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温泉夜話 天然温泉のある山小屋のはなし [温泉マニア]

温泉夜話 天然温泉のある山小屋のはなし
川原の手作り露天風呂.jpg
金森 達 画

 乃南アサ著「地のはてから」を読んで、知床の岩尾別温泉の話題から、山小屋に天然の温泉があることを思い出した。1987年に羅臼岳を妻と登山した時に木下山小屋(食塩泉)に立ち寄った。宿泊ではなく、熊出没情報を聞くためだった。近くには1963年営業開始の「ホテル地の涯」があり、共用の混浴露天風呂があり、入浴だけはしてみた。「三日前に熊が出たという登山者の情報が寄せられています。ご注意ください」といわれたが途中の山中にテントと寝袋で野営していた二人組と出会った。近くには無人露天風呂「熊の湯」もある。
1986年8月には那須岳登山の折に三斗小屋温泉(アルカリ性単純泉)の大黒屋(私の温泉巡浴364湯目)、後に煙草屋にも泊まった。満点の星空の下で混浴露天風呂でのわいわい男女入り乱れての会話が楽しかった。1987年5月には何度か八ヶ岳赤岳・硫黄岳を登山した時の本沢温泉斜面にある露天風呂(硫黄泉)も印象深い。同年7月、東京都で最高峰の雲取山登山の時には一日中雨降りで、帰りに三条の湯(単純硫黄冷鉱泉)に入浴した。1991年に御嶽山六合目にある雲海の湯川温泉「中の湯」(硫黄重曹泉)に立ち寄り入浴。苗場山登山の途次に、徒歩二時間の五合目の清津川上流にある赤湯温泉山口館(含石膏土類弱食塩泉)に立ち寄り入浴。ここは山小屋ではないが、実態は苗場山登山の山小屋のようなもの。山小屋と一般の湯宿の区別も難しい。1988年8月、中高年対象の山岳同好会に所属していた頃、白馬岳登山の折、日本高所温泉第二位の白馬鑓温泉小屋(含重炭酸土類硫黄泉・露天風呂)に立ち寄るとの行程で参加したのに、リーダーの体調が悪く前日にコースを変更してしまい、所要の目的を達成できずに断腸の思いをしたことも忘れられない。安達太良山登山の折、岳温泉の源泉であるくろがね小屋(単純酸性泉)に立ち寄り入浴した。

 他には尾瀬・三条の滝にある尾瀬で初めての温泉である渋沢温泉小屋(食塩重曹泉)や元湯山荘(石膏泉)、赤田代の尾瀬・温泉小屋(赤田代温泉)、北八ヶ岳にある赤岳鉱泉小屋(単純硫黄鉱泉)、九州・九重連山にある長者原九重登山口から約2時間の法華院温泉小屋(硫酸塩泉)、黒部峡谷鉄道欅平駅より約12kmにある単純泉の阿曽原温泉小屋(露天風呂)、同阿曽原温泉小屋を経由して徒歩約8時間の仙人温泉小屋(単純硫黄泉)、山小屋祖母谷(ばばだに)温泉(単純硫黄泉)は、欅平駅から名剣温泉を過ぎて徒歩約60分。山小屋に露天風呂がある。源泉のある川原に行き手造りの露天風呂に入ることができる。名剣温泉はここから引き湯している。黒部渓谷鉄道黒薙駅から徒歩20分の黒薙温泉小屋(単純温泉)、東京電力高瀬ダムから3時間歩くと湯俣温泉小屋晴嵐荘(単純硫黄泉)がある。

 標高2,410mの日本最高所温泉のみくりが池温泉(単純硫黄泉)は、立山高原バス室堂ターミナルから徒歩12分。みくりが池湖畔の地獄谷の湯から引き湯している。

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