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20年ぶりの北京と憧れの兵馬俑・華清池の西安観光と温泉巡り紀行 [海外のはなし]

20年ぶりの北京と憧れの兵馬俑・華清池の西安観光と温泉巡り紀行
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西安・俠西(せんせい)歌舞大劇院でのショー

 2008年12月28日からの4泊5日で、中国北京・西安の旅に出かけた。海外の旅で、私はベットが苦手なので、マイ枕を持参することにしている。4年ほど前にカイロプラクテックで勧められ購入したもので、トランクにしまいこんでいく。もう一つ、飲用の温泉水も持参する。今回は「月のしずく」と「温泉水99」の2リットル6本入りボトルを2本持ち込んだ。

中国国際航空CA168便成田発が19時なので、北京に到着(時差1時間遅い)したのは、夜10時頃で北京市内の唐山六厦に直行。紫禁城の東6kmにあたる。現地ガイドは、段恵勇氏で、日本語学校に2年学んだ優秀なガイド。温泉めぐりなど無理なお願いを何かとお世話になった。翌日の観光は、天安門、紫禁城、万里の長城に行く。北京市内は20年前と激変し、当時市内で一番高い高層建築物は、4階建てのデパートだった。全日空が北京に乗り入れをした翌年に研修で行った。外国人から取れるところからは取るという方針だったようで、全日空駐在員は「住宅も電気代も現地の人の10倍も請求されています」という発言が印象深い。電気事情が悪く、集合住宅は2月の5時過ぎの夕暮れでも明かりが見えなかった。天安門の周辺はだだっ広いという印象だったが、今回はすぐそばに自動車道が走り、広場が分断されたという感じだ。
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天安門

明・清時代の皇帝の宮城・紫禁城(故宮博物院)は2時間の案内で、午門、大和門、太和殿、中和殿、乾清宮から御花園をえて神武門へ抜ける。とても風が強く寒い、マイナス1度だ。途中でパンツの両内ポケットに「ほっかいろ」を貼り付けたほどだ。西太后ゆかりの珍妃井や楽寿堂などが見られなかったのが残念。
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紫禁城

午後は八達嶺万里の長城へ。北京から北西に75km、20年前は3時間くらいかかったと思ったが、高速道路の開通のせいか1時間強で着いた。昔、昼食をとる近くの店に白いウールのマフラーが200円で売られているという情報で、在庫全部を買い占めたことがあった。私も1枚300円で買い求め、今回そのマフラーを持参していた。当時は雪が積もっていたが今回は山際に少し見えるほどだが、強風でとにかく寒い。登り口から望楼(砦)までの間にある「矢狭間」の空間からの突風で息が詰まりそうだ。明代の修築の長城には、新旧の落書きが凄い。「長城や 落書も遺産 冬あらし」「息詰まる 万里の矢狭間 冬あらし」
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八達嶺万里の長城
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万里の長城、昔今の落書き

北京市内に戻り、春来茶芸館で中国茶各種の飲み方のレクチュアを受ける。昨年西湖に行った時も、中国茶葉博物館で同じレクチュアを受け、プーアル茶などの試飲を楽しんだが、こちらは規模が小さい。その後、全聚徳レストランで北京ダックの夕食をとり、
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北京ダックの夕食

私は目当ての北京市内にある「北京温泉会館」へ取材と入浴体験に出かけた。そこでは、VIP待遇での裸入浴ができた。詳しくは、別途ブログで紹介している。

翌12月30日、北京から1時間40分かけて西安へ飛んだ。西安で郊外北東30kmの兵馬俑博物館へ。紀元前221年、中国統一の成し遂げた秦の始皇帝が造営させた兵馬俑は、近年まで地下に眠っていた。1974年、果樹園で井戸を掘っていた農民楊(よう)氏が陶製のかけらを発見。後に8,000体を超える皇帝を守る大部隊とわかり、世界的な大発見となった。発見された場所の上に屋根を囲って、巨大な博物館となった。
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兵馬俑博物館
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修復前の兵馬俑

夏と冬の温度差があり、冷暖房も無いために陶製の鮮やかな彩色が剥離してきた。最後に売店でガイドブックを購入したが、発見者の楊氏が出勤していて、サインをしていただいた。発見後、特に報酬も無く農民を続けていたが、米国のクリントン大統領が来たときに「発見者にいまでも農民のままでは、いかがなものか。博物館での仕事をまかせられないのか」との助言から、不定時での勤務となったという。
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発見者の楊さんは右端の方

何千体もの兵馬俑との対面には、身震いするほどの感激が・・・と思っていたが、そうでもなかった。近くで見ることができないほど規模があまりにも大きすぎて、迫力に欠けたこともあるが、2004年9月からの上の森博物館での「大兵馬俑展」で公開された時にまじかで見ていたこともあるようだ。それにしても寒い!「兵馬俑 視線さまざま 枇杷の咲く」枇杷の原産は中国だという。「秋に葉を茂らせ、冬に花が咲き、春に実を結び、その実が夏に熟する」として枇杷は、四季の気を一身に集めていて、優れた薬効があるとされている。

その後、華清池(温泉)に移動する。華清池については、別途ブログで紹介しているので、省略する。
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華清池

その日は西安市内西門(玉祥門)近くの古都新世界大飯店に宿泊する。狭い南門(永寧門)の城壁内に入る時、車はいっせいに角突き合わせて、突入するので大渋滞。周囲42kmの城壁は、1,368年の建築で幅15~18m、四角には、角楼が立ち、観光用に登楼することができる。
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城壁
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城壁上からの眺望

夕食は、俠西(せんせい)歌舞大劇院で餃子尽くし料理と豪華絢爛なショーを鑑賞した。餃子にはこれでもかというほど16品の餃子料理が出て、流石に最後の餃子には手を出さなかった人も多い。
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豪華絢爛なショー

ショーの料金は1時間10分で116元(日本円で1,740円)観光バスでのホテルへの帰途、南門から入らず、わざわざ西門から遠回りで、ライトアップの城壁を見せてくれた。

12月31日は、西安市内観光で南門城壁、俠西歴史博物館、
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俠西歴史博物館
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俠西歴史博物館の展示品

俠西美術博物館、玄奘ゆかりの大雁塔、シルク工場を見学した。西安市内には200ヶ所の博物館がある?らしい。確かにどこを掘っても遺跡が出てくるという土地柄で、発見しても予算が無く、保管場所確保や発掘調査が間に合わないという。当初見学予定に入っていなかった俠西美術博物館には、驚いた。水墨画と玉美術品の展示で、玉美術品の期間限定で即売もしているという。近年の製作としても、白赤石やメノウなど特に古代の火山噴火時に閉じ込められた海水をメノウの一部に囲ったまま布袋様のお腹に見立てて彫ったものとかとても信じられない価格だった。
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俠西美術博物館で、唐氏の水墨画のレクチュア
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オニックス瑪瑙(めのう)鯉彫り

シルク工場でも、30cm×1mのシルク製芸術的絨毯は熟練の若手女性が2年かけて織り込んだという平山郁夫氏画をモチーフにした「シルクロード市場風景」が42万円と値がついていた。興味を持って見ていると値引きをするからと執拗にせまってくる。最後には15万円でどうか?・・・・。展示する一角で若い女性がすわり詰めで織り込んでいる。1日8~9時間作業してわずか6センチほどの幅のものが3ヶ月かかっているという。都会の女性はすわり詰めのこの仕事は、お尻が大きくなるといって敬遠するので、田舎の女性しか務まらないという。

ところで、ガイドの段氏はお父上の代から骨董屋を営んでおり、彼が今経営しているという。彼は、西安天馬国際旅行社の社員でもあるが、副業としているということか。夜、ホテルで段氏から会社の陳林国際部長に会ってほしいと疲れて寝ていた22時過ぎにたたき起こされて、ホテルのバーに行った。陳林氏も段氏と日本語学校が同期で2年学び、その後1年間日本に留学したが、周辺に台湾人が大勢いて日本語の勉強にはならなかったという。彼も日本語が流暢で、日本語を書くこともできる。中国人恐るべしだ。

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コメント 7

ryon

台北の故宮博物館はいったことあります。
天安門から、北京、紫禁城、故宮博物館、そして兵馬俑
大歴史のあこがれですね。いってみた~い

by ryon (2009-01-24 12:58) 

hide-m

xml_xslさん yonさん toraneko-toraさん ritzyさん ご訪問とnice!をありがとうございます。

yonさん 西安は再度いってみたいところです。西安も建設ラッシュで古い建物の雰囲気が、無くなるのが心配です。



by hide-m (2009-01-25 20:00) 

kohtyan

寒そうですね。
近いうちに北京へ行こうと思っているのですが、暖かくなってから
行こうと思います。
by kohtyan (2009-01-27 18:34) 

hide-m

kohtyanさん いつもご訪問をありがとうございます。寒かったですね!しかも風が強かったので・・・。新緑の時期の華清池を再訪してみたいです。

by hide-m (2009-01-28 07:51) 

隠居

寒い時期ですが、中国旅行おめでとうございます。
兵馬俑博物館は写真で見ても圧巻ですね! 顔などはみな表情が違いしかも焼き物で作ったところはすごい!
 また、食事デモしながら話を聞かせてください!

by 隠居 (2009-01-28 16:34) 

hide-m

隠居さん ご訪問をありがとうございます。兵馬俑をよく見ると視線がそろっていないことに気がつきます。ちかくお会いしましょう。
by hide-m (2009-01-29 22:57) 

hide-m

sakさん いつもご訪問をありがとうございます。

by hide-m (2009-02-01 19:42) 

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