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豪州・メルボルンの ヘップパーン温泉入浴へ! その1 [海外のはなし]

朝食時に韓国系アメリカ人にまた出会った。昨日はカンガルーに会いに行きメルボルン市内観光だ,ったらしい。今日は?と聞くとゴールドを堀りに行くんだと「掘って掘ってまた掘って」のそぶりをした。「ヘップパーンへか?」と聞くと「そうだ」という。驚いた。今日もどこかで会うのだろうか。オーストラリアでの2ケ所目の温泉。しかも初めてのオーストラリアでの列車の旅だ。サザンクロス駅7時42分発の4aホームに止まっている列車に乗る。エコノミーとファーストクラスの車両がありエコノミーに乗ったが、指定券を持っている人がいて先に座っている人が移動していた。どういうことか? ウッドエンド駅で乗り換えで切符が買えたので、駅できくと列車ではなくバスだという。結局乗り継ぎのバスに乗ったのは3人だけ。一番前の席に乗ったので秋の紅葉をしっかり楽しめた。列車が午前1~2本なのでバスは踏み切りでも一時停止をしないで突っ走る。中心街に来ると70キロ、郊外に来ると100キロで走っていた。人が少なく牛や羊の数のほうが何十倍と多い。
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サザンクロス駅構内
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ウッドエンド駅からのバス

Daylestford駅でタクシーを探し無事にスパハウスに着いた。入口のドアが開いた途端、アロマの香りが漂って来る。予約を入れておいたのでスムーズにチェックイン。スパハウスとサンクチュアリの二カ所の温泉に入浴して63ドルというから、相当の収入がないとそう何度も行けないかマイナーな観光地なのだろうか。バスタオルとバスローブを貰ってロッカーに荷を入れ水着に着替える。
最初はバスハウスの大浴場へ。長い湯舟は両端に75又は95センチの深さ、中央の広い部分は140センチと深い浴槽になっている。ほとんどが老若男女のペアで静かに過ごし、女性の二人連れはずっと入浴中話しっぱなしだ。同エリアにはミストサウナがある。奥のエリア、サンクチュアリ(聖域という意味か)に移動する。直径5メートルの円形タイル貼リの濃縮塩水を使用したソルトセラピーバス、寝湯とジェットバスがある。別棟にリラクゼーション、ボディトリートメントやマッサージ、アロマテラピーなどを用意している。泉温が32度の炭酸水素温泉で無色透明。大きな浴槽にわずかな入浴者のせいもあるが、ゆったりゆとりを楽しんでいる感じで湯を愛おしむような雰囲気なのだ。日本では療養温泉に利用する人達の表情に似ている。入浴料は、バスハウスは火~金曜日が26ドル、土~月曜日が39ドル。サンクチュアリは火~金曜日が58ドル、土曜から月曜日が83ドル。私の場合は事前の予約で平日だったから安かったのか。
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ヘップパーンホットスプリングスのパンフレット
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バスハウスの着替え室
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バスハウスのトイレ
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ソルトセラピーバス
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隣接する公園の御影石柱の下にある源泉蛇口のバーを廻して飲泉してみると強い渋味と鉄味がしてとても多くは飲めない。入浴後にスパセットになっている「パビリオン・カフェ」でコーヒーとスコーンの軽食をいただいた。この建物は、1908年に建てられた建物をカフェとしてー活用されている。煉瓦の一部や薔薇の絵柄のステンドグラスは当時のままという。吹き抜きの高い天井が広く明るく見せている。

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公園(飲泉ができる源泉蛇口がある)
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御影石柱の下に源泉がある
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「パビリオンカフェ」の前で
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「パビリオンカフェ」正面
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カフェの内部。
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昔ながらの暖炉がある
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建設当時のまま残るステンドグラス
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コーヒーとスコーンの軽食

1850年代のはじめオーストラリア人口が43万人だったこの地がゴールドラッシュでわずか10年で115万人、ビクトリア州では77000人から54万人と実にオーストラリア全体の約半分を占めるようになった。1895年にゴールドラッシュ時にスイス人やイタリア人鉱山労働者が利用する温泉地として発達したのがこのオーストラリア最古のヘップパーン・スパホットスプリングスである。今日私が宿泊するMooltan Houseへ向かうのに地元の方に聞いた道を行くと山道の細い道になり「ここで道に迷ったら遭難しかねない」と元の場所に戻り、逆方面のアスファルトの道を行き15分かかってようやくたどり着いた。後にスパハウスのロッカーの鍵を持ってきてしまった事に気付き、ホテルの主人に「ちょっと車で届けてほしい」というつもりが、彼にホテルの裏庭に導かれて行くとスパハウスが眼下に見えているではないか。近道の山道を行くとわずか5分で行き来出来た。しかも途中に山の斜面に横穴が深く掘られているのが何カ所かあった。これは昔の鉱山の跡なのだろう。思いがけずヘップパーン・ホットスプリングスの歴史に触れたようで感動した。ホテルは1924年に建てられたヘップパーン・ホットスプリングスで最古のホテル。私の部屋は別棟1階端の12号室。ダブルベットに寝椅子、応接セットがある。バストイレルームは広くシャワールームもある。
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Mooltan Hosue
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庭園
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別棟の客室(私の部屋は端の12号室)
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部屋の内部
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寒くて部屋の電気暖炉をつけっぱなしだった
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スパハウスへの近道
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旧道の途中に鉱山の横穴が残っている

ここは素泊まりで1泊120ドル。夕食は用意できないので、近くのカフェに食べに行く。言葉が通じなくて苦労する。ヘップパーン・ホットスプリングスの近くに「バララト(バララット)」という町に近い「ソブリュヒル」という鉱山跡がある。そこには鉱山博物館があり、採掘用具や坑道めぐりツアー、砂金探しツアーも体験できる。朝食時に韓国係アメリカ人が言っていた砂金採掘ツアーはこの場所の事かも知れない。
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レストラン
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ポテトスープがおいしかった

 ☆高野山麓の天然水「月のしずく」http://www.a-spa.co.jp/onsen-shop/
 ☆旅と温泉の相談室 http://www.a-spa.co.jp/
 ☆旧街道を歩く旅 http://www.a-spa.co.jp/tabi/nikko/index.html
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