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熱海温泉 岩盤浴が凄い!ホテル湯治館 そよ風 本館・別館 [療養・湯治の宿]

療養・湯治の温泉宿  熱海温泉 ホテル湯治館 そよ風 本館・別館

2007年12月31日から2泊で「熱海温泉ホテル湯治館そよ風」に妻と滞在した。2年ぶりの再訪で、昨年隣接して、別館がオープンしたことを知り、訪れた。

駅から徒歩2分という便の好さで、チエックインが15時なので荷をホテルに預け、市内地図をいただいて熱海の源泉7ヶ所めぐり

熱海温泉発祥の地 大湯

や熱海最古の温泉宿「古屋旅館」を見に出かけた。

熱海最古の温泉旅館 今も熱海7源泉のひとつ、清左衛門の湯を使用

15時30分に戻り、本館7階の洋室ツインの部屋753号室に入る。海側の部屋で、眼下に熱海海岸が見渡せるロケーションの良い位置だ。床はフローリングで、トイレはウォシュレットトイレで手元に「非常用ベル」があり、緊急用の対応も万全で、バリアフリー対応。

部屋の浴室や大浴場には手すりがある。別館は1階のフロントフロアと廊下で繋がっている。別館の部屋には和室もあり、洋室はじゅうたん敷きである。
早速にこの宿の自慢の岩盤浴に行ってみる。2年前はまだなかったので楽しみにしていた。1階のフロアにある岩盤浴は、日帰り客にも好評で、宿泊客は無料で利用できるが、日帰り客は1回2,500円になる。

フィットネスルーム

岩盤浴休憩所

生命体誕生石鉱石の構造

受付の男性に声をかけられ、岩盤浴専用の浴衣を受け取り、大浴場の更衣室で着替える。丸裸に専用浴衣を身に着ける。大浴場の対面にある岩盤浴室の入り口脇に冷蔵庫があり、ミネラルウォーター「鉱石ミネラル嵐の水」ペットボトルを持って中へ入る。「嵐の水」はNASAが宇宙で使用した水と同じ水だという。水分を十分に取るようにとの注意がある。軽い音楽が流れ、照明を抑えた落ち着いた雰囲気だが、当然ながら暑い。室温45度、湿度80%という。15人ほどの枕の位置が示され、すいていて3名ほどの客が横たわっている。10分経ったら、浴室を出て5分休憩し、また10分入り・・・と3回繰り返す。実質30分以内にとどめるようにとの指示だ。汗がだらだらと異常と感じるほどの汗だ。途中にホテル従業員が入ってきて、高速温泉水シャワーで鉱石砂利のクリーニングを始めた。一日に5回清掃をするそうだ。近年都会にも岩盤浴がはやり、一部のマスコミの報道では「療養目的の患者が来るので、雑菌がうようよのところも多い」という話を聞いていただけに、安心する。ここの岩盤浴の鉱石は、川田薫理学博士の生命体誕生鉱石15種類と温泉の融合で世界初の特許申請した姉妹ホテルの玉川温泉「ぶなの森湯治館そよ風」と同じものだ。体験レポートが壁やプリントで紹介されているのを見ると驚きの連続だ。花粉症、喘息、アレルギー性体質、アトピー性皮膚炎、胃や腸のポリープ、血行障害、痔疾、便秘などが改善した・・・・。どっと出た汗の染み付いた岩盤浴専用浴衣を大浴場で脱ぎ捨てて、大浴場へ。

別館2階フロアにも大浴場と岩盤浴があり、大浴場は本館よりも広く、岩盤浴は33人用と本館の二倍の広さ。宿泊者はいずれの大浴場、岩盤浴も利用できる。本館の大浴場の浴室には「北投石」が設置され、「北投石サウナ」もあるが、別館に「北投石」温泉やサウナはなく、珊瑚を壁に貼り付けた「珊瑚サウナ」がある。

夕食膳は、本館13階展望レストランでいただいた。通常、本館はマクロビ食(健康食)で別館は和食懐石料理となる。席は夜の熱海海岸を眺望する窓側に設けられていた。

夕食膳の一部

 食前酒は梅酒、先付けは春菊の胡麻和え、前菜に蛍烏賊の塩漬け、子宝海老、からすみ松葉、穴子八幡巻き。正月は宿泊料金が五千円増しで、年末用の食材が存分に使われている。お造り、伊勢海老グラタン、帆立バター焼き。蒸し物の五目豆腐の生姜風味は珍しい。ごぼう・人参・椎茸・長芋が存分に入った健康志向の茶碗蒸しといったところ。ゴマ豆腐の揚げ出し、年越しそば、ご飯は白米か玄米ご飯に山芋味噌汁。デザートはチョコチップムースに蜜柑。食事場所では若い一人客やお年寄りのグループ、家族連れなどさまざまな客層がいる。年末年始はより多彩なお客が見えているようだ。朝食は和定食だが隣に座ったおばあさんが「お雑煮はでないの?」と聞いていた。話しかけると、熱海在住で来宮神社近くにあるホームに住んでいるという。時々熱海駅周辺に歩きに来て、湯治館そよ風のランチを食べたことがあり、一度宿泊してみたかったという。翌、正月は6時50分に初日の出を見に屋上に出かけた。とても寒かったが宿の配慮で用意していただいた缶入り「熱熱のウーロン茶」を懐にいれての参拝となった。

 9時には別館でお琴の演奏があった。

別館のロビー、演奏舞台のバックは、シースルーエレベーター

正月気分を味わった後、初詣に樹齢二千年、周囲20mの大楠がある来宮神社に出かけた。よくぞ生きながらえたと感動の時を得た。

帰り道、熱海の源泉のひとつ「野中の湯」を見てホテルに戻った。12時から別館のフロントで楽しみにしていた餅つきイベントがあったが、12時50分には終わっていた。

一旦ホテルに戻り、午後は別館3階の岩盤浴や大浴場に出かけて時間をすごす。宿泊客は外へ出かけているのかどこへ行ってもすいている。夕食はホテルで取らずに、外へ出かけた。熱海の夜の店は閉まるのが早い。夕食は熱海駅から仲見世通りを下った信号の角にある「雑魚屋」にした。十数年前まで東海地方で観光バスの団体客を対象に数十店舗をチェーン店で経営していた干物屋だった本店だ。懐かしい名前だった。地魚を使った活魚、海鮮焼きが自慢の店のようだった。刺身盛合わせや焼き魚を注文した。隣の客が注文してもなかなか来ないとぶつぶつ言っていたので、追加で金目鯛やアジのタタキ茶漬けを頼んだら、散々待たされて茶漬けが先に来た。鮮度がよく美味しかったのに、結局刺身の盛合わせが来なかった。こんな店がまだにあるんだと驚いた。

ホテルでの夜8時20分から、正月のイベントで花火が熱海海岸で打ち上げられた。

20分ほどの短い時間だったが、同時に数発も上がる早撃ちで見ごたえ十分だった。7階の部屋だったので部屋に居ながらの寒さ知らずの鑑賞だ。屋上を開放しての花火鑑賞のお客も大勢いたはずだ。3日目のチエックアウトは11時。妻はホテル内の岩盤浴と大浴場に入浴へ。私は朝食後、熱海源泉めぐりと日本初の温泉療養センター「吸気館」の門柱に出会うことになる散策に出かけた。


日本で初めての温泉療養センターだったが、消失して門柱が残るのみ

11時に一旦、ホテルに戻り荷を預けて大正・昭和の浪漫あふれる名邸「起雲閣」の見学へ出かけた。

昼食は老舗旅館「山木屋旅館」直営の「山木茶屋のあじなどんぶり」をいただいた。アジの干物にご飯をまぶし、その上にアジのタタキを加えたメニューで、熱海で噂の一品。

評判にたがわぬ一品で会った。しかも、山本有三の直筆画が見られるというおまけ付だった。
熱海温泉滞在3日間で私は岩盤浴を2回、大浴場には7回、妻は岩盤浴には3回行き、帰り際に「肌がつるつるでしわがのびたわよ」と感嘆の声を上げていた。

※1月04日記ブログの「熱海温泉の歴史を訪ね、日本初探し散策の旅」と一部重複する。

旅と温泉の相談室アスパサービスhttp://www.a-spa.co.jp/
熱海温泉 ホテル湯治館そよ風 http://www.a-spa.co.jp/touji/atami-soyokaze/index.html
玉川温泉ぶなの森湯治館そよ風 http://www.a-spa.co.jp/spa/touji_soyokaze/index.htm
秘湯・異色の温泉宿http://www.a-spa.co.jp/hitou/
ペットと泊まる温泉宿 http://www.a-spa.co.jp/pet/ エッセイ「温泉夜話」 http://www.a-spa.co.jp/yawa/index.htm
温泉巡浴紀行http://www.a-spa.co.jp/junyoku/index.html
温泉水サーチhttp://www.a-spa.co.jp/onsen-shop/search.html
旧街道をあるく旅http://www.a-spa.co.jp/tabi/nikko/


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hide-m

デザイン屋さん 飛騨の忍者さん ご訪問とnice!をありがとうございます。
by hide-m (2008-01-24 18:45) 

hide-m

kohtyanさん いつもご訪問とnice!をありがとうございます。
by hide-m (2008-01-25 08:26) 

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