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巡礼仲間に会いに八ヶ岳に行く! [旧街道を歩く]

巡礼仲間に会いに八ヶ岳麓のペンション「風路」に行く!
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東京・八王子から中央本線塩崎駅で下車し、南アルプス市の日帰り温泉&宿泊施設「湧暇季(ユーカリ)の里 樹園」へ向かう。30分程炎天下を歩くが、東京と違って湿度が低く風があるのでとても涼しく感じる。源泉が36.6度のナトリウムー塩化物・炭酸水素塩泉で、無色無臭で肌につるつる感がある。入口すぐに加温した浴槽があり、さらに奥に源泉掛け流しの浴槽が二つある。入浴料は市外の人が550円。
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隣接して「南アルプス市ふるさと文化伝承館」を覗いてみて驚いた。国指定重要文化財があったのだ。鋳物師屋(いもじや)遺跡から32軒の堅穴住居や膨大な土器が発見された。「円錐形土偶」「人体文様付有孔鍔付土器」は重要文化財に指定され世界中の考古学ファンに注目されている。
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その後小淵沢駅に移動し、小雨の中歩いて20分、「花パーク フイオーレ小淵沢」の中にある昆虫美術館を見に行った。塚田悦造氏の昆虫コレクションで膨大な量だ。世界の珍しい蝶が中心でとんぼやカブトムシやクワガタ等13000から15000匹の標本がある。
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ペンション「風路」のオーナー周平さんが迎えに来た。ペンション「風路」は二階建てで私の部屋は二階の「いわかがみ」の部屋。向かいが洗面所とトイレ。一階に小さなお風呂と大きな家族風呂がある。家族風呂は床は滑りにくい伊豆石、浴槽は御影石、壁は木造で柔らかい雰囲気で癒される。人口温泉だそうだ。
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18時30分から夕食が始まる。スペイン「サンテイアゴ巡礼」の旅をした近所のお二人を招いて合計四人のカミーノナイトとなる。2003年、2008年の新婚旅行、2012年の被災地の高校生を巡礼を体験してもらうイベントのガイド役で三度参加のスノーシュやカヤックツアーを実施している「ひといき荘」主宰の藤井憲一郎さん。幼児教育家・森のようちえんピッコロ代表の中島久美子さんは、7月25日から8月13日までサン・ジャン・ピエ・ド・ポーからパンプローナまで単独で二週間巡礼に行かれた。
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ペンション「風路」のお二人は私のブログのほとんどに目を通していたらしいので、「ブログでも書きましたが」の枕詞が必要だった。会話の中心はやはり今一番記憶に残る失敗談が多く、周平さんたちのオスタルに命の次に大事なパスポートを忘れて30分程歩いてから、宿のオーナーが車で追い掛けて来たこと。その後、周平さんの三度笠を見てクスクス微笑む仕草を感じ恥ずかしかったという。彼は巡礼中、日焼け避けに三度笠を被って歩いていて、これが外人巡礼者たちに大ウケで、よく写真のモデルを頼まれたらしい。「そうそうそんなこともあったね」という感慨は経験を共有しているから良く解りあい楽しい。三度笠に流れ者の合羽や地元のお付き合いで持ち出す「マツケンサンバ」の金ぴかの衣装も飛び出し、皆でサンバでチャチャチャ!
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お料理は前菜にスモークサーモンのサラダ、メロンに載せた生ハム、チーズカナッペ。ベビーホタテのマリネ。里芋・マッシュルーム・舞茸・エリンギ・ブナシメジなどが入ったハンバーグシチュー。フランスパンにブレッチェン。スペインワイン。それに中島さん差し入れのマカロニサラダと藤井さんのワイン・・・。話に忙しく美味しいお料理について語る暇がなかったのが後悔! ベビーホタテのマリネの器は小さな帆立て貝の形だった?(誠に申し訳ないが、私は気がつかなかった)スペイン巡礼者の印として必ず持ち歩く三種の神器の一つなので、周平さんはお料理にもカミーノナイトの雰囲気を作っていただいたのだ。細かい心くばりに)感謝!

翌日は6時30分に散歩に出る。西へ300mほどいった角の堀井さん宅のおばあさんと立ち話をした。入植60年の苦労を語ってくれた。ご主人が昭和2年生まれの86歳、この地は水が無く水汲みが大変、後年何キロも北の延命水をパイプで引いてきたという。近年秋になると山から鹿が群れをなして現れ畑や花壇を荒らして行くのでテープを張っている。温暖化で餌が無くなってきたせいだろうか。8時に朝食をオーナーと一緒にいただく。周平さん1998年11月、くも膜下出血で倒れ、手術、入院、リハビリで回復に至った生活ぶりを聞かせていただいた。ご夫婦の持ち前の意思の強い性格が完全復活に近い状態に戻すことが出来たのだろう。DSC02354.JPG

 9時30分、ペンションから車で15分の所に首都圏から移住してきた大学時代の友人W氏が車で迎えに来た。天気が良ければ、八ヶ岳や駒ヶ岳、富士山も眺望できる場所とのこと。今日は見ることが出来なかった。奥様とはご夫婦の結婚式以来の三十数年ぶりの再開。ランチを始め大変長い時間素敵な歓待をしていただいた。
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☆旧街道を歩く旅 http://www.a-spa.co.jp/tabi/nikko/index.html
☆スペイン「聖地サンティアゴ巡礼」の旅 初日サン・ジャン・ピエ・ド・ポーから
http://hide-tabi.blog.so-net.ne.jp/2013-06-19


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