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文学を訪ねる温泉紀行 鳥取県三朝温泉 [文学を訪ねる温泉紀行]

「文学を訪ねる温泉紀行シリーズ」と題して、 鳥取県三朝温泉をご紹介します。

 山陰の名湯・三朝温泉は、出雲風土記(733年)にも記載された歴史ある温泉である。源泉が100ヶ所以上、さまざまな泉質を持ち、ラドン含有最高702マッヘを記録する世界有数のラジウム温泉でも知られる。山陰有数の歓楽温泉であるとともに湯治宿が現在も活躍する保養温泉である。三徳(みとく)川にかかる三朝大橋の下の河原には、三朝音頭にも出てくる名物の混浴露天風呂がある。田山花袋、有島武郎、島崎藤村「山陰土産」、志賀直哉、与謝野鉄幹・晶子夫妻、城山三郎「山陰の温泉二つの顔」、斉藤茂吉など文人墨客が訪れ、多くのエッセイを残している。野口雨情作詞の「三朝小唄」は中山晋平作曲で昭和4年(1929年)に藤本二三吉の歌でレコード化された。松本清張の作品「Dの複合」では、雑誌社「天地社」の依頼を受けたあまり売れない作家の伊勢忠隆が「僻地の伝説(浦島・羽衣伝説)をさぐる旅」連載取材旅行で復讐事件に巻き込まれ、三朝温泉などへの事件調査へ赴く場面を描いている。

金森達画

追記; 三朝温泉にゆかりの文治墨客は数多いが、三朝温泉を舞台に描いた作品や三朝温泉の宿で有名な作品が生まれたという話がない。島崎藤村や田山花袋の定宿として知られる依山楼岩崎の女将さんに聞いても、短歌を色紙に残されただけのようだ。松本清張の父が三朝温泉の近くの出身地で、作品にもっと出てくるかと思ったが「Dの複合」に出てくる程度だった。

文学を訪ねる温泉紀行 http://www.a-spa.co.jp/bungaku/bungaku0709.html
三朝温泉 三朝館http://www.a-spa.co.jp/spa/misasa/
金森達ギャラリー http://a-spa.hp.infoseek.co.jp/kanamori/
療養・湯治の温泉宿 http://www.a-spa.co.jp/totugeki/index.html
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ペットと泊まる温泉宿http://www.a-spa.co.jp/pet/
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旧街道をあるく旅http://www.a-spa.co.jp/tabi/nikko/


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