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文学を訪ねる温泉紀行16. 岩手県花巻市・花巻温泉郷 [文学を訪ねる温泉紀行]

文学を訪ねる温泉紀行16. 岩手県花巻市・花巻温泉郷
花巻温泉郷・鉛温泉 文学を訪ねる温泉紀行.jpg
金森 達 画

花巻温泉郷には、豊沢川などの渓流沿いに12の温泉地がある。大沢温泉、志戸平温泉、松倉温泉、渡り温泉、高倉山温泉、鉛温泉、新鉛温泉、山の神温泉、花巻温泉、台温泉など昔ながらの自炊も可能な湯治宿から近代的なリゾートホテルまで、42~78度までの多彩で良質な温泉で知られている。
鉛温泉の藤三旅館は、田宮虎彦(1911~1990年)の43歳のときの作品「銀心中」の舞台となり、田宮虎彦が滞在したところ。主人公の佐喜枝は、ともに理髪店を営む夫の甥・珠太郎に恋をし、彼を追って白い雪に包み込んだ銀温泉にやってきた。だが、珠太郎に拒否され、いつも持ち歩いていた剃刀で手首を切り、銀温泉で働く男と心中して果てる。この温泉の舞台となった鉛温泉は当時の雰囲気のまま、今も佇んでいる。

宮沢賢治(1896~1933年)も花巻温泉郷に縁の深い作家である。岩手県を理想郷として「イーハトーブ」と呼んだ花巻農学校の教師宮沢賢治は、花巻温泉郷の釜淵の滝や大沢温泉で実習教育をしたという。賢治の童話「なめとこ山のくま」には、鉛温泉が登場する。高村光太郎は、東京空襲にあい友人だった宮沢賢治の弟・清六に誘われ、花巻に疎開した。戦後の独居生活の傍ら、大沢温泉山水閣の露天風呂に入浴し、部屋でよく牡丹の絵を描いていたという。

追記:私のお気に入りは、鉛温泉の藤三旅館と大沢温泉山水閣。藤三旅館は、昭和16年築の木造3階建ての風格ある旅館で4ヶ所の源泉と5ヶ所の湯船がある。底からぷくぷく湧き出る「白猿の湯」は深さが125センチもある天然掛け流しの湯。混浴だが女性専用時間もある。大沢温泉山水閣は、自炊部と旅館部のいずれにも浴室があり、さまざまな浴槽に入浴できるのが魅力だ。特に宮沢賢治が少年の頃、よくいたずらをしたという豊沢川の渓流を眺めながらの露天風呂入浴は最高だ。

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miffy

ご訪問ありがとうございました
by miffy (2009-01-04 23:23) 

hide-m

ryonさん いとおさん toraneko-tcさん kohtyanさん miffyさん ご訪問とnice! をありがとうございました

by hide-m (2009-01-05 08:09) 

hide-m

のぶあきさん りんこうさん ご訪問とnice! をありがとうございます。

by hide-m (2009-01-10 15:45) 

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