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文学を訪ねる温泉紀行3. 道後温泉 [文学を訪ねる温泉紀行]

文学を訪ねる温泉紀行3.  道後温泉

金森 達 画   道後温泉は、日本最古の温泉として「日本書紀」「万葉集」などに名湯として登場し、また景行天皇、聖徳太子らも来浴した。明治27年に木造三階建ての共同浴場道後温泉本館が建てられ、屋根に突き出た振鷺閣は道後温泉のシンボルである。平成6年には国の重要文化財の指定を受けている。  日本の近代文学に大きな影響を及ぼした近代俳句の父といわれた正岡子規はこの地の出身。松山市立子規記念博物館がある。小林一茶、与謝野晶子、菊池寛、吉川英治も後温泉を訪れている。
文豪夏目漱石は温泉本館完成翌年、松山中学の教師として赴任し、1年4ヶ月下宿から毎日温泉に通っていた。この体験が後の「坊ちゃん」の舞台となる。江戸っ子の坊ちゃんは、四国の中学の数学教師になる。坊ちゃんの自由奔放な言動が周りに事件を引き起こす。周囲の愚劣・無気力・悪知恵に反発し、先輩たちと一緒に教頭に鉄拳制裁を加え、東京に帰るという反骨精神に満ちた作品である。

追記: 平成15年10月から愛媛県条例により、道後温泉本館に例のレジオネラ菌対策で、塩素殺菌を義務付けされ、掛け流しながら塩素殺菌をしている。お客の感想から、塩素臭は興ざめだとの声が多い。温泉はこんなものだという誤解が広まるのが怖い。入浴料金も値上がりした。「神の湯」の入浴料は400円、2階の貸し浴衣、せんべい付きで800円。「霊(たま)の湯」は、2階席が1200円で、貸し浴衣、貸しタオル、お茶せんべい付き。3階個室は1500円で、せんべいが坊ちゃん団子に変わる。

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hide-m

xml_xslさん チャッピィーさん ご訪問、nice!をありがとうございます。
by hide-m (2007-12-02 08:21) 

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