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宮城県松島の自炊・湯治宿「湯の原温泉・元湯 霊泉亭」 [療養・湯治の宿]

 奥の細道を歩く旅で、2007年6月25日、JR松島海岸駅から15分のところにある「湯の原温泉・元湯 霊泉亭」に立ち寄ることにする。ここは湯治・炊事の宿で夕食は付かないので、入浴を請う。JR東北線国府多賀城駅から松島駅で下車、タクシーで湯の原温泉へ行く。

湯の原温泉は、千百数十年前の天長年間、慈覚大師の法力によって岩場より湯が湧き出たという。


木造二階建ての懐かしい風情の宿で、奥の入り口で入浴を請う。昔ながらの自炊・湯治場で、ほとんどは自炊客らしい。受付で入浴料400円を支払う。売店には日用品が売られる。


すぐ浴室へ行く。地元の人と遠方からの湯治客が入浴中で、声をかける。「よく見えるのですか?」「どちらから?」年配者は、浴槽の温度が43度と熱いことを話題にし、若いもんがすぐに水で薄めたがる。温泉の効能を無視して、入浴のマナーがなってない、と話す。確かに最初は体に掛け湯をしっかりすると熱さがなじんできて、熱い湯にも入れるようになる。話は女人禁制の雄島に小野小町が入島できずに引き返したなどの話を聞かせてくれた。源泉は14.5度の単純冷鉱泉で加温・循環・塩素殺菌、無色透明・無味無臭。効能は神経痛、リウマチ、冷え性、婦人病、疲労回復など。
室料は一泊2,300円、

寝具貸出料が800円~1,000円、ご飯・味噌汁が一食300円、希望があれば朝定食も出す。食材やアルコール類の持ち込みは自由で調理器具等は無料貸し出し。鮮魚・野菜・食料品は行商の方が定期的に来るという。浴後、縁側の廊下の内側に並ぶ6畳和室を見せていただく。テレビとちゃぶ台がある質素な部屋だ。押入れが深く布団などをしまうには十分な広さ。3日から1週間、中には5ヶ月も滞在する人もいるという。一階と二階に自炊室があり、ガス・電気・レンジや鍋などがそろえられている。ガス使用料は7分10円。部屋は30室ある。仙石線の松島海岸駅まで15分の距離。長期滞在でも観光や運動に便が良い。
宮城県宮城郡松島町湯の原11 電話番号022-354-2323

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