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文学を訪ねる温泉紀行14. 群馬県草津温泉 [文学を訪ねる温泉紀行]

文学を訪ねる温泉紀行14. 群馬県草津温泉
草津温泉1.jpg
金森 達 画

群馬県白根山の中腹、標高1200mの高原にある関東の名湯。強酸性泉で知られ、皮膚病や性病に特効があることから湯治場として発展してきた。温泉の歴史は古く、大和朝廷の頃、日本武尊によって発見された、奈良時代に僧行基によって開湯された、源頼朝が狩に来たとき発見したなどの諸説がある。
温泉中央に、煮えたぎる64度の源泉が沸騰する草津のシンボル「湯畑」があり、ここから各ホテル・旅館へ木の樋で配湯している。明治時代にドイツのベルツ博士によって世界に紹介され、有名になった。文政年間(1818~1830年)に十返舎一九が訪れ、「続々膝栗毛第十編・上州草津温泉道中・上下」を記した。小林一茶や草津節の作詞家でも有名な小説家平井晩村、水野仙子、大町桂月らが訪れている。草津温泉を舞台にして描いた小説には、荻原朔太郎の「猫町」がある。詩人として活躍したが、短編小説「猫町」は、草津温泉と思われるK温泉近辺を散策するなかで垣間見た、町の街路が猫で充満する幻想的な町の話である。「その頃私は、北越地方のKという温泉に滞留していた。九月も末に近く、彼岸を過ぎた山の中で、もうすっかり秋の季節になっていた。都会から来た避暑客は、既に皆帰ってしまって、後には少しばかりの湯治客が、静かに病を養っているのであった。」

追記:関東の名湯として、私も草津温泉は何度もよく行く温泉地の筆頭である。泉質がよく、温泉情緒があり、歓楽的な豪華ホテルから湯治客専用旅館まで、さまざまな個性のある宿泊施設がそろう、いろいろなお客を送客できる絶好の温泉地である。湯畑を中心に、18の共同浴場があり、湯もみが有名な草津だが、「熱の湯」では湯もみと湯もみ踊りのショーを見ることができる。


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hide-m

toraneko-tc さん yuki999さん ご訪問とnice! をありがとうございます。

by hide-m (2008-10-14 18:40) 

hide-m

sakさん ご訪問とnice! をありがとうございます。
by hide-m (2008-10-19 07:34) 

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