仲間それぞれのキャラクターを生かし飲み会で寄鍋をつくる! [東京・青梅周辺]
仲間それぞれのキャラクターを生かし飲み会で寄鍋をつくる!

障がい者の移動支援ヘルパー仲間5人の飲み会を実施した。これまでも時々居酒屋でやっていたが、年金生活で現役時代のようにそう何度も一回に5~6,000円は使えない。それで私の休業中の事務所の一階を使って安い会費ですることを提案。かつて建築業を経営していた仲間のN氏は、引退後、野菜栽培にはまり毎日野菜作りに熱中。今回の飲み会には軽トラックで大根3本、聖護院蕪2個、レタス白菜2個、葱5本、里芋多数を提供していただいた。

M氏はかつて調理の仕事をしていたので、「鍋にしよう」と鍋の材料の用意を細かく指示してくれた。私は一人の会費1,000円×5人=5,000円の範囲で業務スーパーと近くのスーパーマルフジで買い物に。業務スーパーでは、寄鍋のスープ2本、むき海老、赤魚、タラ、椎茸、枝豆、発泡酒500ml×6本。マルフジでは、刺身の鰹2本を購入した。私の妻にはポテトサラダを用意してもらった。




自宅と事務所には食器類はほとんど揃っているので大鍋やお皿や御猪口、グラスはOK。ガスは止めているので、M氏に簡易ガス台&ボンベを持ってきていただいた。午後2時からの飲み会だったが、M氏には1時から来ていただき調理をし、配膳は私の役割だ。飲み物はそれぞれ持ってくる約束で、アサヒビール500ml×6本、焼酎1本、日本酒1本、ワイン2本となかなかの量がそろった。大鍋なので自宅でいったん沸騰させてから会場へ。2時には4人がそろいまず一回目のアサヒビールで乾杯。
ワインは、山梨県笹一酒造のジャガイモの「せいだ焼酎芋大明神」、三重県宮崎本店造のさとうきび密糖入り「キンミヤ焼酎」、秋田県秋田銘醸㈱の特別純米酒「白神山地の四季」、チリ産の「サンライズシャルドネ2021」

飲み始めてワイワイしているうちに遅れて3時にH氏が来たので2回目の乾杯。結局、18時まで4時間の飲み会だった。
せいだ焼酎芋大明神」は、江戸時代から受け継がれたいわくつきの芋焼酎らしい。
https://om-nagaoka.com/feature/imodaimyojin/
ところで、話は変わるが。笹一酒造は思い出のある造り酒屋である。仕事の団体旅行で中央高速道路がまだ全開通していない時代、1980年(昭和55年)は勝沼ICまでしか開通してなかった。諏訪、蓼科、松本方面へ観光バスで行くには国道19号線を通つた。団体客のトイレ休憩場所や工場見学場所として立ち寄っていた。帰りには立ち寄って買い物時間をとることで見返りに旅行会社にリベートが出る他に観光客に酒粕を一人に一個いただいた時期もあった。個人的に手作り料理でもてなすと評判だった大月の橋倉鉱泉に宿泊したとき、とてもおいしいワインと出会った。銘柄は「橋倉鉱泉」だったが製造元を見ると「笹一酒造」。当時は海外への輸出品として焼酎をつくっていたのは知っていたが、ワインも造っていたことに驚いた記憶がある。今年4月にシェアハウス巡りでの上野原の長屋門のある元養蚕農家シェアハウスに留まった折、笹一酒造に勤める女性が居住していたので、その話をしたら、そのワインが今も造っているかわからないといっていた。
☆エッセイ温泉夜話:http://aspa.starfree.jp/yawa/index.htm
☆鎌倉街道を歩く https://hide-tabi.blog.ss-blog.jp/2022-11-09
☆「多拠点生活」ADDressを試してみる! https://hide-tabi.blog.ss-blog.jp/2021-10-24
☆過去に旅した印象深い景を描こう!シルクロード、スペイン巡礼を。
https://hide-tabi.blog.ss-blog.jp/2021-10-03
☆エッセイ温泉夜話 https://hide-tabi.blog.ss-blog.jp/archive/c35629-1
☆スペイン「聖地サンティゴ巡礼」の旅 2012年12月~2013年7月15日の記録
https://hide-tabi.blog.ss-blog.jp/2017-07-20
☆シルクロード・敦煌の莫高窟、鳴沙山、月牙泉へ。https://hide-tabi.blog.ss-blog.jp/2019-10-22
☆信州・白馬温泉に長期滞在し、ハイキング三昧へ! https://hide-tabi.blog.so-net.ne.jp/2019-06-14
☆ミャンマー最大の名所・仏教建築群バガンに来た! https://hide-tabi.blog.so-net.ne.jp/2019-02-15
☆インドネシア滞在の旅 出国審査で「違法滞留」https://hide-tabi.blog.so-net.ne.jp/2018-07-01
☆奄美大島へ友人と古民家探しに行く!http://hide-tabi.blog.so-ne.t.ne.jp/2017-12-28
☆危機一髪エッセイ http://hide-tabi.blog.so-net.ne.jp/2017-02-26
☆四国歩き遍路 第1番・霊山寺~第6番・安楽寺http://hide-tabi.blog.so-net.ne.jp/2017-03-25
☆北国街道を歩く 軽井沢追分宿からの挑戦!http://hide-tabi.blog.so-net.ne.jp/2016-08-12
☆旅と温泉の情報室 http://aspa.starfree.jp/
☆マツノヒデマサの旧街道を歩く旅 http://aspa.starfree.jp/tabi/nikko/index.html
★スペイン聖地サンティゴ巡礼を歩く 初日サン・ジャン・ピエ・ド・ポーから
http://hide-tabi.blog.so-net.ne.jp/2013-06-19
☆スペイン聖地サンティゴ巡礼を歩く・全行程の記録 https://hide-tabi.blog.ss-blog.jp/2017-07-20
☆海外温泉入浴珍道中 http://aspa.starfree.jp/junyoku/matsuno.htm
☆旅と温泉の思い出ショップ http://aaspa.web.fc2.com/shop/
☆おんせん県おおいたで、生活費1ヶ月6~7万円で過ごせるか挑戦中!第2弾
http://hide-tabi.blog.so-net.ne.jp/2014-02-01
障がい者の移動支援ヘルパー仲間5人の飲み会を実施した。これまでも時々居酒屋でやっていたが、年金生活で現役時代のようにそう何度も一回に5~6,000円は使えない。それで私の休業中の事務所の一階を使って安い会費ですることを提案。かつて建築業を経営していた仲間のN氏は、引退後、野菜栽培にはまり毎日野菜作りに熱中。今回の飲み会には軽トラックで大根3本、聖護院蕪2個、レタス白菜2個、葱5本、里芋多数を提供していただいた。
M氏はかつて調理の仕事をしていたので、「鍋にしよう」と鍋の材料の用意を細かく指示してくれた。私は一人の会費1,000円×5人=5,000円の範囲で業務スーパーと近くのスーパーマルフジで買い物に。業務スーパーでは、寄鍋のスープ2本、むき海老、赤魚、タラ、椎茸、枝豆、発泡酒500ml×6本。マルフジでは、刺身の鰹2本を購入した。私の妻にはポテトサラダを用意してもらった。
自宅と事務所には食器類はほとんど揃っているので大鍋やお皿や御猪口、グラスはOK。ガスは止めているので、M氏に簡易ガス台&ボンベを持ってきていただいた。午後2時からの飲み会だったが、M氏には1時から来ていただき調理をし、配膳は私の役割だ。飲み物はそれぞれ持ってくる約束で、アサヒビール500ml×6本、焼酎1本、日本酒1本、ワイン2本となかなかの量がそろった。大鍋なので自宅でいったん沸騰させてから会場へ。2時には4人がそろいまず一回目のアサヒビールで乾杯。
ワインは、山梨県笹一酒造のジャガイモの「せいだ焼酎芋大明神」、三重県宮崎本店造のさとうきび密糖入り「キンミヤ焼酎」、秋田県秋田銘醸㈱の特別純米酒「白神山地の四季」、チリ産の「サンライズシャルドネ2021」
飲み始めてワイワイしているうちに遅れて3時にH氏が来たので2回目の乾杯。結局、18時まで4時間の飲み会だった。
せいだ焼酎芋大明神」は、江戸時代から受け継がれたいわくつきの芋焼酎らしい。
https://om-nagaoka.com/feature/imodaimyojin/
ところで、話は変わるが。笹一酒造は思い出のある造り酒屋である。仕事の団体旅行で中央高速道路がまだ全開通していない時代、1980年(昭和55年)は勝沼ICまでしか開通してなかった。諏訪、蓼科、松本方面へ観光バスで行くには国道19号線を通つた。団体客のトイレ休憩場所や工場見学場所として立ち寄っていた。帰りには立ち寄って買い物時間をとることで見返りに旅行会社にリベートが出る他に観光客に酒粕を一人に一個いただいた時期もあった。個人的に手作り料理でもてなすと評判だった大月の橋倉鉱泉に宿泊したとき、とてもおいしいワインと出会った。銘柄は「橋倉鉱泉」だったが製造元を見ると「笹一酒造」。当時は海外への輸出品として焼酎をつくっていたのは知っていたが、ワインも造っていたことに驚いた記憶がある。今年4月にシェアハウス巡りでの上野原の長屋門のある元養蚕農家シェアハウスに留まった折、笹一酒造に勤める女性が居住していたので、その話をしたら、そのワインが今も造っているかわからないといっていた。
☆エッセイ温泉夜話:http://aspa.starfree.jp/yawa/index.htm
☆鎌倉街道を歩く https://hide-tabi.blog.ss-blog.jp/2022-11-09
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☆海外温泉入浴珍道中 http://aspa.starfree.jp/junyoku/matsuno.htm
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温泉夜話 ゲーテ、ベートーベンと温泉のはなし [温泉マニア]
温泉夜話 ゲーテ、ベートーベンと温泉のはなし

金森 達 画
2010年5月17日付けのブログの転載です。
欧州屈指のチェコの温泉地、カルロヴィ・ヴァリ(英語名:カールスバート)は、14世紀に当時ローマ帝国のカレル4世が狩のときに偶然発見された。その治癒力(飲泉)が欧州中に広がり、18世紀末~19世紀には王侯貴族以外にも、ゲーテ、トルストイ、ベートーベン、ショパン、マルクスなど歴史上の人物が温泉療養に訪れている。特にゲーテ(1749年~1832年)とベートーベン(1770年~1827年)の温泉療養について取り上げてみたい。
ゲーテの温泉好きは有名だったようで、1786年9月3日~1788年6月18日の「イタリア旅行」に旅立った出発点は、ボヘミア(現在のチェコ)のカールスバート(カルロヴィ・ヴァリ)からだった。カールスバートは、東欧有数の名湯で、炭酸泉、アルカリ泉、塩素泉と種類や湯量が豊富であり、万病に効くと有名だった。ゲーテは83歳の生涯に「比較的大きな旅を40回以上、比較的近い小旅行140回に及ぶ・・・」(ゲーテ全集12巻解説:野村一郎氏)ボヘミアへは第一次1785年(研究者によっては1786年)に最初の温泉療養地カールスバートへ行き、第二次1786年、第三次1795年の16回のうちカールスバートへは13回、他にマリーエンバートへ、フランチェンバート、テプリッツへ。1801年にバート・ピルモント、1805年にバート・ラウホシュタットで温泉療養をしている。1806年以降はカールスバートへ1807年、0809年、1810年、1811年、1812年、1818年、1819年、1820年の8回。最長は1808年の107日間、最短でも1819年、1820年の30日間。1813年にテプリッツに4ヶ月滞在。1814年にはヴィースバーデンに1ヶ月滞在。1820年、1821年、1822年、1823年にはマリンエンバートが含まれている。ボヘミア地方以外では1779年に1ヶ月余り、スイスのゲムミ山麓の湯治場ロイカ・バートに1泊で訪れている。ゲーテは胃腸障害やリウマチ・痛風に悩んでおり温泉療養が滞在の第一の目的、ゲーテは「この源泉で自分の生命がよみがえった」とまで絶賛していた。またボヘミアの自然研究や地質学、植物学の研究、それらを合わせてスケッチの対象としての療養の旅でもあった。
ゲーテとベートーベンのかかわりについて、ベートーベンは若いころからゲーテの作品を愛読しあこがれていた。ゲーテの戯曲「エグモント」序曲を1809年から1810年にかけて作曲していた。1810年5月にベッティーナ(当時25歳で義理の姉のウィーンの家に来て、ベートーベンの音楽を聴いた)の訪問を受ける。彼女がゲーテと結び付ける決定的な人物だった。当時ベートーベンは王宮劇場から依頼されゲーテの作品「戯曲エグモント序曲」や「新しい愛・新しい生」「哀愁の喜び」を手がけていた。
1812年7月19日(7月06日の説もある)、ベートーベン(42歳)はゲーテ(62歳)にテプリッツで初めて会った。(ゲーテと文通していたベッティーナが書いた書簡体小説に記述)ゲーテはこの時の印象を「私はこれまで、これほど強い集中力を持ち、これほどエネルギッシュで、しかも内面的な芸術家を見たことがない」と妻への手紙に書き記した。翌日も会って入浴もしている。21日夜、ゲーテはベートーベンの演奏を聞いている。28日~8月7日、カールスバートで恋人と合流し、“慈善コンサート”を開いた。同年9月8日にはベートーベンはカールスバートにゲーテを再訪し、20日間滞在している。ベートーベンは、1803年~1825年にかけてウィーン郊外の温泉地バーデンに毎年保養のため滞在している。ベートーベンが泊まった「バーデンホテルグランド」の中庭にはベートーベンの胸像がある。ベートーベンは1821年から23年にかけて、バーデンのパン屋の2階に住みそこは「ベートーベンハウス(博物館)」として公開されている。私は2006年8月にバーデン温泉入浴の折に訪ねたことがある。バーデンは当時の政財界・文化人の社交場であった。
時代的には、1789年フランス革命が起こり、諸国に戦乱に巻き込まれてきた時代で、同年ベートーベンはすでに聴覚の異常が始まり、耳鳴りがしていた。ウィーン郊外のハイリゲンシュタットで療養し、1802年10月6日、10日に弟のカールとヨハンに宛てた有名な「ハイリゲンシュタットの遺言」を書いている。この頃、「ピアノ・ソナタ第八番(悲愴)」を作曲した時期だ。ウィーンはすでにナポレオンのフランス軍に占領されていた。フランス革命による希望と戦争による悲惨とを体験した欧州諸国は、ナポレオンへの怨嗟の声と厭戦気分だった。新しい時代の到来を求めていた。その希望の一つにベートーべンの音楽があった。1806年神聖ローマ帝国が消滅、1808年ゲーテは枢密院参議官としてナポレオンと会見、政治にも多少かかわっていた。ベートーベンは、1807年~0808年に「交響曲第六(田園)」を作曲している。1809年10月14日、フランスとの間で平和条約が締結され、小康状態を迎えた。1813年プロイセンとロシアの同盟(ナポレオン軍の敗北)
ヨーロッパの温泉は、飲泉を中心とした治療を目的としたもので、浴槽は温泉プール的で、水中運動やジャグジーの水圧でマッサージをしてリハビリの手段として利用された。広い公園の中心には宮殿のような湯治館が建てられた。18世紀末に医師のベッヒャー(David Becher)が、飲用法に散歩を加えた新しい治療を提唱し、源泉を汲みに来る患者の為にホールが作られた。こうしてカルロヴィ・ヴァリは、ヨーロッパの社交場としての地位はゆるぎないものとなった。温泉療養目的以外に欧州諸国の王侯貴族にとって外交上の情報収集の場として利用された。当時の著名人にとっては、社交場に出入りすることで社会的な存在をアピールすることになった。
参考文献:西洋温泉事情 池内紀編集(1989年鹿島出版会刊)、ゲーテ全集12巻 紀行 潮出版社、朝日選書「ゲーテとその時代」坂井栄八郎著、「ベートーベンの生涯」青木やよひ著 平凡社新書など。
温泉夜話 別府温泉「別府七湯切手シート」のはなし
http://hide-tabi.blog.so-net.ne.jp/archive/c35629-1
温泉夜話 温泉課のある行政・市、町、村
http://hide-tabi.blog.so-net.ne.jp/2010-03-11
温泉夜話 全国唯一温泉のある百貨店のはなし
http://hide-tabi.blog.so-net.ne.jp/2010-02-18
温泉夜話 温泉病院に手術入院しても温泉入浴ができない?
http://hide-tabi.blog.so-net.ne.jp/2009-12-18
温泉夜話 温泉巡浴1300湯達成を記念して
http://hide-tabi.blog.so-net.ne.jp/2009-09-30

金森 達 画
2010年5月17日付けのブログの転載です。
欧州屈指のチェコの温泉地、カルロヴィ・ヴァリ(英語名:カールスバート)は、14世紀に当時ローマ帝国のカレル4世が狩のときに偶然発見された。その治癒力(飲泉)が欧州中に広がり、18世紀末~19世紀には王侯貴族以外にも、ゲーテ、トルストイ、ベートーベン、ショパン、マルクスなど歴史上の人物が温泉療養に訪れている。特にゲーテ(1749年~1832年)とベートーベン(1770年~1827年)の温泉療養について取り上げてみたい。
ゲーテの温泉好きは有名だったようで、1786年9月3日~1788年6月18日の「イタリア旅行」に旅立った出発点は、ボヘミア(現在のチェコ)のカールスバート(カルロヴィ・ヴァリ)からだった。カールスバートは、東欧有数の名湯で、炭酸泉、アルカリ泉、塩素泉と種類や湯量が豊富であり、万病に効くと有名だった。ゲーテは83歳の生涯に「比較的大きな旅を40回以上、比較的近い小旅行140回に及ぶ・・・」(ゲーテ全集12巻解説:野村一郎氏)ボヘミアへは第一次1785年(研究者によっては1786年)に最初の温泉療養地カールスバートへ行き、第二次1786年、第三次1795年の16回のうちカールスバートへは13回、他にマリーエンバートへ、フランチェンバート、テプリッツへ。1801年にバート・ピルモント、1805年にバート・ラウホシュタットで温泉療養をしている。1806年以降はカールスバートへ1807年、0809年、1810年、1811年、1812年、1818年、1819年、1820年の8回。最長は1808年の107日間、最短でも1819年、1820年の30日間。1813年にテプリッツに4ヶ月滞在。1814年にはヴィースバーデンに1ヶ月滞在。1820年、1821年、1822年、1823年にはマリンエンバートが含まれている。ボヘミア地方以外では1779年に1ヶ月余り、スイスのゲムミ山麓の湯治場ロイカ・バートに1泊で訪れている。ゲーテは胃腸障害やリウマチ・痛風に悩んでおり温泉療養が滞在の第一の目的、ゲーテは「この源泉で自分の生命がよみがえった」とまで絶賛していた。またボヘミアの自然研究や地質学、植物学の研究、それらを合わせてスケッチの対象としての療養の旅でもあった。
ゲーテとベートーベンのかかわりについて、ベートーベンは若いころからゲーテの作品を愛読しあこがれていた。ゲーテの戯曲「エグモント」序曲を1809年から1810年にかけて作曲していた。1810年5月にベッティーナ(当時25歳で義理の姉のウィーンの家に来て、ベートーベンの音楽を聴いた)の訪問を受ける。彼女がゲーテと結び付ける決定的な人物だった。当時ベートーベンは王宮劇場から依頼されゲーテの作品「戯曲エグモント序曲」や「新しい愛・新しい生」「哀愁の喜び」を手がけていた。
1812年7月19日(7月06日の説もある)、ベートーベン(42歳)はゲーテ(62歳)にテプリッツで初めて会った。(ゲーテと文通していたベッティーナが書いた書簡体小説に記述)ゲーテはこの時の印象を「私はこれまで、これほど強い集中力を持ち、これほどエネルギッシュで、しかも内面的な芸術家を見たことがない」と妻への手紙に書き記した。翌日も会って入浴もしている。21日夜、ゲーテはベートーベンの演奏を聞いている。28日~8月7日、カールスバートで恋人と合流し、“慈善コンサート”を開いた。同年9月8日にはベートーベンはカールスバートにゲーテを再訪し、20日間滞在している。ベートーベンは、1803年~1825年にかけてウィーン郊外の温泉地バーデンに毎年保養のため滞在している。ベートーベンが泊まった「バーデンホテルグランド」の中庭にはベートーベンの胸像がある。ベートーベンは1821年から23年にかけて、バーデンのパン屋の2階に住みそこは「ベートーベンハウス(博物館)」として公開されている。私は2006年8月にバーデン温泉入浴の折に訪ねたことがある。バーデンは当時の政財界・文化人の社交場であった。
時代的には、1789年フランス革命が起こり、諸国に戦乱に巻き込まれてきた時代で、同年ベートーベンはすでに聴覚の異常が始まり、耳鳴りがしていた。ウィーン郊外のハイリゲンシュタットで療養し、1802年10月6日、10日に弟のカールとヨハンに宛てた有名な「ハイリゲンシュタットの遺言」を書いている。この頃、「ピアノ・ソナタ第八番(悲愴)」を作曲した時期だ。ウィーンはすでにナポレオンのフランス軍に占領されていた。フランス革命による希望と戦争による悲惨とを体験した欧州諸国は、ナポレオンへの怨嗟の声と厭戦気分だった。新しい時代の到来を求めていた。その希望の一つにベートーべンの音楽があった。1806年神聖ローマ帝国が消滅、1808年ゲーテは枢密院参議官としてナポレオンと会見、政治にも多少かかわっていた。ベートーベンは、1807年~0808年に「交響曲第六(田園)」を作曲している。1809年10月14日、フランスとの間で平和条約が締結され、小康状態を迎えた。1813年プロイセンとロシアの同盟(ナポレオン軍の敗北)
ヨーロッパの温泉は、飲泉を中心とした治療を目的としたもので、浴槽は温泉プール的で、水中運動やジャグジーの水圧でマッサージをしてリハビリの手段として利用された。広い公園の中心には宮殿のような湯治館が建てられた。18世紀末に医師のベッヒャー(David Becher)が、飲用法に散歩を加えた新しい治療を提唱し、源泉を汲みに来る患者の為にホールが作られた。こうしてカルロヴィ・ヴァリは、ヨーロッパの社交場としての地位はゆるぎないものとなった。温泉療養目的以外に欧州諸国の王侯貴族にとって外交上の情報収集の場として利用された。当時の著名人にとっては、社交場に出入りすることで社会的な存在をアピールすることになった。
参考文献:西洋温泉事情 池内紀編集(1989年鹿島出版会刊)、ゲーテ全集12巻 紀行 潮出版社、朝日選書「ゲーテとその時代」坂井栄八郎著、「ベートーベンの生涯」青木やよひ著 平凡社新書など。
温泉夜話 別府温泉「別府七湯切手シート」のはなし
http://hide-tabi.blog.so-net.ne.jp/archive/c35629-1
温泉夜話 温泉課のある行政・市、町、村
http://hide-tabi.blog.so-net.ne.jp/2010-03-11
温泉夜話 全国唯一温泉のある百貨店のはなし
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温泉夜話 温泉病院に手術入院しても温泉入浴ができない?
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温泉夜話 温泉巡浴1300湯達成を記念して
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東京都あきる野市五日市の銀杏黄葉の名所・広徳寺へ行く! [東京・青梅周辺]
五日市の銀杏黄葉の名所・広徳寺へ行く!

東京都あきる野市五日市の銀杏黄葉の名所・広徳寺へ青梅から車で出かけた。大銀杏目当ての観光客が予想され、混雑を避けて午前10時前に到着した。JR五日市線の武蔵五日市駅より南西へ徒歩30分に位置する。すでに山門からの二本の銀杏黄葉を撮影している人たちがいた。見ごろと聞いていたが、まだ1週間は早かったようだ。



2020年11月16日に広徳寺の銀杏黄葉を取材にいき、ブログに紹介していた。
https://hide-tabi.blog.ss-blog.jp/2020-11-17
その時に比べても明らかに銀杏の黄色や裏庭の紅葉の朱色の鮮やかさが異なる。広徳寺の正式名は、臨済宗龍角山広徳寺で、応安6年(1373年)正應了受居士によって開基。境内は五日市盆地の西、秋川右岸の山麓にある。入り口には石仏が並び、ここから曲がりくねって上り詰める。東向きに江戸中期築の総門、茅葺屋根の1720年築の山門、茅葺屋根の1765年築本堂と進む。正面からの本堂は静かな佇まいで気品を感じさせる。山門と本堂の間に二本の銀杏が聳え立つ。














本堂の裏手に行くといずれも都指定天然記念物の樹高24.45m、目通り幹5.35mの多摩地区最大のカヤ、樹高19mのタラヨウ(多羅葉)が聳え立つ。

タラヨウ(多羅葉)





本堂裏の茅葺屋根の上には芒や山草が生い茂っていて年代を感じさせる。池の周りには鮮やかな紅葉がみられるはずだが、今のところはまだのようだ。本堂から西側の小径には、竹林の風情も楽しめる。

☆エッセイ温泉夜話:http://aspa.starfree.jp/yawa/index.htm
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☆過去に旅した印象深い景を描こう!シルクロード、スペイン巡礼を。
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☆スペイン「聖地サンティゴ巡礼」の旅 2012年12月~2013年7月15日の記録
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☆シルクロード・敦煌の莫高窟、鳴沙山、月牙泉へ。https://hide-tabi.blog.ss-blog.jp/2019-10-22
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☆インドネシア滞在の旅 出国審査で「違法滞留」https://hide-tabi.blog.so-net.ne.jp/2018-07-01
☆奄美大島へ友人と古民家探しに行く!http://hide-tabi.blog.so-ne.t.ne.jp/2017-12-28
☆危機一髪エッセイ http://hide-tabi.blog.so-net.ne.jp/2017-02-26
☆四国歩き遍路 第1番・霊山寺~第6番・安楽寺http://hide-tabi.blog.so-net.ne.jp/2017-03-25
☆北国街道を歩く 軽井沢追分宿からの挑戦!http://hide-tabi.blog.so-net.ne.jp/2016-08-12
☆旅と温泉の情報室 http://aspa.starfree.jp/
☆マツノヒデマサの旧街道を歩く旅 http://aspa.starfree.jp/tabi/nikko/index.html
★スペイン聖地サンティゴ巡礼を歩く 初日サン・ジャン・ピエ・ド・ポーから
http://hide-tabi.blog.so-net.ne.jp/2013-06-19
☆スペイン聖地サンティゴ巡礼を歩く・全行程の記録 https://hide-tabi.blog.ss-blog.jp/2017-07-20
☆海外温泉入浴珍道中 http://aspa.starfree.jp/junyoku/matsuno.htm
☆旅と温泉の思い出ショップ http://aaspa.web.fc2.com/shop/
☆おんせん県おおいたで、生活費1ヶ月6~7万円で過ごせるか挑戦中!第2弾
http://hide-tabi.blog.so-net.ne.jp/2014-02-01
東京都あきる野市五日市の銀杏黄葉の名所・広徳寺へ青梅から車で出かけた。大銀杏目当ての観光客が予想され、混雑を避けて午前10時前に到着した。JR五日市線の武蔵五日市駅より南西へ徒歩30分に位置する。すでに山門からの二本の銀杏黄葉を撮影している人たちがいた。見ごろと聞いていたが、まだ1週間は早かったようだ。
2020年11月16日に広徳寺の銀杏黄葉を取材にいき、ブログに紹介していた。
https://hide-tabi.blog.ss-blog.jp/2020-11-17
その時に比べても明らかに銀杏の黄色や裏庭の紅葉の朱色の鮮やかさが異なる。広徳寺の正式名は、臨済宗龍角山広徳寺で、応安6年(1373年)正應了受居士によって開基。境内は五日市盆地の西、秋川右岸の山麓にある。入り口には石仏が並び、ここから曲がりくねって上り詰める。東向きに江戸中期築の総門、茅葺屋根の1720年築の山門、茅葺屋根の1765年築本堂と進む。正面からの本堂は静かな佇まいで気品を感じさせる。山門と本堂の間に二本の銀杏が聳え立つ。
本堂の裏手に行くといずれも都指定天然記念物の樹高24.45m、目通り幹5.35mの多摩地区最大のカヤ、樹高19mのタラヨウ(多羅葉)が聳え立つ。
タラヨウ(多羅葉)
本堂裏の茅葺屋根の上には芒や山草が生い茂っていて年代を感じさせる。池の周りには鮮やかな紅葉がみられるはずだが、今のところはまだのようだ。本堂から西側の小径には、竹林の風情も楽しめる。
☆エッセイ温泉夜話:http://aspa.starfree.jp/yawa/index.htm
☆鎌倉街道を歩く https://hide-tabi.blog.ss-blog.jp/2022-11-09
☆「多拠点生活」ADDressを試してみる! https://hide-tabi.blog.ss-blog.jp/2021-10-24
☆過去に旅した印象深い景を描こう!シルクロード、スペイン巡礼を。
https://hide-tabi.blog.ss-blog.jp/2021-10-03
☆エッセイ温泉夜話 https://hide-tabi.blog.ss-blog.jp/archive/c35629-1
☆スペイン「聖地サンティゴ巡礼」の旅 2012年12月~2013年7月15日の記録
https://hide-tabi.blog.ss-blog.jp/2017-07-20
☆シルクロード・敦煌の莫高窟、鳴沙山、月牙泉へ。https://hide-tabi.blog.ss-blog.jp/2019-10-22
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奥多摩・鳩ノ巣渓谷へ紅葉狩り! 2023年11月8日 [東京・青梅周辺]
奥多摩・鳩ノ巣渓谷へ紅葉狩り! 2023年11月8日

ネットで紅葉の見ごろの情報をえて、車で自宅を9時半に出た。約40分吉野街道、青梅街道を走る。無料駐車場は、JR鳩ノ巣駅信号を過ぎて、右折して100m。ほぼ満車で、何とか止めることができた。


駅方面に戻るようにして歩き、閉店のタイムズマートの前を多摩川へ下ると雲仙橋に出る。
鳩ノ巣渓谷の東京は、「巨岩・奇岩の渓流と紅葉が織りなす美観を満喫」とネットで紹介されている。雲仙橋の右手には赤く染まった楓がみられるはずが、くすんだ色で目立たない。近所の方に聞くと「今年は夏以降も暖かい日が続いたせいか赤と黄の色がはっきりしない」という。


雲仙橋を渡る手前の道を右へ下ると河岸に出る。約40mの断崖の下、多摩川が巨岩・奇岩の間を流れる鳩ノ巣渓谷や双竜の滝がみられる。時期が過ぎたのか、まだ一週間早いのかわからない。岩の上に登って眼下の渓流を見下ろす構図が美しい。岩上に小さな紅葉と多摩川に迫り出す大樹が気に入った。









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