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「駒ヶ根ビューホテル四季」に宿泊、光前寺、中央構造線博物館を訪ねる!2012.6.3~4 [温泉巡浴]

「駒ヶ根ビューホテル四季」に宿泊、光前寺、中央構造線博物館を訪ねる!2012.6.3~4
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駒ヶ根・駒ヶ池からの木曽駒ヶ岳の眺望

 青梅市の自治会役員研修旅行で、長野県駒ヶ根の光前寺、大鹿村中央構造線博物館、美和湖・溝口露頭、信州高遠美術館、諏訪大社上社に出かけた。中央構造線博物館とは、随分マイナーな場所だが、近くにゼロ磁場があり、若い人たちに人気のパワースポットで知られているらしい。最初は駒ヶ根の早太郎伝説とひかりごけで知られる宝積山光前寺へ。貞観2年(860年)開創で十数余棟の堂塔を構える県下屈指の大寺。何度かの大火で寺宝は消失し、重要文化財は室町期様式をうかがえる古建築である弁天堂のみ。千百余年の年月を有するだけに樹齢数百年の杉並木参道はお見事。山門手前を右折して日本庭園(有料)を鑑賞、客殿でお茶をいただき湯飲み茶碗を記念にいただく。それぞれに本堂、三重塔、早太郎のお墓などを見学。
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光前寺の参道

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日本庭園

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重要文化財は室町期様式をうかがえる古建築である弁天堂

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光前寺の三門

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光前寺本堂

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光前寺

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三重塔

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野沢菜センターレストハウスこまがねで和定食

 昼食は同地域にある野沢菜センターレストハウスこまがねで和定食。午後は松川町から東へ、大渋湖経由で大鹿村へ。村営中央構造線博物館では、秋本和朗学芸員にお話を伺う予約をしていた。

 中央構造線は、恐竜時代からの西南日本を縦断する大断層のことで、これを境にちがう岩山が山を造っている。そうした地形・地質を残す南北25km、東西15㎞が大鹿村営の博物館というので驚き!その後は駒ヶ根の宿へ直行する。日曜日で対向車がなかったので、予想よりも早く着いた。途中で通過した「小渋の湯」は1991年8月9日に私が入浴した573湯目、「鹿塩温泉」は同日に入浴した574湯目の温泉地。本日宿泊の「早太郎温泉」駒ヶ根ビューホテルは今回始めての入浴で、1368湯目となる。
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大鹿村中央構造線博物館

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学芸員の説明を受ける

 早太郎温泉・駒ヶ根ビューホテルは、対面の日帰り入浴施設「こまくさの湯」、国民宿舎「すずらん荘」と同経営である。駒ヶ根ビューホテルの和風館は平成元年、本館は平成十一年のオープン。敷地内に中央アルプスからの清流・季の川が流れ、露天風呂は川沿いに、お部屋は自然の斜面を利用した庭園に囲まれているまさに癒しの隠れ家の装い。客室は和室、メゾネットタイプ、洋室、露天風呂付客室と多彩だ。源泉は30.8度の弱アルカリ泉で効能は神経痛、筋肉痛、関節痛、冷え性、打ち身、くじき、疲労回復など。低温度温泉なので加温・循環式で塩素殺菌をしていて、私には塩素臭が気になった。私の部屋は、和室8畳トイレ付き、縁側に小さな応接セット、セルフサービス用冷蔵庫、金庫付き。周りは山の斜面を生かして蕗、つつじ、紫陽花、石楠花、モミジなど四季の花々が植栽されている。花が咲く出番をじっと待っている。きれいな庭園として残すためには、手間がかかり大変だろうな~と思う。向かいの「こまくさの湯」の露天風呂が大きく景観も素晴らしいというので、夕食前に行ってみる事に。フロントで入浴券を持参していくと宿泊者は無料で入浴できる。日帰り入浴者は入浴料600円、営業時間は10時~21時まで。大浴場の他に中央アルプスを眺望できる露天風呂「西駒の湯」「東駒の湯」がある。曇り天気だったので山容は視界不良で残念。
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こまくさの湯全景

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こまくさの湯ロビー

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こまくさの湯大浴場(内湯)

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こまくさの湯露天風呂

夕食は2階の宴会場でいただいた。駒ヶ根の豊かな実りを食材になかなか手の込んだ会席料理。「千代幻豚のコラーゲン豆乳しゃぶしゃぶ鍋」、お造りの「馬刺し」、「地若鮎塩焼き」が特に美味。高遠の辛口地酒「仙醸」もお客の気を引いたひとつだ。仲居さんたちも気持ちの良い人たちばかりで無事宴会は済んだ。感謝!感謝!である。
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駒ヶ根ビューホテル全景

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駒ヶ根ビューホテル敷地内の川側から見たホテル(パンフレットから)

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ロビー

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男子用大浴場

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露天風呂

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女子用大浴場

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露天風呂

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和室の一部

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宴会場

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夕食膳の一部

翌朝6時に散策に出かける。菅の台へ向かうと、6月2・3日(土・日)のイベント「くらふていあ 杜の市」の会場跡にテントなどがまだ残っていた。何百という手作り職人の応募があったのだろう。16回目のイベントで大道芸パフォーマンス、人形劇、アルプホルン駒ヶ根(アルプホルンの音色が聞くことができる)、駒ヶ根の森音楽祭などが行われた。「駒ヶ根高原ガイドマップ」に書かれたカメラスポットの位置に誘われて、小田切川に架かるこまくさ橋の中央に立ってみる。上流の山々の一角に駒ケ岳の左側に位置する「宝剣岳(標高2,931m)がすっきりと見える。青空に映えて空の蒼さ、山や高原の緑、清流の白いしぶきが一幅の絵のようだ。川向こうは「森と水のアウトドア体験広場」で手前にはキャンプ場が整備されている。15年前とはすっかり変わってしまっていた。昔は光前寺を参拝し、菅の台の太郎ドライブインで昼食、そのご地元の小さな路線バスに乗り換えて駒ケ岳ロープウエイに乗るという定番コースだった。橋の入り口に珍しい「オオヤマレンゲ」の白い花が際立たせている。
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イベント「くらふていあ 杜の市」の会場跡

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こまくさ橋

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こまくさ橋入り口にあった「オオヤマレンゲ」

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橋下から見た宝剣岳(標高2,931m)

南西に移動し、駒の池に行く。池に期待はしていなかったが、ここでも「カメラスポット」に導かれてシャッターを押す。と木曾駒ケ岳と宝剣岳の雄姿が駒の池に逆さに映っている。この景色は素晴らしい!5分もしないうちに上空に霧が立ち込め、白い残雪の周りがぼかされた幻想的な写真も取ることができた。
地元の男性が犬の散歩にやってきたので話しかける。「20年前に温泉が堀削されてから、地元に温泉の恩恵がありましたか?」「いや、地元割引は前からなかったし、特にない」「でも、芸術家たちが景色に惹かれて永住する方がふえたのじゃ?」「いえ、人口は3万人弱で代わっていない。冬の寒さが厳しいので永住には躊躇するようです」
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駒ヶ池からの木曽駒ヶ岳の眺望

 6時30分、朝のお風呂に出かける。男女別のお風呂が交代になり、男性用は昨日女性用だったお風呂になる。露天風呂は檜風呂と白御影石風呂、屋根付きの岩風呂、内風呂は湯縁のみ木造りの大浴場だ。朝食後、9時にホテルを出発し、高遠経由で中央構造線の美和湖の斜面にある溝口露頭を目指す。天候は快晴で野外を歩くには絶好の日和だ。休憩した道の駅から先の郵便局が目印で、ここから美和湖へ下ったところが溝口露頭。
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溝口露頭の入り口

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美和湖に向かう

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美和湖面

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溝口露頭

 高遠のさくらホテルでの昼食だが、予定よりも早かったので、先に高遠城址公園の麓にある信州高遠美術館へ行く。広いロビーには平山郁夫画伯の陶板焼き「大仏開眼供養図」が展示、地元伊那出身の作家たち池上秀畝、江崎孝洋、竹内勝行に混じって1976年作の平山郁夫「朦朧たる太湖」が展示されていた。バブル期に購入した「朦朧たる太湖」は、家二軒分の値だったらしい。昼食は高遠湖を眺望する高遠さくらホテルで2,100円の松花堂弁当をいただいた。
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信州高遠美術館入り口

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高遠さくらホテル

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高遠湖の眺望美しいレストラン

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昼食に和定食「松花堂弁当」

 杖突街道で杖突峠を越えて諏訪大社上社を参拝、おぎのやドライブインに立ち寄り、釜飯を購入し、中央高速自動車道、圏央道を繋いで東京青梅に戻った。

エッセイ「温泉夜話」 http://www.a-spa.co.jp/yawa/index.htm

温泉巡浴紀行http://www.a-spa.co.jp/junyoku/index.html


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コメント 3

がり

素敵なところですね!
by がり (2012-06-10 03:08) 

yakko

お早うございます。
素敵なホテルですね〜 景色も素晴らしい !!
by yakko (2012-06-10 08:29) 

ちゃーちゃん

こんばんは!!
此の時期、緑の素敵な所ですネ・・・♨も気持ち良さそうですし、
お料理も最高!! そんなに遠くじゃないので行って見たいです(^_-)-☆

by ちゃーちゃん (2012-06-19 17:37) 

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