伊豆七島・神津島の温泉巡り 絶景と良質の温泉に感動!神々が集いし伝説の島 [温泉巡浴]
伊豆七島・神々が集いし伝説の神津島(こうづしま)へ 絶景と良質の温泉に感動!
神津島温泉保養センター「大露天風呂」
2008年8月28日、東京桟橋から23時発の東海汽船「さるびあ号」に乗って出帆!夏休み最後の週末で、若者たちでいっぱいだが、最盛期は過ぎている。乗組員に聞くと、「さるびあ号」の定員は1,500人だが、今日は550人の乗客だという。伊豆大島、利島、新島、式根島に立ち寄り、終点の神津島には翌日9時の到着となる。最初は2等和室で予約をしていたが、ごった返してうるさいので、特2等の寝台ベットに変更した。耳栓をして、しっかり休むことができた。
東海汽船「さるびあ号」
全国的に集中豪雨があり、心配していたが、快晴の天気で驚いた。旧友と一緒で、彼は仕事で伊豆七島は神津島を除いてほとんど行っている。私は1999年6月に八丈島の温泉めぐりに行って以来の9年ぶりの離島だ。レンタルバイクにしようと思ったが、料金が1時間2,000円と高いので、車に変更した。まず北東の白浜で知られる多幸浜に行く。峠を下って真下の多幸浜の背後には、爆裂したかのような天上山の山肌が迫る。
多幸浜と背後にせまる天上山
三浦漁港とモニュメント
多幸浜は波が高く、遊泳禁止。そばにある多幸名湧水を試飲した後、漁港内の海水浴場で水浴びをする。
南端の神津島灯台(地元の人は、しろとうだいと言っている)に行くのに、三浦湾展望台経由で神津島空港側から行く。三浦湾、多幸浜の景色がすばらしい!
三浦展望台からの眺望
灯台入り口から徒歩10分登ったところに灯台があり、西側の奇岩海岸が美しい。
神津島灯台
前浜方面の途中に展望がすばらしくカレーとコーヒーが美味しいと紹介された「ティースペース だいじんこ」に向かう。道に迷いながら、軽トラックのを止めて、道を尋ねると「ああ~俺のうちだ・・・案内するから、俺についてきて」という。何という奇遇。入り口には「だいじんこ入り口」と看板があったが、反対側からきたので見えなかったのだ。
確かに展望がすばらしい!外のテラスで眺望に嘆息をした後、レストランに入る。ガラス越しの景色もすばらしい。
辛い牛肉入りカレーとコーヒー(セットで950円)をいただいた。ご飯が少々硬かったが、評判通りの店としてお勧めだ。「だいじんこ」とは、神津弁で、だいじな物・人という意味だそうだ。作業が終わった旦那さんが、食事に入ってきた。ぼそぼそと話す旦那さんと女将さんの様子が、とても微笑ましかった。
「だいじんこ」の女将さん
市内中心部の郷土資料館へ向かうが、ただいま閉鎖中で見られなかった。すぐ近くの物忌奈命神社を参拝した。物忌奈命神社は、平安初期に編纂された後日本書紀に「承和5年(838年)7月5日夜火、上神津の左右の海中より出ず。焼炎は野火の如し」と神津島天上山(標高574m)噴火の記述があるほど古い歴史を持つ。神々によって伊豆七島が造られた後、この島が水の確保・配分のために神々の会議場となったという神話が面白い。
物忌奈命神社の神門から見た拝殿
物忌奈命神社拝殿
今度は、最北端の赤崎遊歩道へ向かう。奇岩海岸に500mもの木道の歩道を作り、自由に行き来できるようにしている。ダイビングやシュノーケル遊びができる透明度の高い海で、若者が大勢それぞれに楽しんでいる。豪快な入江の景観が楽しめる。監視員がしっかり配置されている。
赤崎の木道
戻って、いよいよ、錆崎の神津島温泉保養センターを訪ねる。山側に温泉保養センター施設(内風呂)があり、海岸側に露天風呂が3箇所(大露天風呂、小露天風呂、展望風呂)がある。露天風呂はいずれも水着着用になる。
神津島温泉保養センター 大露天風呂
小露天風呂
展望露天風呂
道路の下をくぐって、小露天風呂に出る。地元の年配の方が長風呂をしている。戦前はすぐ海側のところから湧出していた。その後、トンネルの海岸側にある二つ岩の下辺りからの湧出地に変わったという。大露天風呂へ行くと男女グループの若者が大勢、入浴中。高台の展望露天風呂には、女性3人組が展望を楽しんでいる。展望風呂から見下ろす、大露天風呂の景観がすばらしい!天候がよいから、どこを見てもすばらしく感じてしまう。
内風呂の掛け流しの湯が一番いいように思う。大露天風呂は虫が落ちていたり、湯の花が結構浮いていた。内風呂には、かぶり湯、サウナ、直径4mの低音湯、気泡湯、全身浴がある。湯は茶褐色で口に含むと塩辛い味がする。57度のナトリウム.塩化物強塩泉で平成3年にこの施設ができた。効能は、切り傷、やけど、慢性皮膚病、慢性婦人病、虚弱児童など。これだけ濃度の濃い温泉であれば、腰痛や神経痛、リウマチにも効きそうだ。
夕方16時に、今宵の宿・山下旅館別館に入る。島唯一の温泉宿で、敷地内に50度の自家源泉を持つ。
山下旅館別館ロビー
ナトリウム-塩化物強塩泉で無色透明だ。内風呂は2.5×4mのタイル張り。昭和58年からボーリングで湧出したまだ歴史が浅い。私の温泉巡浴1,362ヶ所目の宿。
部屋は2階の角部屋洋室(ツインベット+畳6畳、トイレ・洗面所付き)「つばき」で、海岸が眺望できる。
2階の角洋室「つばき」
山下旅館別館の内湯
土産店で購入した「くさや」を肴に地元唯一の神津島酒造「樫樽貯蔵 盛若」を飲んで夕食を待つ。夕日は17時30分頃ということだったが、雲が出て見ることができなかった。
夕食は部屋に運んでいただいた。たかべの塩焼き、お造りは鰹・蛸・鮪、大サザエ壷焼き、さつまいも・白身魚・三つ葉・じゃ子の天ぷら、なすとピーマンの味噌和え、しょうがにあま味噌、岩のり、味噌汁、香の物、ご飯、デザートに西瓜。朝食は鯵の塩焼き、玉子焼、あしたばの和え物、筍の芥子炒め、ご飯に味噌汁。魚が美味しい。1泊2食付で一人10,600円(税込)+入湯料150円
夕食膳
朝食膳
夜9時には寝込んでしまったので、深夜1時30分頃に目が覚める。豪雨と雷が鳴り止まず・・・。神津島だから雷が多いのか?明日はどうなることやら・・・と思ったが、5時30分に港散策ができるほどに天候は回復した。
港に係留する漁船
荷降ろしの漁船
漁から帰った船が漁協の市場に荷を降ろす作業中だ。とびで魚の頭を上手に引っ掛けて籠に移す。流石にうまいものだ。
飛行機で帰る予定が、9時頃第一便が欠航になったことを連絡を受けて心配になり、最悪に備え、9時40分発の「さるびあ号」(東京着17時30分着)に乗り込んだ。後で、連絡を取ると飛行機は第二便から就航したとか・・・。判断を急いでしまった。途中、大島で30分の待ち合わせ時間があり、港に下りて昼食にメンチコロッケやあしたばコロッケを仕入れた。
大島で待ち合わせで、下船する
大島を後にする「さるびあ号」
神津島で1泊し、他の島を半日観光のコースも良いかなと思った。
旅と温泉の相談室アスパサービスhttp://www.a-spa.co.jp/
エッセイ「温泉夜話」 http://www.a-spa.co.jp/yawa/index.htm
温泉巡浴紀行http://www.a-spa.co.jp/junyoku/index.html
温泉水サーチhttp://www.a-spa.co.jp/onsen-shop/search.html
旧街道をあるく旅http://www.a-spa.co.jp/tabi/nikko/
神津島温泉保養センター「大露天風呂」
2008年8月28日、東京桟橋から23時発の東海汽船「さるびあ号」に乗って出帆!夏休み最後の週末で、若者たちでいっぱいだが、最盛期は過ぎている。乗組員に聞くと、「さるびあ号」の定員は1,500人だが、今日は550人の乗客だという。伊豆大島、利島、新島、式根島に立ち寄り、終点の神津島には翌日9時の到着となる。最初は2等和室で予約をしていたが、ごった返してうるさいので、特2等の寝台ベットに変更した。耳栓をして、しっかり休むことができた。
東海汽船「さるびあ号」
全国的に集中豪雨があり、心配していたが、快晴の天気で驚いた。旧友と一緒で、彼は仕事で伊豆七島は神津島を除いてほとんど行っている。私は1999年6月に八丈島の温泉めぐりに行って以来の9年ぶりの離島だ。レンタルバイクにしようと思ったが、料金が1時間2,000円と高いので、車に変更した。まず北東の白浜で知られる多幸浜に行く。峠を下って真下の多幸浜の背後には、爆裂したかのような天上山の山肌が迫る。
多幸浜と背後にせまる天上山
三浦漁港とモニュメント
多幸浜は波が高く、遊泳禁止。そばにある多幸名湧水を試飲した後、漁港内の海水浴場で水浴びをする。
南端の神津島灯台(地元の人は、しろとうだいと言っている)に行くのに、三浦湾展望台経由で神津島空港側から行く。三浦湾、多幸浜の景色がすばらしい!
三浦展望台からの眺望
灯台入り口から徒歩10分登ったところに灯台があり、西側の奇岩海岸が美しい。
神津島灯台
前浜方面の途中に展望がすばらしくカレーとコーヒーが美味しいと紹介された「ティースペース だいじんこ」に向かう。道に迷いながら、軽トラックのを止めて、道を尋ねると「ああ~俺のうちだ・・・案内するから、俺についてきて」という。何という奇遇。入り口には「だいじんこ入り口」と看板があったが、反対側からきたので見えなかったのだ。
確かに展望がすばらしい!外のテラスで眺望に嘆息をした後、レストランに入る。ガラス越しの景色もすばらしい。
辛い牛肉入りカレーとコーヒー(セットで950円)をいただいた。ご飯が少々硬かったが、評判通りの店としてお勧めだ。「だいじんこ」とは、神津弁で、だいじな物・人という意味だそうだ。作業が終わった旦那さんが、食事に入ってきた。ぼそぼそと話す旦那さんと女将さんの様子が、とても微笑ましかった。
「だいじんこ」の女将さん
市内中心部の郷土資料館へ向かうが、ただいま閉鎖中で見られなかった。すぐ近くの物忌奈命神社を参拝した。物忌奈命神社は、平安初期に編纂された後日本書紀に「承和5年(838年)7月5日夜火、上神津の左右の海中より出ず。焼炎は野火の如し」と神津島天上山(標高574m)噴火の記述があるほど古い歴史を持つ。神々によって伊豆七島が造られた後、この島が水の確保・配分のために神々の会議場となったという神話が面白い。
物忌奈命神社の神門から見た拝殿
物忌奈命神社拝殿
今度は、最北端の赤崎遊歩道へ向かう。奇岩海岸に500mもの木道の歩道を作り、自由に行き来できるようにしている。ダイビングやシュノーケル遊びができる透明度の高い海で、若者が大勢それぞれに楽しんでいる。豪快な入江の景観が楽しめる。監視員がしっかり配置されている。
赤崎の木道
戻って、いよいよ、錆崎の神津島温泉保養センターを訪ねる。山側に温泉保養センター施設(内風呂)があり、海岸側に露天風呂が3箇所(大露天風呂、小露天風呂、展望風呂)がある。露天風呂はいずれも水着着用になる。
神津島温泉保養センター 大露天風呂
小露天風呂
展望露天風呂
道路の下をくぐって、小露天風呂に出る。地元の年配の方が長風呂をしている。戦前はすぐ海側のところから湧出していた。その後、トンネルの海岸側にある二つ岩の下辺りからの湧出地に変わったという。大露天風呂へ行くと男女グループの若者が大勢、入浴中。高台の展望露天風呂には、女性3人組が展望を楽しんでいる。展望風呂から見下ろす、大露天風呂の景観がすばらしい!天候がよいから、どこを見てもすばらしく感じてしまう。
内風呂の掛け流しの湯が一番いいように思う。大露天風呂は虫が落ちていたり、湯の花が結構浮いていた。内風呂には、かぶり湯、サウナ、直径4mの低音湯、気泡湯、全身浴がある。湯は茶褐色で口に含むと塩辛い味がする。57度のナトリウム.塩化物強塩泉で平成3年にこの施設ができた。効能は、切り傷、やけど、慢性皮膚病、慢性婦人病、虚弱児童など。これだけ濃度の濃い温泉であれば、腰痛や神経痛、リウマチにも効きそうだ。
夕方16時に、今宵の宿・山下旅館別館に入る。島唯一の温泉宿で、敷地内に50度の自家源泉を持つ。
山下旅館別館ロビー
ナトリウム-塩化物強塩泉で無色透明だ。内風呂は2.5×4mのタイル張り。昭和58年からボーリングで湧出したまだ歴史が浅い。私の温泉巡浴1,362ヶ所目の宿。
部屋は2階の角部屋洋室(ツインベット+畳6畳、トイレ・洗面所付き)「つばき」で、海岸が眺望できる。
2階の角洋室「つばき」
山下旅館別館の内湯
土産店で購入した「くさや」を肴に地元唯一の神津島酒造「樫樽貯蔵 盛若」を飲んで夕食を待つ。夕日は17時30分頃ということだったが、雲が出て見ることができなかった。
夕食は部屋に運んでいただいた。たかべの塩焼き、お造りは鰹・蛸・鮪、大サザエ壷焼き、さつまいも・白身魚・三つ葉・じゃ子の天ぷら、なすとピーマンの味噌和え、しょうがにあま味噌、岩のり、味噌汁、香の物、ご飯、デザートに西瓜。朝食は鯵の塩焼き、玉子焼、あしたばの和え物、筍の芥子炒め、ご飯に味噌汁。魚が美味しい。1泊2食付で一人10,600円(税込)+入湯料150円
夕食膳
朝食膳
夜9時には寝込んでしまったので、深夜1時30分頃に目が覚める。豪雨と雷が鳴り止まず・・・。神津島だから雷が多いのか?明日はどうなることやら・・・と思ったが、5時30分に港散策ができるほどに天候は回復した。
港に係留する漁船
荷降ろしの漁船
漁から帰った船が漁協の市場に荷を降ろす作業中だ。とびで魚の頭を上手に引っ掛けて籠に移す。流石にうまいものだ。
飛行機で帰る予定が、9時頃第一便が欠航になったことを連絡を受けて心配になり、最悪に備え、9時40分発の「さるびあ号」(東京着17時30分着)に乗り込んだ。後で、連絡を取ると飛行機は第二便から就航したとか・・・。判断を急いでしまった。途中、大島で30分の待ち合わせ時間があり、港に下りて昼食にメンチコロッケやあしたばコロッケを仕入れた。
大島で待ち合わせで、下船する
大島を後にする「さるびあ号」
神津島で1泊し、他の島を半日観光のコースも良いかなと思った。
旅と温泉の相談室アスパサービスhttp://www.a-spa.co.jp/
エッセイ「温泉夜話」 http://www.a-spa.co.jp/yawa/index.htm
温泉巡浴紀行http://www.a-spa.co.jp/junyoku/index.html
温泉水サーチhttp://www.a-spa.co.jp/onsen-shop/search.html
旧街道をあるく旅http://www.a-spa.co.jp/tabi/nikko/
2008-08-31 21:53
nice!(6)
コメント(4)
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takagakiさん kohtyanさん ご訪問をありがとうございます。
by hide-m (2008-09-02 19:01)
ご訪問、nice!をありがとうございます!
温泉めぐり、すごいいいですね~^^
スパ好きとしては温泉もとっても魅力的です!
時間のある時にじっくり読ませていただきたいな~って思いました!
by しんりゅう (2008-09-10 10:35)
しんりゅうさん sakさん ご訪問とnice!をありがとうございます。しんりゅうさん 温泉に興味をもっていただきうれしいです。奥深いですから、のめりこんで?ほしいです。
by hide-m (2008-10-19 07:43)
来週末行こうと考えています、おすすめの温泉ありますか!?
by わだっち (2014-04-11 22:24)