古民家探しの神戸の休日、灘の酒試飲めぐりに歩く！　3月29日（日）：温泉マニアの巡浴紀行：SSブログ

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古民家探しの神戸の休日、灘の酒試飲めぐりに歩く！　3月29日（日） [編集]

古民家探しの神戸の休日、灘の酒試飲めぐりに歩く！　3月29日（日）

三カ所目の灘の酒・神戸酒心館の試飲

　神戸の土日は、市役所や行政関係は休日で機能せず　。仕方なく、朝、神戸市立中央図書館へ向かって歩く。ゲストハウスのユメノマドから徒歩15分ほど。小倉山公園の中にある中央図書館9時15分からの開館時間ではとても静か。予約した図書の貸し借りだけの営業で、新聞の閲覧はNG。

　がっかりして、気を取り直し、灘の酒の試飲めぐりに出かける。

高速神戸駅に行く途中の湊川神社

　高速神戸駅から乗り、魚崎駅で下車。北に向かい住吉川畔に建つ谷崎潤一郎の旧邸「倚松庵（いしょうあん）」を見に行く。コロナウイルスの影響で、マスクを着け消毒が条件でマスクのない人は入場できない。幸いマスク持ちだったので、ゆっくりと見学できた。

　昭和4年築の木造瓦葺二階建てで、日本建築の代表的な窓がとても多い。昭和10年、松子と三度目の結婚で、河畔に松が多かったこと、松子の松をとってこの名があるという。谷崎潤一郎自身は昭和11年から18年11月まで関西移住の中では一番長く住んでいた。庭に山桜が花を散らせていた。二階からの眺望を見るに、昔は遮るものが少なかったであろうから、景観はさぞやである。

　さて、これから三カ所の灘の酒造を見学、試飲する。最初は、阪神魚崎駅より国道43号線を突っ切って南へ徒歩10分の菊正宗酒造記念館。1659年万治2年創業。国指定の重要文化財指定の酒造用具を展示。試飲は大吟醸、すだち酒など三種類の銘柄をいただいた。

菊正宗酒造創業時の柱

　次は西へ徒歩で15分ほどの白鶴酒造記念館へ。入り口で守衛の方から「ウイルス防疫のために体温検査をします」と額に近づけ「34・6度です。大丈夫です」という声に驚く。「えっ通常は36・4度くらいなのに、何でこんなに低温なの？」「大丈夫じゃないよ！」と言いながら見学へ。1743年寛保3年の創業。試飲はここでしか飲めない搾りたて純米原酒や甘酒も。

　三番目はさらに西へ20分、途中に加納治五郎の生誕地碑を見ながら、1751年宝暦元年創業の神戸酒心館へ。

　銘柄の福寿を名乗って十三代目という。試飲はゆずの酒も含めて６種類。もう三度目で試飲の量は相当になるが、歩いているのでそれほど感じない。

すぐそばにある東灘食堂で細うどんとサバの塩焼きをチョイスしてランチにした。

　翌日の天候は曇り。書店を探して神戸駅構内の書店へ。「田舎の暮らし」を購入して一旦ゲストハウスへ戻る。午後は近くの映画館「パル＆シネマ」へ。12時半から、韓国映画で、北朝鮮の核開発の実態を把握するために工作員となった軍人は3年を費やしてついに北朝鮮のトップと会うことに・・・。「工作　黒金星と呼ばれた男」は、手に汗握るスパイもので、ほぼ事実をもとに作られたという。二本目は一ぼ見たことのある藤井直人監督の「新聞記者」。これは東京新聞の望月衣塑子記者の同名著書を原作としている。二本立てで60歳以上は、1,100円の入場料。コロナウイルスの影響で少ないと思ったが60人ぐらいいたか。どちらも時間を忘れて見入っていた。