SSブログ

越後湯沢温泉に行く!源泉掛け流し・塩素臭のない湯船は無いのか? [温泉マニア]

越後湯沢温泉に行く!源泉掛け流し・塩素臭のない湯船は無いのか?

10月18日~1泊で、老人会の旅行の添乗で越後湯沢温泉へ行った。上越隋一のグレードを誇る露天岩風呂で有名な東映ホテルに宿泊した。

昔は混浴の露天風呂で印象深い広さだったが、今は男女別に仕切られて狭くなり、インパクトにかける。

2階の大浴場と隣接する露天岩風呂に行ってみた。大浴場のドアを開けるや、塩素臭がむーん。これはいかん。一応、体を洗い入浴し、ついで露天岩風呂へ行く。内湯は肌触りがすべすべする。露天岩風呂は温泉が循環で劣化し、すべすべ感が弱い。外気に触れるせいか、内湯に比べ塩素臭は無かった。

フロントで、「ホテルで循環・塩素殺菌なしの湯船を持つホテルは無いのか?」と聞くと「皆、循環で塩素殺菌をしている。行政が塩素殺菌をするよううるさいので」という。では「外湯はどうか?」と聞くと「山の湯が唯一、源泉掛け流しで塩素殺菌をしていないようです」という。翌朝、6時にホテルから歩いて15分の「山の湯」へでかけた。


途中、銭湯帰り風の年配の女性に声をかけた。「駒子の湯の近くに住んでいるんだけど、循環で塩素臭があるので、山の湯に来るんです。息子はアトピーで山の湯でよくなりました。山の湯は火曜日が定休日で、仕方なくその日は「駒子の湯」へ行きます。『駒子の湯』は、夏休みなど観光客が多い時期は、塩素臭が強くとてもいやな気分です」という。

「湯元共同浴場 山の湯」は越後湯沢の5つの共同浴場の一つで、JR湯沢駅前から上越線に沿って北へ1.5㎞ほど行ったところ、布場民宿街を過ぎたY字路を左折したところにある。木造の建物でフロントの自動販売機で400円を支払い、更衣室へ。湯沢で一番古い共同浴場で、川端康成が小説「雪国」を執筆した宿「雪国の宿 高半」に程近く、川端康成も利用したといわれる。43.4度の単純硫黄泉で慢性皮膚病、慢性婦人病、切り傷、糖尿病に効能があるとされる。
2m×2.5mの湯船はタイル張りで、湯船の縁は赤御影石。5~6人も入るといっぱいだ。湯は肌触りがよく、湯が豊富であふれている。湯を手で汲んで顔に近づけると、かすかに硫黄臭がする。飲泉はできない。やはり、源泉掛け流しで塩素臭が無いのはすばらしい。

帰り途中、民宿の前で清掃をしている女性に声をかける。「民宿は源泉掛け流しで、塩素殺菌をしているのですか?」「循環で塩素殺菌をしているところと、そうでないところと半々かな」という。大手のホテルは塩素臭が凄いというと「最近、同業者でも、大ホテルの湯船に入る機会が無いので、気にも留めなかったが、そんなにひどいですか?そうした声を伝えたい」といっていた。

帰宅してから、源泉掛け流し塩素殺菌なしの宿を調べてみた。音羽屋旅館の貸切檜露天風呂(有料50分で2,100円)、湯沢唯一の木造旅館で「白銀閣 華の宵」の貸切岩風呂(無料)と露天風呂「炭釜風呂」「炭樽風呂」。民宿はやはり半分のところが塩素殺菌なしのようだ。湯船が広い大手のホテルは、軒並み循環・塩素殺菌で、源泉掛け流しでも塩素臭のない湯船はほとんどないといっていい。

今挙げたホテル・旅館のように、せめて「源泉掛け流し・塩素殺菌なし湯船」を提供し、消費者にさまざまな選択肢を与えて欲しいと思う。選択肢を提供できる宿が人気を博すようになれば、循環・塩素殺菌ありきの風潮が変わるのかも知れない。

療養・湯治の温泉宿 http://www.a-spa.co.jp/totugeki/index.html
旅と温泉の相談室アスパサービスhttp://www.a-spa.co.jp/
エッセイ「温泉夜話」 http://www.a-spa.co.jp/yawa/index.htm
温泉巡浴紀行http://www.a-spa.co.jp/junyoku/index.html
温泉マニアショップ http://www.a-spa.co.jp/maniya/index.html
温泉水サーチhttp://www.a-spa.co.jp/onsen-shop/search.html
旧街道をあるく旅http://www.a-spa.co.jp/tabi/nikko/


nice!(3)  コメント(3)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

nice! 3

コメント 3

hide-m

ふまぢんさん サイコ・トラベルさん ご訪問とnice! をありがとうございます。
by hide-m (2007-12-01 08:43) 

おんせんさがし

はじめまして。

湯沢町の「駒の湯」というのは、どこですか?

「駒子の湯」というのは、見つけることができたのですが、駒の湯という日帰り温泉を湯沢に見つけることができませんでした。

また、近く日帰り温泉巡りで湯沢周辺を回る予定なので、住所か電話番号など手がかりになる情報をいただけると助かります。
by おんせんさがし (2013-02-05 20:52) 

hide-m

おんせんさがしさん コメントをありがとうございます。「駒の湯」は、「駒子の湯」の間違いでした。お詫びして、訂正いたします。
by hide-m (2013-03-02 09:35) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0