうございます。
by hide-m (2007-12-09 21:15)