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文学を訪ねる温泉紀行2.  湯ヶ島温泉 [文学を訪ねる温泉紀行]

文学を訪ねる温泉紀行2. .湯ヶ島温泉

伊豆地方の温泉は、交通の便に比例して発展してきた。明治37年に天城隧道が開通、修善寺から下田へバスが通ったのが大正8年頃だった。以来、横光利一、北原白秋、若山牧水、与謝野晶子、梶井基次郎、三好達治ら文人たちが湯ヶ島温泉に逗留し、作品を輩出することになる。川端康成は大正7年から昭和2年にかけて湯本館に滞在し、「伊豆の踊り子」(大正15年)を執筆した。「伊豆の踊り子」は、孤独に悩む主人公が、心身を癒すために伊豆に旅に出る。天城峠を越え下田に向かう旅芸人一座と道連れとなり、少年の淡い恋と旅情を描いている。少年時代を湯ヶ島で過ごした井上靖は、その頃の思い出を描いた自伝的小説「しろばんば」(白い綿毛をつけた虫、または白い髪の老婆のこと)を、昭和35年から連載された作品である。大正4年から9年頃の伊豆の山村の素朴だが豊かな魅力的な生活を描いている。

追記 
明治14年にドイツのフランクフルトで開催された万国鉱泉博覧会出展のための調査記録によると、伊豆地方の温泉地は21ヶ所で1年平均の浴客数は熱海が三万四千人、修善寺が1万人、吉奈が三千五百人、伊東、湯ヶ島、蓮台寺、河内、谷津、伊豆山が後に続く。湯ヶ島は交通の便が悪く、明治37年に天城隧道が開通、修善寺から下田へバスが通ったのは大正8年頃だった。

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hide-m

チャッピィーさん nice! をありがとうございます。
by hide-m (2007-11-23 11:51) 

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