岩手県一関温泉郷（須川温泉）と秋田県乳頭温泉郷を訪ねて！(その3） [温泉巡浴]
岩手県一関温泉郷（須川温泉）と秋田県乳頭温泉郷を訪ねて！（その3 乳頭温泉郷）
乳頭温泉郷・妙乃湯の露天風呂
12時10分の乳頭温泉郷行きの路線バスにあわせて、駅前の食堂で「稲庭うどん」を賞味する。 田沢湖畔を経由して、ブナなどの雑木林を縫って走る。乳頭温泉郷は、1987年8月の高山植物で有名な秋田駒ヶ岳登山と温泉巡りで大釜、鶴の湯、黒湯、孫六温泉に入浴したことがある。乳頭温泉郷の最初の地・鶴の湯を過ぎて、私の温泉未入湯地である「妙乃湯」で下車。しっとりと落ち着いたインテリアと佇まいから特に女性客に人気のある温泉。金の湯「酸性・カルシウム・マグネシウム・硫酸塩泉」と銀の湯「単純泉」の2種類の源泉があり掛け流しがうれしい。入浴料は700円。浴室は内風呂が2つ、露天風呂が2つあり、それぞれに趣向を凝らした個性的な湯船。男性客が3人いたが、皆じっと寝ころんで至り、瞑想していたり、外の景色をじっと身動きせず見ていたりと・・・修行僧といるような雰囲気だった。「五月雨や 男はじっと 乳頭湯」川原の上流に砂防壁から流れ落ちる滝の音ですべての音がかき消されてしまう。
妙乃湯正面
更衣室
妙乃湯内風呂
滝の音を聞きながらの露天風呂
2階からの渓流の眺めがよい
女将さんに頼んで、2階の川原の眺望のよいお部屋を見せていただいた。インテリアや調度品に凝った造りで、これなら一度妻と来てみたいと思わせる部屋だ。休憩室でしばらく休んでから、「休暇村乳頭温泉郷」へ移動する。
徒歩5分ほどの近さで、ぶな林や渓谷を真下に見ながらの散策だった。「休暇村乳頭温泉郷」は、黒湯入り口にあたり、キャンプ場の施設も持つ。敷地内のナトリウム・炭酸水素塩泉のほかに田沢湖高原温泉を引き湯した乳白色の単純硫黄泉の2種類の泉質が楽しめる。浴室は木をふんだんに使いブナ林に囲まれ、とても落ち着いた湯小屋だ。
乳頭温泉郷一帯は、ぶなの林
「休暇村乳頭温泉郷」正面
「休暇村乳頭温泉郷」の大浴場、2種類の泉質がある
湯小屋が豪快で癒される
乳頭温泉郷7湯を巡る「湯めぐり帖ライト」は、1,500円で購入すると当日限定で循環バスを何度でも乗車することができる。私は1回限定の500円で乳頭温泉郷最奥に位置する「黒湯」まで運んでいただいた。途中登りのブナ林は、新緑の時期は過ぎたがとても美しい。「紅葉時期はすばらしいから、是非また来てください。200年生きたブナもあり、幹に耳を当てると地下水を吸い上げる音が聞こえるんだよ」とドライバーが話していた。黒湯駐車場で降りて、小道を100ｍほど下ったところに茅葺き屋根の建物群が見えてくる。
駐車場までしかマイカーは入ることができない
狭い道を下りながらの眺望
事務所棟でチェックイン手続きをし、別棟の宿泊棟に案内していただいた。以外に新しい建物で、私の部屋は2階の27号室。6畳和室でトイレやテレビ、時計、冷蔵庫、金庫もない。洗面所やトイレは共用の場所だ。浴衣やフェイスタオルはつく。自家発電で部屋の明かりは、白熱電球風の電灯のみ、最初はとても暗いなと思ったがじきにすぐ慣れてしまう。1階フロアに男女別浴場、洗面所がある。夕・朝食事の食堂は、2階でいずれも7時から始まる。
事務所棟
事務所棟の売店
事務所棟の喫茶コーナーで地ビールと温泉卵を賞味
宿泊棟の2階フロア廊下
2階フロアの私の部屋
1階の浴場
別棟に混浴大浴場と露天風呂があり、43.1度の単純硫黄泉と単純泉。乳白色の湯に浸かり、垣根のない露天風呂にはほっとする。混浴とはいえ、他に浴場があるので、実際に混浴状態になるのは少ないと思う。下流側に行くと男女別日帰り客用の浴場と露天風呂がある。周りには湯気むりを上げる源泉が至る所にあり、湯量は豊富でいくつ湯船を作っても困ることはない。露天風呂に一緒になった登山客の男性は、「途中に誰かが掘ったような湯船があり、一本松温泉といったかな？」かつてあるテレビ制作会社が、「命がけで訪ねるような温泉を紹介してください」と言われ「今時そんな場所はありませんよ」と断ったら、結局厳冬期に一本松温泉に挑戦する番組を作ったのを知った。今の時期ならなら誰でも30分も歩けばすぐだ。
混浴（といっても女性客とは会えなかった）
打たせ湯
周りには、湯の湧出原があちこちにある
ここには自炊棟もあり、夏は神経痛や皮膚病などの自炊客で満室になるという。1泊＠3,825円で完全自炊のみ。
自炊棟を望む
自炊棟
自炊客・日帰り入浴客用の浴場入り口
自炊客・日帰り入浴客用の浴場
露天風呂
事務所棟の喫茶ルームで、「ブナの森天然酵母ビールと温泉卵を賞味した。温泉卵は60度の源泉に8時間浸けて作るのだと女将さんはいう。黒湯温泉の発見は、約330年前と言われ、壁には「寛政年間より・・・純硫黄泉に属し・・・・人車及び馬車を通じ・・・自炊十銭、賄付なれば35銭位」と明治44年に書かれた紹介記事。
夕食は2階の食堂で2部屋に分かれて用意された。前菜は、子持ちししやもの昆布巻き・卵蒲鉾など、ぜんまい、山わらびのたたき、じゅんさい入り稲庭うどん、エビ・椎茸・アスパラの天ぷら、岩魚の塩焼き、蓬饅頭、舞茸・姫竹・豚肉・じゅんさい入りの「醤油の筍汁」これは美味しかった。香物はあぶりがっこ、デザートは蓬の水菓子。じゅんさい入り料理が多いのは、なぜ？と聞くと「秋田の名産なんですよ」それぞれの器が美しく、お料理もとても凝っていると感じた。お酒は秋田潟上市小玉醸造の地酒「秋田のにごり」をいただいた
食堂で豪華な夕食膳
旅と温泉の相談室アスパサービスhttp://www.a-spa.co.jp/
ペットと泊まる温泉宿 http://www.a-spa.co.jp/pet/
エッセイ「温泉夜話」 http://www.a-spa.co.jp/yawa/index.htm
温泉巡浴紀行http://www.a-spa.co.jp/junyoku/index.html
温泉水サーチhttp://www.a-spa.co.jp/onsen-shop/search.html
旧街道をあるく旅http://aaspa.web.fc2.com/index-tabi.html
冷え性対策に！田口式健康サポーターhttp://www.a-spa.co.jp/taguti/
乳頭温泉郷・妙乃湯の露天風呂
12時10分の乳頭温泉郷行きの路線バスにあわせて、駅前の食堂で「稲庭うどん」を賞味する。 田沢湖畔を経由して、ブナなどの雑木林を縫って走る。乳頭温泉郷は、1987年8月の高山植物で有名な秋田駒ヶ岳登山と温泉巡りで大釜、鶴の湯、黒湯、孫六温泉に入浴したことがある。乳頭温泉郷の最初の地・鶴の湯を過ぎて、私の温泉未入湯地である「妙乃湯」で下車。しっとりと落ち着いたインテリアと佇まいから特に女性客に人気のある温泉。金の湯「酸性・カルシウム・マグネシウム・硫酸塩泉」と銀の湯「単純泉」の2種類の源泉があり掛け流しがうれしい。入浴料は700円。浴室は内風呂が2つ、露天風呂が2つあり、それぞれに趣向を凝らした個性的な湯船。男性客が3人いたが、皆じっと寝ころんで至り、瞑想していたり、外の景色をじっと身動きせず見ていたりと・・・修行僧といるような雰囲気だった。「五月雨や 男はじっと 乳頭湯」川原の上流に砂防壁から流れ落ちる滝の音ですべての音がかき消されてしまう。
妙乃湯正面
更衣室
妙乃湯内風呂
滝の音を聞きながらの露天風呂
2階からの渓流の眺めがよい
女将さんに頼んで、2階の川原の眺望のよいお部屋を見せていただいた。インテリアや調度品に凝った造りで、これなら一度妻と来てみたいと思わせる部屋だ。休憩室でしばらく休んでから、「休暇村乳頭温泉郷」へ移動する。
徒歩5分ほどの近さで、ぶな林や渓谷を真下に見ながらの散策だった。「休暇村乳頭温泉郷」は、黒湯入り口にあたり、キャンプ場の施設も持つ。敷地内のナトリウム・炭酸水素塩泉のほかに田沢湖高原温泉を引き湯した乳白色の単純硫黄泉の2種類の泉質が楽しめる。浴室は木をふんだんに使いブナ林に囲まれ、とても落ち着いた湯小屋だ。
乳頭温泉郷一帯は、ぶなの林
「休暇村乳頭温泉郷」正面
「休暇村乳頭温泉郷」の大浴場、2種類の泉質がある
湯小屋が豪快で癒される
乳頭温泉郷7湯を巡る「湯めぐり帖ライト」は、1,500円で購入すると当日限定で循環バスを何度でも乗車することができる。私は1回限定の500円で乳頭温泉郷最奥に位置する「黒湯」まで運んでいただいた。途中登りのブナ林は、新緑の時期は過ぎたがとても美しい。「紅葉時期はすばらしいから、是非また来てください。200年生きたブナもあり、幹に耳を当てると地下水を吸い上げる音が聞こえるんだよ」とドライバーが話していた。黒湯駐車場で降りて、小道を100ｍほど下ったところに茅葺き屋根の建物群が見えてくる。
駐車場までしかマイカーは入ることができない
狭い道を下りながらの眺望
事務所棟でチェックイン手続きをし、別棟の宿泊棟に案内していただいた。以外に新しい建物で、私の部屋は2階の27号室。6畳和室でトイレやテレビ、時計、冷蔵庫、金庫もない。洗面所やトイレは共用の場所だ。浴衣やフェイスタオルはつく。自家発電で部屋の明かりは、白熱電球風の電灯のみ、最初はとても暗いなと思ったがじきにすぐ慣れてしまう。1階フロアに男女別浴場、洗面所がある。夕・朝食事の食堂は、2階でいずれも7時から始まる。
事務所棟
事務所棟の売店
事務所棟の喫茶コーナーで地ビールと温泉卵を賞味
宿泊棟の2階フロア廊下
2階フロアの私の部屋
1階の浴場
別棟に混浴大浴場と露天風呂があり、43.1度の単純硫黄泉と単純泉。乳白色の湯に浸かり、垣根のない露天風呂にはほっとする。混浴とはいえ、他に浴場があるので、実際に混浴状態になるのは少ないと思う。下流側に行くと男女別日帰り客用の浴場と露天風呂がある。周りには湯気むりを上げる源泉が至る所にあり、湯量は豊富でいくつ湯船を作っても困ることはない。露天風呂に一緒になった登山客の男性は、「途中に誰かが掘ったような湯船があり、一本松温泉といったかな？」かつてあるテレビ制作会社が、「命がけで訪ねるような温泉を紹介してください」と言われ「今時そんな場所はありませんよ」と断ったら、結局厳冬期に一本松温泉に挑戦する番組を作ったのを知った。今の時期ならなら誰でも30分も歩けばすぐだ。
混浴（といっても女性客とは会えなかった）
打たせ湯
周りには、湯の湧出原があちこちにある
ここには自炊棟もあり、夏は神経痛や皮膚病などの自炊客で満室になるという。1泊＠3,825円で完全自炊のみ。
自炊棟を望む
自炊棟
自炊客・日帰り入浴客用の浴場入り口
自炊客・日帰り入浴客用の浴場
露天風呂
事務所棟の喫茶ルームで、「ブナの森天然酵母ビールと温泉卵を賞味した。温泉卵は60度の源泉に8時間浸けて作るのだと女将さんはいう。黒湯温泉の発見は、約330年前と言われ、壁には「寛政年間より・・・純硫黄泉に属し・・・・人車及び馬車を通じ・・・自炊十銭、賄付なれば35銭位」と明治44年に書かれた紹介記事。
夕食は2階の食堂で2部屋に分かれて用意された。前菜は、子持ちししやもの昆布巻き・卵蒲鉾など、ぜんまい、山わらびのたたき、じゅんさい入り稲庭うどん、エビ・椎茸・アスパラの天ぷら、岩魚の塩焼き、蓬饅頭、舞茸・姫竹・豚肉・じゅんさい入りの「醤油の筍汁」これは美味しかった。香物はあぶりがっこ、デザートは蓬の水菓子。じゅんさい入り料理が多いのは、なぜ？と聞くと「秋田の名産なんですよ」それぞれの器が美しく、お料理もとても凝っていると感じた。お酒は秋田潟上市小玉醸造の地酒「秋田のにごり」をいただいた
食堂で豪華な夕食膳
旅と温泉の相談室アスパサービスhttp://www.a-spa.co.jp/
ペットと泊まる温泉宿 http://www.a-spa.co.jp/pet/
エッセイ「温泉夜話」 http://www.a-spa.co.jp/yawa/index.htm
温泉巡浴紀行http://www.a-spa.co.jp/junyoku/index.html
温泉水サーチhttp://www.a-spa.co.jp/onsen-shop/search.html
旧街道をあるく旅http://aaspa.web.fc2.com/index-tabi.html
冷え性対策に！田口式健康サポーターhttp://www.a-spa.co.jp/taguti/
ご訪問&nice!ありがとうございます。
行ってみたい温泉ばかりです♪
by びわ (2010-07-10 00:27)
温泉、いいですね
乳頭温泉はいつか行ってみたいところ
滝の音を聞きながらの露天風呂
入りたいです（＾＾
by sak (2010-07-12 06:53)
お早うさんです、ご訪問ナイス有難う、今後とも宜しく。
此の様な，素朴な温泉て大好きなのですがね。
足腰が悪くて，それに高齢者には少し遠くて，残念です。
by 吉之輔 (2010-07-12 09:37)
乳頭温泉黒湯懐かしいですね。
４年前に秋田駒に登りに行きましたが、雨のため中止して黒湯の自炊棟に泊まり、温泉三昧してきました。
by エイ (2010-07-12 19:56)
東鳴子温泉にも黒湯がありました。混浴ではないのに男湯に女性がどやどやと入ってきてびっくり仰天しました。
by ゆきゆき (2010-07-13 17:16)
景色を眺めているだけでもステキ！
行ってみたいナァ・・・でも、遠いです －ｃ－
by よいこ (2010-07-14 19:30)
効能がありそうですね・・・
by 袋田の住職 (2010-07-16 19:46)